働くおにいさんブログ一覧

知彦

2019/09/02

朝、パン生地を丸めながら、「あっ、今日で2月が終わるね」と言ったら、遥君が「ええっ?」と慌て始めた。
もしかして、2月が早く終わることを忘れていたんだろうか。
「3月のコッペパン、まだ決めてなかった!」と言い出したので、僕まで慌てた。
そりゃうっかりだ!
今夜、二人で作戦会議をして、3月のコッペパンは週明けから始めることにした。
さて、3月らしいコッペパンのフィリングは、何かな。僕としては、今年は値段が手頃な菜の花をあしらいたいんだけど、やっぱりパンと菜の花といえば、間を繋ぐのはベーコンかな……。
昼休み、同僚に「3月の食材といえば?」って訊いたら、みんな「うーん」だった。
何だか、これ!ってものが浮かばないよね。うーん。夜までに、何かアイデアを考えておかなきゃ。

2019/09/02

自撮り……は、おそらく、やったことがないな。
そもそも自分を撮影する必要性を感じない。ただ、九条はことあるごとに俺にスマホを向けるので、そこには俺の写真がおさめられている気がする。
そう思って、「見せてくれ」と言ってみたら、本当に山のように俺の写真があった。
というか、花と俺の写真しかなかった。
大いに照れたが、俺は、九条をこんな顔で見ているのか……と、軽い衝撃を受けた。
俺が思っている俺とは、微妙に違う俺がいる。
九条に対しては、こんな柔らかな表情をしているんだな、と、しみじみ実感した。
そういう顔を、職場でもできていればいいんだが……おそらく、九条が知っている俺の顔は、この先も九条しか知らないのだろう。そんな気がする。

2019/09/02

俺と深谷さん、よく一緒に自撮りするよ~!
自撮り棒とかはめんどくさいから使わないけど、深谷さんが腕をめいっぱい伸ばすと、自撮り棒くらいになっちゃうから。
別に誰かに見せるとか、インスタに上げるとか、そんなことはしないけど、飯食いに行ったときとか、キャンプに行ったときとか、撮っとくと「ああここも一緒に行ったね」ってあとで二人で見返せて、けっこう楽しい。
一年前とか二年前とかの自撮りを見ると、お互い、髪型とか顔つきとか、ちょっとだけ変わってるなあって思ったりする。
深谷さんは、年々かっこよくなってるんだよな……。ちょっと悔しい!
俺はまあ、髪の毛が少しずつ短めになってるかも。

九条

2019/09/02

お店の中から外を見ていたら、ちらほらと雪が。
今年は雪の少ない冬だったので、何だか嬉しくなって、外に出てしばらく降る雪を見ていました。
雪国ではそんな呑気なことは言っていられないのでしょうが、僕には、雪にちょっとした憧れに似た気持ちがあります。
両親の隠居先はそこそこ雪が降るらしく、たまにスマホに雪景色の写真が送られてきます。
こちらも花の写真などと送り返していたら、母に「たまには自撮りを送れ」とせがまれてしまいました。
普段やらないことをすると、誰も見ていないのに、妙に照れますね。
思いきり腕を伸ばして何枚か撮ってみましたが、僕って、こんな顔でしたっけ。
何だか自分の顔に違和感を抱きつつ、まだマシそうなものを送りました。
母からは「女の子みたいな髪型!」という感想が来ました。顔はノーコメントなのか……。

知彦

2019/09/02

何となく久しぶりに作りたくなって、出掛けたついでにプラモデルを買ってみた。
今のプラモデルは、パチパチ嵌めるだけでよくて、接着剤がまず必要ないっていうのにビックリ。
便利になったもんだなー!
しかも、パーツの色合いも絶妙で、塗装しなくてもシールだけで十分雰囲気が出そうだ。
というわけで、買ったのは、プラモデル本体と、ちょっといいニッパーだけ。
食後に作り始めたら、遥君も「俺もー!」とすっ飛んできた。
結局、パーツをパチパチ切るのはほとんど遥君がやってしまった。わかる。いいニッパーで切ると、まるで吸い込まれるみたいに切れちゃうから、気持ちがいいんだよね。
遥君が切って渡してくれるパーツを、僕がパチパチ組み上げる。
こたつで内職をしてるみたいだったけど、とりとめのない話をしながらプラモデルを作るのは予想外に楽しくて、しばらくはまってしまいそうだ。
でも、完成品は消えてなくならないんだから、あんまり調子に乗っちゃだめだな。
今度は二人で、ちょっと大作を買いにいって、しばらく一緒に楽しめるようにしようと決めた。

2019/09/02

寒い日は、出がけに九条が襟元にマフラーを巻いてくれる。
すぐそこだから大丈夫だと言うのに、いつも「わずかな油断が風邪を呼ぶんです」ときっぱり返されるのが、どうにもくすぐったい。
誰かに案じてもらえるというのは、幸せなことだなと思う。
我々の仕事も、患者さんに寄り添うとういうのは、結局そういうことなんだろうな。
共に、機能回復を願って一緒に歩む、という心意気を言葉や態度で表すことを決してさぼらないように、と朝のカンファレンスで皆に言った。
やはり、積極的に表現しないと、伝わらないものがある。
俺も、九条に察してもらうことがまだまだ多い。感謝も愛情も、苦手ではあるが、言葉にしなくてはな……。

2019/09/02

今日は仕事が終わってから、高校時代の友達に誘われて飲み会。
仲が良かったとはいえ、それぞれ違う道に進んでからはそう頻繁に会わないから、たまに会うとお互いの近況報告だけで二、三時間吹っ飛んじゃう。
四人で集まって、バルから居酒屋、バーって、三軒もはしごしちゃった。
帰りは遅くなるって言ってあったけど、平日なのにさすがに遅くなりすぎたなあ……って思いつつ、終電で帰りますってLINEしたら、「気をつけて」って返してくれただけじゃなく、駅まで迎えに来てくれてた!
「おお、久々に酔っ払いの顔だね」って寒そうな深谷さんに笑われて、何だか胸がギューッとなっちゃったよ。
もー、そういうとこ、大好きだー! 今度は二人で酔っ払いになろうね!

九条

2019/09/02

今朝は、ちょっと遠くの農家さんに直接お花をいただきに行くので、午前四時に起きました。
先生が目を覚ましたので、「行ってきます」と挨拶をしてベッドを抜け出すつもりが、そのまま一緒に起き出し、「寝てください」と言うのに「いいから」と玄関まで見送ってくださいました。
終始眠そうなお顔だったので、お仕事に支障が出ないかと心配ですが、でもとても嬉しかったです。
「道路が空いているからといって、油断しないように、気をつけて行け」という先生らしいアドバイスも、気持ちが引き締まりました。
帰宅したときには先生はもう出勤なさっていたので、「無事に帰りました」とメッセージを送ったら、「安心した」と一言。
気にしてくださっていたんだなあ……と、またほっこりしました。ありがとうございます。

知彦

2019/09/02

いつもより早く目が覚めたから、パン屋の仕事前に軽く一走り。
まだ暗いのに、もう犬の散歩に出ている人がいて、出会い頭にお互いビックリしてしまった。
ちっちゃい犬にギャンって言われちゃったから、怯えさせたかなあ。悪いことした。
帰ってざっとシャワーを浴びて、さて、遥君のお手伝い。
「走ると疲れない?」
って遥君には不思議がられるけど、ほどよく走ると、エンジンがかかるっていうか、身体が軽くなるんだよね。
今日はなかなかいい感じで、コッペパン生地の成形ができた気がする。
遥君にも褒められた。よーし、幸先いいぞ。
理学療法士の仕事も頑張ろう! 寒いけど、やっぱり運動は大事だな。

2019/09/02

月曜の朝は、いつも気が重い。
だが、不調を抱えて週末を過ごした人たちが、待ちかねた顔でリハビリルームの前に待機しているのを見ると、たちまち気合いが入る。
人の気持ちというのは、不思議なものだな。
皆もそうらしく、カンファレンスのときの物憂げな表情が、リハビリルームに着くと拭ったように消え去る。
それを見るたび、いいスタッフを持った、と実感する。
帰宅してそんな話をしたら、九条が「チームプレーのよさはそういうところでしょうね」と笑っていた。そういえば、九条は花屋の仕事の何もかもをひとりでやっているから、気持ちのコントロールも俺などよりずっと難しいだろう。
いつもにこやかに仕事ができるというのは、もはや九条の才能のひとつだな。

2019/09/02

朝、布団に潜り込んだまま、「雪が触りたいな~」って言ったら、隣で深谷さんが、「よーし、ニセコに行っちゃおうか!」なんて言い出したから、しばらく二人で空想旅行で盛り上がった。
さすがに一泊二日ニセコは勿体ないし、思い立っていきなりは行けないけど、想像だけでもけっこう楽しかったなあ。
でっかい犬みたいに、ふわふわの雪の中で転がったりしたい!
深谷さんは、ウィンタースポーツをあんまりやったことがないから、スノボとかをやってみたいんだって。
俺も試したいけど、バランス感覚そんなによくないからなあ。
どっちかっていうと、ソリとかやりたい感じ。
はー。今度、雪のあるとこ行こうよ。ニセコとまでは言わないから。
どこが近いかな~。

九条

2019/09/02

昨日、先生が患者さんから頂いてきたチョコレートの中に、ホットチョコレート用のものがあったので、今朝、僕もお相伴しました。
柄のついたチョコレートを、熱いミルクの中で掻き回して溶かす……というプロセスも楽しく、慌ただしい朝ですが、ほんの少し、ゆったりしたひとときを過ごせました。
先生が、「もとから綺麗な髪だから、トリートメントの効果がハッキリわからないな」と少し残念そうに僕の髪に触れてから出勤なさったので、朝から浮かれた気持ちで開店準備を進めています。
先生は、本当に突然、ちょっとしたことで僕を幸せにしてくださいますね。
今日は一日、努力しなくてもニコニコしたまま接客ができそうです。

知彦

2019/09/02

うちの病院、患者さんからの頂き物は辞退するルールなんだけど、バレンタインの日は、多少はお目こぼし……という不文律がある。
勿論、高価なものは受け取れないけれど、ご好意としてのチョコレートは、受け取ったほうが円滑な人間関係が構築できそうならば、来月お返しはできないことをおことわりした上で頂戴してもよい、というのが今朝の大野木先生のお言葉だった。
確かに、毎年迷うところだから、科長にハッキリそう言ってもらえるのはありがたい。
僕も、小さなチョコレートをいくつか頂戴した。
小さい子から貰うチョコレートは照れ臭くて、年上の方から貰うチョコレートは、何だか母親や祖母に貰うみたいで恥ずかしい。
でも、受け取ったときに嬉しそうな顔をしてもらえるのが、ありがたいなあ……と思った。
遥君も、お客さんたちに貰ったみたいだけど、見せてくれない。
なんでナイショなんだろう。僕のはチェックしたくせに。よっぽどたくさん貰ったのかな。

2019/09/02

月曜日、出掛けたついでに九条に渡すチョコレートを買ったものの、どうもしっくりこない。
いや、いいかげんなものを買ったわけではない。
特設会場を三周し、試食もし、そのときはこれがいいと思ったものを買ったわけだが……どうも、日が経つにつれ、しっくりこなくなった。
探せば、もっと九条にぴったりのチョコレートがあるのではないだろうか。
いや、そもそも九条にぴったりのチョコレートというのはどんなものなのか。
考えるほどにモヤモヤするので、今日の帰り、「少し遅くなる」と連絡しておいて、再びデパートのチョコレート売り場へ足を向けた。
すると……果たして、ぼんやりしていたイメージを具現化したようなチョコレートが、ちゃんとあった。
薄べったい、色とりどりの花の形をしたチョコレートを詰め込んだ箱だ。
これがいい。やっと、本当にしっくりくるものが買えた。
晴れやかな気持ちで帰宅したら、当の九条に「いいことでもあったんですか?」と問われた。
俺は、何でもすぐ顔に出るほうらしい。頷いて、そっと紙袋を後ろ手に隠した。

2019/09/02

ヘアドネーションか~! いいね!
俺は食べ物を扱う商売だから伸ばせないし、深谷さんも医療機関の人だから、やっぱ短めが無難だろうってんで、二人で残念がった。
なんかこう、自分たちにできること、小さくても見つけていかなきゃダメだなあって。
でもとりあえず、俺は一生懸命パンを焼く! まだ本業が一人前じゃないもんな。
今日、保育園にミニコッペパンを納品に行ったら、先生に、「これで食パンって焼けますか?」って、くまちゃんの顔の焼き型を渡されて、ううーんって唸っちゃった。
確かに園児が喜びそうな形だけど、柔らかすぎる生地だと耳とかの形が保てないかも。
ちょっと研究させてくださいって、型を預かってきた。
トーストせずに、スライスしてマーガリンとジャムを塗った状態で凄く美味しい食パン、が先方の注文。
でっかい宿題を貰っちゃった。頑張るぞ~。

九条

2019/09/02

駅前の書店に買い物に出掛けておられた大野木先生が、帰るなり「これを」とさりげなく、小さな紙袋を手渡してくださいました。
何かと思ったら、中に入っていたのは、知らないブランドのヘアトリートメントでした。
ネットで評判のよいものを探して買ってきてくださったのだとか。
「どうせなら、できるだけ状態のいい髪を提供できたほうがいいだろう」と仰ったあと、「そのくらいしか、俺には協力できないから」と続けて照れ臭そうな先生を、つい、紙袋を持ったままハグしてしまいました。
先生のそういうところが、僕は大好きです。
ヘアドネーションするまで、この髪、大事に伸ばしますね。

2019/09/02

ここしばらく、九条が髪を切っていないようだ。
もとから少し結べる程度の長さだが、それがいつのまにか、少し編めるくらいに伸びている。
もしや長髪にするのかと訊ねてみたら、そうだという。
それはそれで似合うだろうが、何故また……と訊ねたら、少しはにかみながら、「ヘアドネーションをしようと思いまして」と打ち明けてくれた。
何らかの理由で髪を失った子供たちに、ウイッグをプレゼントするプロジェクトに参加したいのだそうだ。
なるほど、何となく女性がすることのように思っていたが、男性がしてもなんの問題もない。むしろ、九条のように美しい髪なら、貰ったほうも嬉しいだろう。
職業柄、俺は長髪にすることはできないが、九条の決心を誇りに思う。
今度、職場の女性陣に、いいヘアケア用品を聞いてみよう。

2019/09/02

昨夜は、兄ちゃんと九条さんに、ふぐをゴチになっちゃった。
今朝、パンを焼きながら、深谷さんに「ふぐのコラーゲンで、お肌ツヤツヤになったかな」って冗談で言ってみたら、真顔で「遥君のほっぺたはいつもツヤツヤだろ」って返されて、妙に照れた。
深谷さん、そういうこと言うときは全然照れないから面白いなあ。
昨日は急なお誘いで手土産も持っていけなかったから、店を閉めてから、急遽焼いた食パンを届けにいった。
そしたら九条さんが、「今作ったばかりですから」って、がんもどきを持たせてくれた。
がんもどきって、自分ちで作れるもんなんだ……! すげえ!
深谷さんが帰ってきて、「へえー!」って感心しながら、薄味でさっと煮てくれた。
すげえ旨かった。百合根と銀杏が入ってて、なんかゴージャスだったなあ。
兄ちゃん、毎日いいもん食べさせてもらってるね!

九条

2019/09/02

今日は、生け花の先生がインフルエンザに罹患なさったそうで、お稽古はお休みに。
ですが、先生が「せっかくだから夜は予定どおり外で食べよう」と言ってくださったので、先生がいったん仕事からお帰りになったあと、近くの店に。
寒いので、お手頃な値段で食べられるふぐ鍋を食べようということになったので、お誘いして、店で遥君と深谷さんに合流していただきました。
やはり、鍋は四人くらいいたほうが満喫できますね。
食後、二人と別れて家路を辿りつつ、先生が「これが金曜の夜なら申し分なかったんだが」と呟かれました。同感です……。
あと一日、どうにかこうにか頑張りましょう。

知彦

2019/09/02

患者さんと揉めるまで行ってしまったことはまだ一度しかないけれど、励ますのがいいのか、黙って寄り添うのがいいのか、軽くプレッシャーをかけたほうがいいのか、少しだけ叱ったほうがいいのか……患者さんそれぞれにいちばん効果的な接し方を見出すのに、僕はまだまだ時間がかかる。
谷田部さんなんかは、「二言三言喋りゃわかるだろ」って言うけど、なかなか。
人を見る目は、普段から人をよく観察していないと育たないんだろうな。しかも何年も。
でも、今すぐやれるようになりたい。どうしたらいいだろう。
そんなことを考えながら帰宅したら、遥君が茶の間で、横綱の土俵入りみたいなポーズをしていた。内腿を引きしめるためのストレッチらしいけど、致命的に使う筋肉を間違えている。
「そうじゃないよ、こう」
って、二人して横綱ポーズをしているうちに、肩から力が抜けてきた。
焦っても仕方ない。毎日一ミリずつでも進歩できるように心がけよう。うん。

2019/09/02

午前中、術後で少しメンタルが不安定な患者さんと担当理学療法士が、リハビリ中に揉めてしまう騒ぎがあって、少しバタバタした。
無論、患者さんには細心の注意を払って接しているはずだが、理学療法士には若手が多いので、どうしても熱意が空回りして、一時的に無気力になっている患者さんと摩擦が生じてしまうことがある。
そういうとき、最終的には俺の出番なので、腹に気合いを入れて待機していたのだが、結局、主任の谷田部が双方を上手く宥め、窘めててくれた。
こういうときは、実際、俺より谷田部のほうがずっと頼りになるし、話にも経験がもたらす重みがある。だからこそ、素直に聞き入れ、反省できるのだろう。
「先生が出てしまうと、患者さんに威圧感を与えますからね。出ずに済むのが正解ですよ」と谷田部は笑っていたが、何となく申し訳ない気がする。
任せっきりではなく、こういう機会に、話術を彼からしっかり学ばねばな……。

2019/09/02

今朝は、コッペパンと一緒に、予約の入った食パンの仕込みもやった。
生地は昨夜から冷蔵庫でゆっくり発酵させたもの。
加水率が高めのもちもちした食パンを目指してるけど、まだ、毎回少しずつ試行錯誤。その分値段を安くして、お客さんに開発に付き合って貰ってる感じ。
今朝のはこないだまでと違う粉を使ったから、また全然違う焼き上がり。
深谷さんが、「ほんとだ。香りから全然違うね。小麦粉って、ずいぶん乱暴な括り方なんだな」って感心してた。
そうなんだよなあ。人間!ってくらい大雑把な括りだもん。
割高だけど、そのうち国産小麦粉も使ってみたい。パンの種類をひとつ増やしただけで、夢がどんどん広がるな~。

九条

2019/09/02

明日の昼は、恒例の節分の巻き寿司を四人で作ろうということになったので、今日は大野木先生と買い出しに。
まずは腹ごしらえをと、珍しくラーメン屋に入ってみました。
ごくごく普通のいわゆる中華そばを二人前頼んで、餃子一人前とミニチャーハンをシェアしました。女性客が多いせいか、ポーションが控えめだったので、ちょうどいいくらいにお腹が膨れて、いざスーパーマーケットに。
一緒に行くと、先生がいつもカートを押してくださるのですが、そのお姿に、「ああ、この人と所帯を持っているんだ」と謎の感動がいつも押し寄せてきます。
幸せを噛みしめていたら、うっかり焼き穴子を買いそびれました。
明日、遥君たちに買ってきて貰うことに。面目ない……。

知彦

2019/09/02

今日から2月だ。今月は日数が短いから、油断していたらすぐ3月になってしまうな。
遥君が早々と近所の和菓子屋さんで炒り豆を買ってきたせいで、夜、夕飯を食べたのに、こたつでテレビを見ながら、二人でポリポリ食べてしまう。
普段、食べたいなあ!って切望するようなものじゃないのに、手元にあるとやめられない止まらない……って奴だ。
硬いから顎が疲れるけれど、まあ、甘い物を食べてしまうよりはヘルシーなおやつだよね。
豆を手のひらにとって、ネズミのように齧りながら、春になったらどこへ行こうか、なんて話をしていると、じんわりと幸せを感じる。
勿論、現状に甘えっぱなしじゃいけないけれど、「一緒にいること」を目標にしなくていい関係って、いいもんだなあ。そう思って、ひとりでちょっと照れた。

■このブログは

大野木甫
医師の大野木甫
九条夕焼
フラワーショップ店主の九条夕焼
大野木遥
甫の弟でコッペパン専門店店主の大野木遥
深谷知彦
甫の部下で理学療法士の深谷知彦

仕事人である彼らが、昼休みに綴ります。
だから平日12:00頃更新。土日祝日はお休みです(ときどき休日出勤あり…)。

それぞれの恋模様は『お医者さんにガーベラ』『お花屋さんに救急箱』をご覧ください。

Novel 椹野道流
Illustration 黒沢要

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