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働くおにいさんブログ一覧

九条

2016/10/31

防水の手袋さえすれば、多少手元はもたつくものの、仕事に支障はありません。
でも、先生がとても心配してくださるので、ちょっとくすぐったい気持ちです。
こういうのを喜んではいけないと思いつつも、週末じゅうずっとお姫様のように大事にしていただいたので、少し調子に乗ってしまいそうです。
もうほとんど痛みもないし、大丈夫ですよと先生をお仕事に送り出したのに、お昼過ぎに「本当に大丈夫か?」とメールが届きました。
大丈夫ですとお返ししたのに、「決して夕飯を作ろうなどと思わないように」というメッセージが折り返し……。
どうやら抜糸まで、先生が夕食を作ってくださるおつもりのようです。
嬉しくてありがたいのですが……先生が大事な手を傷つけたりしないかと気が気ではありません。
いえ、でも……今夜は何を作ってくださるんだろうと楽しみにしている僕がいます。
罪深いことですねえ、愛に目が眩むというのは。

2016/10/29

九条さんが怪我したって聞いて、色々パンを焼いてお見舞いに持っていった。
指先にちょこんと絆創膏を巻いてるだけで、思ったより軽い怪我でよかった~。
だけど聞き手だから、お箸とか鋏とかが使いにくくてしばらく大変そう。
指の怪我はいっぱい血が出るから、九条さんがタオルで指を押さえながら病院に行ったとき、迎えに出て来た兄ちゃんのほうが、真っ赤になったタオルを見て真っ青になったって。
医者ー! しっかり!
だけど、気持ちはわかる気がするなあ。自分の怪我より、他人の怪我って凄くショッキングだよねえ。
深谷さんが、兄ちゃんの夕飯のグラタンの下ごしらえを手伝って、何とか形になりそうだなって見届けたところで、家に帰った。
何だか俺も猛烈にグラタンが食べたくなって、深谷さんにリクエスト。あり合わせの鮭缶と白菜でグラタンにしてくれた。初めての取り合わせだけど、旨かった! 天才か!
兄ちゃんたちも、旨い晩飯が食べられたかな……?

2016/10/28

九条が、仕事の最中、鋏で指を傷つけてしまったというので、形成外科の同期に頼んで診て貰った。一応、細かく二針ほど縫っておくと、実にアーティスティックに処置してくれたらしい。
痕も残らない程度だし、手袋をすれば仕事に戻って構わないとのことで安堵したが、夕飯は絶対に作らないよう言って、食材を買って帰った。
無論、九条の手料理には遠く及ばないが、医局員が教えてくれた、ごく簡単なそぼろご飯を作って出したら、九条はとても喜んで食べてくれた。
味はともかく、箸を使いにくいので、スプーンで食べられるのがよかったらしい。
そういうことなら、明日はフォークだ。グラタンに挑戦しようと思う。

知彦

2016/10/27

今朝、仕事に行こうと思ったら、店のすぐ近くの路上で悲鳴が。
何ごとかと飛び出してみると、自転車がひっくり返っていて、女子中学生が呆然と座り込んでいた。
駆け寄って事情を聞いたら、野良猫にビックリしてブレーキをかけたら、自転車が前につんのめって、本人は放り出されてしまったんだって。
危なかったなあ。
ヘルメットを被っていたから、打ち身と擦り傷で済んでよかった。
とりあえず、打ち身を氷とビニール袋とタオルで急場しのぎのアイスバッグを作って冷やしながら、おうちに連絡して迎えを待つことに。
そんな騒ぎがあったせいで朝のカンファレンスに少し遅刻してしまったけれど、事情をお話ししたら、「すべきことをやっての遅刻はやむを得ない」ときっぱり言ってくださって、ホッとした~。
自分が事故にあったわけじゃないけど、何だかドッと疲れたよ……。

九条

2016/10/26

秋らしくなってきたので、今夜は鍋に。
しめは雑炊が美味しいのはわかっていますが、いつもお腹が苦しくなるので、今夜は素麺の残りを茹でておいて、それを残り汁にさっと潜らせて食べるようにしました。
カロリー的には大差ないのでしょうが、あまりお腹にたまらない感じで、平日の遅くなりがちな夕食にはピッタリですね。
今夜は生姜たっぷりのつみれを入れたので、寝る前でも身体がポカポカしています。
そう言ったら、先生に「どれ」と頬に触れられて、大変ドキリとしました。
滅多に先生から触れてはくださらないので、実に新鮮です。とてもよいものです。
ですが、ときめきすぎてなかなか眠れそうにありません……。

2016/10/25

深谷さんと布団を並べて寝てると、たまーに寝付きが悪くて、隣の布団に潜り込んでみたくなることがある。
だけど、深谷さんはいつも三秒で寝るから、起こすと悪いなーと思って、すぐ近くにそろそろ近寄って、深谷さんの寝顔を見てる。
あんまり気持ちよさそうだから、俺もだんだん眠くなってくるんだけど、その頃に、絶対寝てるのに、深谷さんがすっげー正確に俺の頭を探り当てて、ぐいっと引き寄せてくれるんだよね。
昨夜もそう。
あれ、起きてたの?って朝になって訊いたら、「何が?」って言われた。
やっぱ寝てたのか。寝てても、俺が布団に入れてほしいと思ってるの、伝わっちゃうんだな。すげーな。愛だ!

2016/10/24

暑くなったり寒くなったり、気温の変化に身体がついていかない感じがする。
道一本渡るだけで出勤できる俺ですらそうなのだから、医局員たちにも体調管理をいつも以上に注意して行うようにとカンファレンスで言った。
たくさんの人が入れ替わり立ち替わりやってきて、同じ空間を共有するというのが、リハビリルームの特徴だ。その分、空気感染や飛沫感染にはよその部署より注意を払わねば。
そんな訓示をしていると、皆、そんなことはわかっていると言いたげな顔つきをするので、管理職というのは報われないものだと思う。
いくらつまらなくても言わねばならんし、わかっていることはわかっていても、念を押さねばならんのだ。それが俺の仕事だ。
こういう虚しい思いをした日は、つい九条に愚痴りそうになる。いかんな。

九条

2016/10/22

仕事で毎日花を見ているのに、休みの日も見たいものか?と、大野木先生に不思議そうにされながらも、近場で開催されている菊花展に。
僕の場合は、生まれたときから花が身近にありましたし、花屋を継いでから本当の意味で花に興味が持てるようになったので、遅く始まった趣味、みたいな一面もあります。
あと、菊は病院の霊安室にお納めする花、というイメージが僕の中で強すぎるので、もっと明るいイメージを持ちたかった、というのもあります。
でも、実際に会場に入ってみると、菊の上品な香りに圧倒されますし、手塩にかけた菊の花の見事さに、二人とも圧倒されました。
人の熱意に、菊が応えたと言えばいいのでしょうか。大野木先生がぽつりと漏らした、「すべてがこうも上手く噛み合うわけではないんだろうな」というお言葉に、ここに来ることができなかった菊にも思いを馳せる先生の優しさに、胸がじんわりしました。

知彦

2016/10/21

子供の頃には、「花金」なんて言葉を聞いたことがあるなあ……とふと思い出す。
そんな言葉を使ったことはないけど、やっぱり土日が休みの週の金曜の夜は、ちょっと伸びやかな気持ちになれる。
こう、後先考えず羽を伸ばしてもいいんだ!という安心感と開放感って言えばいいんだろうか。
普段はうんと早起きしなきゃいけない遥君だから、夜更かしに誘えるのも今日だけ。
そんなわけで、今夜は映画のレイトショーに出掛けて、帰りに深夜だけ開く、ちょっと不思議なラーメン屋に行こうと思う。
普段、飲食店の行列は二人とも避けるほうなんだけど、深夜にラーメン一杯のために並ぶってのは、何だかそれはそれでちょっと楽しめそうだ。
そんなことを考えながら、ちょっと浮かれていたんだろうか。患者さんに、「今日は何だか楽しそう」って言われてドキッとした。

2016/10/20

いつの間にか、日暮れが早くなっていて、いつものように仕事終わりに九条と待ち合わせる頃にはもう真っ暗だ。
同じ時刻でも、夏は夕方の待ち合わせ、今は夜の待ち合わせという趣なのが面白い。
やってきた九条にそう言ったら、「暗くなってからほうが、大人のデート感は出ますね」と、何やら悪い顔で笑っていた。
実際に大人なのだから、暗さに左右されることはあるまいと思いつつも、確かに、夜の暗さに紛れ、街中だというのに戯れにほんの短い間、手を繋いでみる……などという他愛ない遊びを仕掛けられると、妙にドギマギするものだ。
何も、悪いことをしているわけではないのにな。

2016/10/19

秋から始める、照焼チキンとポテサラのコッペパン、他より全然割高なのに人気なんだよな~。
お年寄りには、蒸しパンも人気。中高生には、揚げパンが人気。
最初はコッペパン一本だったし、それがぶきっちょな俺には精いっぱいだったけど、少しずつ選択肢を増やしていけるのは、そう悪いことじゃないなって思い始めた。
未熟なのにあれこれ手を出すのは……って、最初は思ってたんだけどさ。
あくまでも主軸はコッペパン!って心の中で決めてたら、あとはそっから一歩ずつ横に出てみるのは、むしろ自分の幅を広げることになるのかなって。
お客さんだって、毎日コッペパンが食べたいってわけじゃないもんね。
揚げパンは、そのうちドーナツと日替わりにしたいってのが、今の俺の野望。
ドーナツの味が、まだ安定しないんだよな~。ずっと試作を続けてるのに、俺の理想のドーナツにならないの。謎。
外さくっ、中ふわっの、冷めてもそれが変わらないドーナツ! 諦めない!

九条

2016/10/18

昨日は、大野木先生が蒸しパンのお裾分けのさらに半分を持ち帰ってくださって、僕も夜にいただきました。
とても懐かしい味で、美味しかったですね。上に散らしたお芋のダイスと黒ごまが、とても秋らしい風味でした。
何だかサツマイモの味が恋しくなって、今夜はサツマイモご飯です。
半分は大きめに切って炊き込み、半分は少し甘く炊いて仕上げに追加することに。
芋が煮崩れてしまうのは勿体ないと思うのですが、かといって、炊きあがりに混ぜるだけというのも、何だか炊き込みを偽っているようで嫌なんです。
僕にはそういうおかしなこだわりがあって、我ながらおかしいんですけど、先生はいつも、「お前のその意外な生真面目さは愛すべきところだ」と言ってくださるので、よしとします。
そう仰る先生こそが、生真面目を寄せて固めたようなお方ですけど。

知彦

2016/10/17

パンのフィリング用に、サツマイモをたくさん仕入れた。
サツマイモは、寒すぎても暖かすぎてもすぐ傷んでしまうから、置き場所には気を使う。
今は、勝手口のあたりがちょうどいい、はず。
今朝は僕がコロコロに切った芋を、遥君がの生地に散らして美味しそうな蒸しパンを作っていた。
秋と冬は、コッペパンのちょっとパサッとした食感と同じくらい、蒸しパンのもちもちふっかりした食感も恋しくなるのかな。
「試食だよ!」って弁当に端っこを一切れ添えてくれていたから、昼休みに大野木先生と山分けしようと楽しみだ。
いつも仕事は一生懸命やっているけど、そういう目先の楽しみがあると、余計に熱が入っちゃうね。
大野木先生の評価は的確で厳しいけれど、食べているときの顔は凄く嬉しそうで、僕はそれを見るのが大好きだ。

2016/10/15

月曜日が休みだったから、一週間がその分早かったな-!
っていうか、年末が近くなると、何だか一日が短くなる気がしない?
俺的には、6月頃がいちばん一日が長い感じ。36時間くらいある感じがする。
湿気とか気温のせいかな~。今、凄くカラッとして涼しくて、気持ちいいよね。
さっき茶の間に行ったら、深谷さんが蚊帳を片付けてた。
もう、夏も終わっちゃったんだな~。10月だもんね。
「もうこたつも出す?」って訊いたら、「さすがにそれは早いよ」って笑われちゃった。
「遥君がすぐに、布団に行かずにこたつで寝ちゃうから、ギリギリまで出すのは渋るよ!」って宣言されてしまった。
深谷さんが厳しい……!
だって俺、眠くてふにゃふにゃになってるところを、深谷さんがこたつから引っ張り出して、布団につれていってくれるのが凄く好きなんだもん。しょーがないよ。

2016/10/14

恒例の職場の食事会で、イタリアンに。
イタリアンだけに、色々な料理がテーブルごとに大皿盛りなのだが、最初にお酌強制、盛り分け強制禁止を言い渡したら、人よりたくさん食べたい食いしん坊がおおむね盛り分け役を引き受けていたようだ。
なるほど、それなら盛り分けの手間賃が少し多めの取り分ということで、実に公平だ。
ピザがとても旨かったので、持ち帰ろうかと思ったが、やはりこういうものは、店で焼きたてを食べるのがいちばんだろう。
九条をここに連れてこようと決意して、結局、帰りに出くわしたパウンドケーキを買って帰った。
帰宅して土産を差し出したら、九条が、「お出掛け先でも、僕のことを覚えていてくださってありがとうございます」と言うので、つい「いつ、どんな場所で何をしていても、忘れるはずがない」と大真面目に返してしまった。
しかし、本当のことだ。

知彦

2016/10/13

患者さんがリハビリに来るのは、たいてい週に一度とか二度くらいなので、やっぱり、家でどのくらい頑張ってくれるかがキモになる。
動きを見れば、自宅での頑張りはすぐわかるので、やっぱりあまりにも努力がたりない人は励ましたり叱ったりしないといけないんだけど、そのさじ加減が難しい。
励ましてもちっとも響かない人がいれば、ちょっと怒ったらふて腐れる人もいて。
どういうアプローチが、いちばん本人をやる気にできるかな……と、毎度悩む。
二人三脚って言葉にすれば簡単だけど、本当の意味でリハビリのパートナーになるのは、とても難しいことだなと実感。
はあ、何だか患者さんを叱った日は凄く疲れてしまって、帰るなり遥君をぬいぐるみみたいにぎゅーっとしちゃったりする。
こう、サイズ的にも凄く腕にすっぽりな感じがして、癒されるんだよなあ。

九条

2016/10/12

生け花を習うようになって、菊を使ったアレンジが少しは上達した気がします。
和のセンスを、洋に生かせたらな……と思って頑張っているのですが、まだ試行錯誤の繰り返しで、百点満点にはほど遠く。
でも、それだからこそ、挑戦が楽しいのかもしれませんね。
挑戦といえば、先生の苦手なセロリを、できるだけ抵抗なく食べられるような料理を作る……というチャレンジも、まだ成功していません。
サラダや炒め物はともかく、煮込みまで駄目だとは……。
思いのほか、強敵です。まあ、ひとつくらい食べられないものがあってもいいんですが、食べられないよりは、食べられるほうがいいと思うので。
もう少し頑張ってみようと思います。

2016/10/11

はあ、キャンプ楽しかったなあ……。
やっぱ、平日は別々の場所で働いてるから、一緒にいられる時間がほんと短いんだなって実感した。
寂しいなって言ったら、深谷さんってば、「あんまり一緒にいすぎても、お互いの粗が見えちゃうかもしれないよ」だって。
えー、そうかなあ。いや、俺、別に深谷さんの粗が見えても、嫌にはならないよ!
完璧な人間なんて絶対いないんだし。
それとも、深谷さんが、俺の粗が見えたら嫌なのかな。
何となく不安になってLINEしてみたら、「遥君の粗なんてどうせ可愛いものだから、ますます可愛くなっちゃって困るだろ」って返事が返ってきて、なんじゃそりゃ!ってなった。
もー、昼間っから俺を照れさせてどうすんのさ!

2016/10/10

連休は家でのんびりしたが、最終日くらいどこかへ行くかと重い腰を上げた。
九条のリクエストは、電車を乗り継いで二時間弱で行ける寺だった。
まだ紅葉の時期には早いので、人は疎らだ。
「残念だな」と、まだ青い紅葉の葉を見上げて言ったら、九条は笑って首を横に振った。
なんでも、紅葉の時期は人が多すぎて辟易するので、今のうちに来ておきたかったそうだ。
なるほど。
確かに、紅葉していなくても、丁寧に手入れされ、掃除の行き届いた庭は美しい。
他に誰もいない広縁で、庭を眺めながらお茶をいただくという贅沢なひとときを過ごした。
わざわざ寺に来るなど、高校時代の遠足以来だった気がするが、とても気持ちが穏やかになっていいものだ。
帰りに、二人でおみくじを引いた。二人して吉だった。ほどほどがいちばんだ。

知彦

2016/10/09

連休なので、やっぱりキャンプ。大野木先生に、「飽きもせず」と言われちゃったけど、それでもキャンプ!
山の中ともなると、夜はずいぶん冷え込むので、道の駅で色んな茸を買ってきて、味噌味で野菜たっぷりの煮込みうどんを作って二人で食べた。
いつも二人でいるんだけど、キャンプに来ると、夜は花火くらいしかすることがないから、いつもよりじっくり語り合える。
火の傍で熱いコーヒーを飲みながら、二人でどんな年寄りになりたいかって話をした。
遥君は、おじいさんになってもやっぱりコッペパンを焼いていて、うんと気難しくなりたいんだって。
僕は……遥君と違って定年がある仕事だから、病院を辞めたあとはどうしようかな。
まだ決めてないって言ったら、遥君が、「一緒にパン屋をやろうよ!」って言ってくれた。
それも素敵だな。
どっちにしても、歳を取ってもきっと子供みたいな顔で笑う遥君の横にいたいと思う。

九条

2016/10/07

今日はどうやら忙しい一日だったらしく、お帰りになった先生がずいぶんくたびれたご様子。
少し気分を変えるのもいいかな……と、夕食の後のくつろぎの時間に、立礼ですが抹茶を点てて差し上げました。
生菓子はないので、頂き物のお干菓子を添えて。
リラックスしていただこうと思ったのですが、先生にとっては、むしろお茶というのはピッと背筋が伸びるものだったようです。
「お茶を点てるときのお前の手元は綺麗だな」と、しみじみ褒めてくださいました。
あなたに触れるときの僕の手も、いつかそんな風に褒めていただけるよう、精進します。

2016/10/06

今日は久しぶりに、近所の幼稚園にコッペパンを配達する日。
子供はカスタードクリームが好きだから、しっかりしたカスタードを作って、コッペパンにたっぷり挟んだ。
俺なりのクリームパンだよ!
子供たちが、クリームで口元をベタベタにしながら、嬉しそうに食べてるのを見て、心をフル充電して帰ってきた!
やっぱ、食べ物を作るって、嬉しい仕事だな。
俺の作ったものを食べている人の美味しい顔を見て、俺がどんどん満たされていく感じ。
俺の中の頑張るパワーには、深谷さんゲージと、お客さんゲージがある気がする。
深谷さんゲージは、ぎゅってしてくれるだけでぐーんと上がるから、燃費がいいよ!

2016/10/05

どうもこの前の出張中、ベッドに少し横になるつもりで本格的に寝てしまったとき、身体の下に眼鏡を敷いてしまった。
そのせいで、どうもしっくりこない。
仕事帰りに眼鏡屋へ寄って、フレームを調整してもらったのだが、タダだと言って代金を払わせてくれない。
眼鏡代にそういうのも入ってるんですよ、と眼鏡屋に説き伏せられて帰ってきた。
そういう奥ゆかしい商いが、滅びないでほしいような気がする。
九条は、「何だ、新しいフレームになさると思って楽しみにしていましたのに」と笑っていた。そうはいかん。

知彦

2016/10/04

よく考えたら、再来月はもう12月なんですね。お正月の話なんて随分先の……と思っていたのに、ちっとも遠くなかったです。
何だか本当に、一年がどんどん早くなるような気がします。
毎日が充実している証拠なのかもしれませんが、今年もあまり進歩できなかった気がして、少し焦りますね。
それにしても、そんなに見事な栗がお正月のきんとんになると思うと、厚かましいですが、僕も遥君もとても楽しみです。
普段、さつまいもにさほど執着はないはずなのに、何故かお正月の栗きんとんは子供の頃から大好きなんです。
お正月の華やいだ雰囲気と相まって、甘い物があのまっさらの幸せに直結しているのかもしれません。

九条

2016/10/03

昨夜は、先生が隣で眠っておられる幸せを二日ぶりに噛みしめました。
やはり、ベッドの半分がガランとしていると、何だかわびしい気持ちになるのです。
少し手を伸ばせば先生の温かな身体があって、静かな寝息が聞こえる夜は、やはりいいものですね。
あまりにも心地よかったので、今朝はつい寝坊してしまいました。
お弁当が作れなくて申し訳なかったのですが、それもこれも先生が素敵だからなので、仕方がありません。
お土産の栗甘露煮は、本当は一度、甘い栗で栗ご飯を作ってみようかと思ってお願いしたのですが、試しに使うにはあまりにも立派だったので、お正月までとっておくことにしました。

2016/10/02

金曜の夜から、出張で松本に来ている。
今朝、土産は何がいいかとメールしたら、九条から「栗の甘露煮をお願いします」という意外なリクエストが。
地元大学のドクターに聞くと、和菓子の老舗を教えてくれた。
行ってみたら、なるほど、見事な栗をガラス瓶に詰めてズラリと並べてある。
九条は「小さい瓶で結構ですよ」と言っていたし、重いからそうしようと思っていたのに、現物を見たらあまりにも旨そうで、いちばん大きな瓶を買ってしまった。
九条が喜んでくれるといいんだが。
「おやおや」と驚く顔を想像すると、帰りの列車の中で、つい顔がほころんでしまう。
帰る家があり、待つ人がいるというのは、なんて幸せなことなんだろう。

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大野木甫
医師の大野木甫
九条夕焼
フラワーショップ店主の九条夕焼
大野木遥
甫の弟でコッペパン専門店店主の大野木遥
深谷知彦
甫の部下で理学療法士の深谷知彦

仕事人である彼らが、昼休みに綴ります。
だから平日12:00頃更新。土日祝日はお休みです(ときどき休日出勤あり…)。

それぞれの恋模様は『お医者さんにガーベラ』『お花屋さんに救急箱』をご覧ください。

Novel 椹野道流
Illustration 黒沢要

※ブログ内のすべてのテキスト・画像等の転載転用を禁じます。

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