働くおにいさんブログ一覧

九条

2019/09/02

色々ご心配をおかけしました。熱が下がりました!
早めに薬を飲んで十分に休んだので、こじらせずに済んだようです。
とはいえ、週末は家で大人しくするようにと大野木先生に厳命されてしまったので、ベッドで本など読んでいます。
「俺が一緒にいないと、お前は寝てすらいられないのか」とブツクサ仰いながらも、大野木先生がずっと隣にいてくださるので、とても贅沢な土曜日です。
お目付役がいなくなったら、僕はすぐに何か始めてしまいます……と申し上げたので、本当に、朝から晩まで監視してくださるおつもりのようです。
とはいえ、今週は僕が風邪を引いたせいで、家事もやってくださった先生は、どうもお疲れの様子。
お喋りの途中で、寝入ってしまわれました。大好きな人の寝顔が、僕にとっては何よりの栄養剤です。

2019/09/02

えー、九条さん、風邪っぴきなの!?
これは、いつもお世話になってるお返しをするチャンス到来!
店を閉めてから、晩ごはん、何か持っていこうかって連絡したら、ご飯は兄ちゃんが買って来るから、アイスが食べたいって。
ソッコーで、色んなアイス買って、持って行ったよ!
熱が出たときって、アイスが美味しいよね~。わかる!
ちょうど俺が行ったとき、兄ちゃんも帰ってきたんだけど、「ちゃんと寝ていないと駄目じゃないか!」って叱ってて、ちょっと亭主関白っぽかった。
だけど、叱られた九条さんが凄く嬉しそうで、何かあれ、いいなあ……。

2019/09/02

朝、九条が風邪気味だったのが気になっていたのだが、夕方、微熱が出たので、生け花のお稽古を休んで家で寝ているという連絡が来た。
俺は料理がからきしだから、鍋で温めたらいいだけのうどんのセットを買い込んで帰宅した。
幸い、思ったより九条は元気そうで、「お休みしたのは念のためですよ」と笑いながら、結局、俺と台所で一緒にうどんを作って、いつものようにダイニングで食べた。
風邪がうつるといけないから、今日は別々に寝たほうがいいと言われたのだが、どのみち気になって眠れないに決まっているので、いいからと隣で眠った。
少し寝苦しそうではあったが、悪化する気配がなくてよかった。
だが……これでうつると、九条が果てしなく気に病みそうなので、意地でも風邪は引けないな。

知彦

2019/09/02

おでん、ご馳走様でした! 味がよくしみていて、とても美味しかったです。
うちは今夜、残った具と汁にうどんを入れて食べる予定です。
今日は、お返しに、遥君新作のかぼちゃ揚げパンの完成品をお持ちしたので、是非、お二人で召し上がって感想を聞かせてあげてください。
ありがたいことに、とっても好評で、遥君、張り切ってるんですよ。
遥君が元気だと、何だか僕もつられて元気になります。
暑さを乗り切るだけで精いっぱいだった夏が終わって、秋は色々、頑張りたくなる季節なのかも。
僕も、仕事で何か新しいテーマに取り組みたいところです。

九条

2019/09/02

今年こそは、練り物を入れすぎないおでんを……と気をつけて買い物をしたはずですのに。
どうして練り物というのはいつも、僕の想像を遥かに超えて、鍋の中で膨れるんでしょうね。
結局、今回も土鍋二つ分のおでんが完成してしまいました。
夕方、お鍋ひとつ分を、遥君と深谷さん宅へお届けしました。喜んでいただけたのが、不幸中の幸いです。お口に合えばいいのですが。
でもやはり、練り物の出汁が沁みた大根とこんにゃく、それにジャガイモの美味しさといったら、ちょっと適切な表現が見つからないほどです。
二人で、次はあれを食べよう、これを食べようと、あれこれ選ぶ楽しみも捨てがたいですし、やはり具の種類は、少し欲張るくらいがいいのかもしれません。
「二人で食べると楽しいな」と仰る大野木先生の笑顔が、いちばんのご馳走でしたが。

2019/09/02

やったー! 本日デビューのかぼちゃ揚げパン、午前中で完売ーっ!
もっと作りなよって言われたけど、俺が責任持てる数しか作れないから、ごめんねって。
空振りさせちゃったお客さんには申し訳ないけど、やっぱ、売り切れって気持ちがいいなあ。
あんまり嬉しかったから、深谷さんにLINEで知らせたら、「お祝いしなきゃね」って、ケーキを買って帰ってくれた。
秋らしく、モンブランでかんぱーい!

2019/09/02

この時期くらいから冬にかけては、窓越しの太陽の光が心地のいい時期だ。
自宅をリフォームして以来、リビングの日当たりがよくなったので、休みの日には、たまに九条と二人、並んでラグの上に座り、日なたぼっこをする。
年寄りのようだが、ぽかぽかと温かい場所で二人であれこれと話していると、別にどこへ出掛けなくても楽しい。
最終的には、二人とも居眠りをしてしまうのもいつものことだが、それもとても心地よい休日の午後の過ごし方だ。
しかし九条が、「こういうことは歳を取ってからでもできますから、たまにはアクティブに過ごしましょう!」とやけに毅然として言うので、結局、近所の公園まで散歩し、ベンチで日なたぼっこをした。……アクティブ……だろうか……。

2019/09/02

みんなにアドバイスを貰って、かぼちゃ揚げパン完成!
かぼちゃペーストの量はそのまんまにして、メープルシロップを少し入れてパン生地自体をほんのり甘くして、ローストしたかぼちゃの種でカリカリっとした食感とナッツみたいな香ばしさを足してみたよ。
来週の月曜日にお披露目にすることにした。みんなの感想が楽しみだな~!
揚げパンの試食をするとてきめんに太るから、今日は俺も深谷さんも、晩飯はおかずとサラダだけ。
でも……ご飯を控えると、何だか満足感がないんだよな~。腹はいっぱいなんだけどな~。
お茶漬けとか食べたくなってるんだけど、ここは我慢して早く寝るべき?

知彦

2019/09/02

仕事帰り、駅前にこの秋初めての焼き芋屋さんが!
すっごく甘くて美味しそうな匂いがするものだから、つい、大きいのを一つだけください、って言っちゃった。
そしたら半端なく大きい奴を新聞紙に包んでくれて、思ったより高くついてしまった……。
ああいうときの表現は、控えめなほうがよさそうだね。
でも、あつあつの包みを抱えて帰って、遥君とすぐに半分こして食べたら、甘くてねっとりしてて、外側の軽い焦げが美味しくて、二人とも夢中で食べた。
だけど……なんだろう、サツマイモって、あとで微妙に胸焼けするね。

九条

2019/09/02

遥君の揚げパン、とても美味しかったですよ。
毎年、季節毎に新商品を作ろうとするその気概、僕の励みにもなります。
花も毎年、新品種が出るのであれこれ予習をするのですが、やはり実際に仕入れてみないと、花の姿の変化や花の保ち、ケアのやり方はわからないので、ちょっとしたギャンブルです。
この秋は、コスモスの新色がいくつか出たので、店に揃えてみました。
チョコレート色のコスモスが少し余ったので寝室に生けてみたら、先生が、「ちょっと食べてみたくなるような色だな」と。
僕がいつも先生のお顔を見るだけで「食べて」みたくなる気持ちを、少しはご理解いただけましたでしょうか。

2019/09/02

「試食したが、善し悪しの判断がつかない」と言って、深谷がカボチャ入りの揚げパンを試食用に持って来た。
昼に食べてみたが、なるほど、なかなか微妙な感じだ。
かぼちゃの色は綺麗に出ているが、香りや風味が弱い。
とはいえ、そのあたりが強くなると、青臭さも出てしまうかもしれない。
深谷と半分ずつにして、二人で唸りながら試食した。
カボチャの種や他のナッツ、レーズンなんかを足せば、このくらいのかぼちゃの自己主張でも、悪くないかもしれない。
新商品の開発というのは、なかなか難しいものだな。
二口分残しておいて九条にも食べさせたら、やはりかぼちゃの量はこのままにして、香ばしさを足すといいのではないか……という意見だった。
俺と同じ見解だと言ったら、「やはり毎日同じ物を食べているからですかね」と、九条も何だか嬉しそうだった。

2019/09/02

マドレーヌやドーナツはまだ試行錯誤を続けてるけど、とりあえずリクエストがたくさん来てるから、きな粉揚げパンを今年も始めた。
相変わらず、大人気。
みんな揚げたてが食べたいっていうから、店先にフライヤーを置いて、待ってもらってその場で揚げてみたりしてる。
妙にライブ感あるなあ……!
今年は、パン生地にかぼちゃペーストを練り込んだ奴を揚げパンにしようかなと思ってる。
マイナーチェンジは、お客さんを飽きさせない努力の基本中の基本だからなっ。
今日、試作した奴、俺は旨いと思うけど、帰ってきた深谷さんに試してもらおう。

知彦

2019/09/02

今日は、遥君が同窓会に出掛けたので、僕は留守番……というのも味気ないから、ひとりで街に出てみた。
書店へ行って、心ゆくまで仕事関係の本を選んでみたり、それをカフェでのんびり読んでみたり、下着を買ったり。
二人だとなかなかできないことをやって、とても満足したし、充実した時間だったけれど、やっぱりなんだか寂しいものだ。
デパ地下で美味しそうなお惣菜をあれこれ買って帰ったら、遥君もちょうど帰ってきたところだった。
遥君も、帰りに弁当を買ってきたとか。今夜はご馳走だね!
少し疲れたと思っていたのに、遥君の顔を見たら元気になった。

2019/09/02

今日は、数年前、深谷と共に義足をつけてリハビリに励んでいた患者が、新しい義足のフィッティングのため、久しぶりにやってきた。
当時は女子高生だったが、今は女子大生だ。ずいぶん大人っぽくなっていた。
義足を装着するようになってから陸上競技を始め、今は、足があった頃より早く走れる……そう誇らしげに語る彼女に、リハビリ科の喜びはこういうところにあるなと、皆、実感したようだ。
深谷も、とても嬉しそうにしていた。
今回は、新しい競技用義足のフィッティングだから、奴も気合いが入ることだろう。
帰宅してそう言ったら、九条に「先生もとっても嬉しそうですよ」と指摘された。
そうだな、患者が生き生きと暮らしていることを知って、俺も嬉しい。

九条

2019/09/02

お花の帰りの待ち合わせ場所に向かうとき、夜風が冷たいな……と感じるようになりました。
もう、すっかり秋ですね。
「寒くなるほど待ってはいない」と言ってくださましたが、やはり少しは冷えたのでしょう。先生が、「鍋などどうだ?」と提案してくださったので、火鍋というのを二人して初体験してみました。
予想していたより、からいものですね……!
大汗をかいて、海鮮や野菜をいただきました。
でも、食べ終わると身体がぽかぽかして、不思議に爽快感もあり、何だかやみつきになる感じです。次は、四人で行きましょうか。

2019/09/02

ふっふっふー。ちょっと点火のときは心臓バクバクするけど、でも何とかガスコンロが使えるようになった俺です! ジワジワ進歩!
だからさ、あんま上手じゃないけど、深谷さんから帰るって連絡もらったら、タイミングを合わせて、晩飯を作るチャレンジを時々やってるんだ。
っていっても、すげー簡単なもんばっかし。
焼きそばとか、生姜焼きとか、卵に余ったものを適当に放り込むオムレツとか。
だけど深谷さんが、「遥君が作ってくれたご飯は旨いね」ってニコニコして食べてくれるから、つい張り切っちゃうんだよね~。
深谷さん、ホントほめ上手だよね。そうやって、患者さんのことも、調子に乗せちゃうんだなっ。

知彦

2019/09/02

あっ、あの焼きうどん、僕らも美味しかったね~って言いながら帰ったんですよ。
具は牛肉とタマネギとキャベツとしめじってシンプルで、しかも味付けが絶品で。
まさか、そんな簡単に、あの味が出せるなんて!
ちょっと二人でカルチャーショックに陥ってしまいました。
以前、九条さんに、めんつゆの便利さは教えていただきましたけど、まさか、焼き鳥のタレまで、焼き鳥以外のことに使えるなんて。
簡単に新しい扉を開く手段って、色々あるもんですねえ。さっそく、試してみます!
最近は遥君が夕食を作って待っていてくれることも増えて、密かに楽しみなんですよ。

2019/09/02

昨日、キャンプから帰ってきたらしい深谷と遥が、昼に土産を持って遊びに来た。
これといってもてなしの用意もなかったのだが、九条がさっと作って出してくれた焼きうどんが物凄く複雑な味で旨くて、何やら俺まで少しテンションが上がってしまった。
ソースの味は確かにするのだが、それだけではない……優しい、和風の甘さが加わって、シンプルなのに絶品だった。
深谷と遥は、勉強も兼ねて、と、屋上庭園の手入れまで手伝っていってくれた。
二人が帰った後、あの複雑な味の焼きうどんは、いったい何で味付けしたんだと訊ねたら、九条は実にあっさりと種明かしをしてくれた。
なんと、市販品の焼き鳥とタレと焼きそばソースを合わせたのだそうだ。
なんと! ありふれたものでも、アイデアと工夫で新しいものに展開することができるのだな。焼きうどんごときでと言われそうだが、感動した。

2019/09/02

連休だから、今年締め括りの一泊二日キャンプに!
二泊三日でもいけるんだけど、やっぱ、一日は家にいて、体調を整えたほうがあとが楽ってわかったから、そのあたりはセーブするようにしてるんだ。
今日あたり、家の近くの学校があちこち運動会だから、朝からきっと賑やかなんだろねー、って言いながら、レンタカーで夜明け前に出発。
途中、サービスエリアで買い食いの朝ご飯を食べたり、ストレッチしたりしながら、のんびり目的地へ。
車が山に入っていくと、全部じゃないけど、紅葉が始まってる木がチラホラあって、秋だなあって感じ。
ガードレールの向こうに、綺麗な水が流れる谷川があって、凄くきれいだった。
それにしても、火が怖いのがきっかけで深谷さんと知り合ったのに、今は、まだちょっと怖くても、一緒に焚き火にあたれるようになった。俺、進歩してるね!

九条

2019/09/02

昨夜はお花の教室の帰り、なかなか二人ともが入りたい店が見つからず、思わぬ夜の散歩となりました。
気候がいい時期なので、それもまったく苦にならず、楽しい街歩きでした。
結局、少し枯れた雰囲気が素敵なスペイン料理の店に入って、スパニッシュオムレツと生ハム、それにパエリアをいただきました。
上手く出来ているもので、先生はご飯のお焦げが苦手、僕は大好物なので、パエリアが上手に分け合えます。上のほうは先生、鍋肌部分は僕です。
何だかそういうのも、割れ鍋に綴じ蓋感があっていいですね。
大きな海老の殻は先生が二人分剥いてくださったのですが、さすが外科系のお医者様、指の動きが何とも繊細で、そこはかとないエロティシズムを感じました。
僕のパジャマのボタンを外すときも、ああいう手つきなんですねえ……。

2019/09/02

今朝は何故か寝癖が酷くて、朝から洗面所で苦心惨憺する羽目になった。
あまりにも朝食の席に来るのが遅いので、九条が心配して覗きに来て、笑いながら整えてくれた。
俺がやっても全く上手くいかなかったのに、九条は、水とヘアムースを少し手に取っただけで、驚くほどささっと、俺の猫っ毛を宥めてしまった。
感心していたら、「花に言うことを聞かせるより、先生の髪のほうがずっと素直でやりやすいですよ」と笑われた。そういうものか?
しかし、礼を言って着替えに行こうと思ったのに、「柔らかくて、指に心地いい髪ですねえ」と、九条がしばらくしみじみと撫でるものだから、動けなくて閉口した。
また迂闊に気持ちがいいものだから、制止しづらくて……だな。
おかげで、あやうく遅刻するところだった。朝から肝が冷えた。

知彦

2019/09/02

昨夜は、遥君がやけに張り切った顔で迎えてくれたと思ったら、マドレーヌの試食を仰せつかった。
最初、大口に頬張っちゃって、思いきり喉に詰まった。
予想外にドライだった。でも、旨い。そういえば小さい頃、こういうパサッとしたマドレーヌを食べたことがある。
これ、懐かしくて確かにいいなあ。お菓子屋さんの本格的な奴と違って、パン屋が作るおやつって感じがして、僕は好きだ。
だけど、もう少しふわっと感があってもいいかなあって、夕飯が終わってから、遥君と別のレシピでもう一度試作。
材料はシンプル、作り方もシンプルだけど、だからこそ、ちょっとした手順にコツがあるんだろうな。
遥君に手際がいいって褒められて、あれ、これを商品化する暁には、また僕の担当になりそうな予感……!?

2019/09/02

いつもパン用の強力粉を買ってる業者さんが、試供品だよって、お菓子用に開発した薄力粉の小袋とマドレーヌ用のアルミカップをくれた。
せっかくだからネットでレシピを漁って、昭和風のマドレーヌを焼いてみた。
バターの香りは立つけど、生地はちょっとドライで、お茶がはかどっちゃう奴。
店が暇なときにちゃちゃっと作ったんだけど、我ながら美味しいな~。
ケーキ屋さんでは、かえってこういう素朴な奴、今どき売ってないもんね。
これならそんなに手が掛からないから、夏のアイスクリンにかわる冬のアイテムとして、作ってもいいなあ。
帰ってきたら、深谷さんにも味見してもらって、アドバイスをもらおう。
深谷さんのオッケーが出たら、兄ちゃんと九条さんとこにも試食を頼もうっと。

九条

2019/09/02

先日、テレビ番組の生け花コーナーで使われたとかで、ここ数日、りんどうがとても人気があります。
白、ピンク、紫と三色揃えてあるんですが、やはり白と紫がよく売れますね。
ピンクは少し生けにくいのかな……。
可哀想なので、売れ残りを少し短めに整えて、家の寝室に飾りました。
りんどうの楚々としていながら凛とした佇まいは、大野木先生に似ている気がします……と言ったら、「お前はどんな花だって俺にたとえるじゃないか」と笑われました。
言われてみれば、つい。そういえば、最初はガーベラにたとえましたね。
きっと先生が色んな表情を見せてくださるようになったので、色んな花にたとえたくなるんです。

知彦

2019/09/02

朝、遠くから行進曲が流れてきて、目が覚めた。
あれ、今日はどこかの学校の運動会かなって言ったら、やっぱり起きた遥君曰く、今日は、近くの保育園の運動会らしい。
なるほど、保護者の都合を考えて小学校の運動会なんかとは予定を微妙にずらしてるのかな。
布団の中で行進曲を聴いていると、何だか手足を動かしたくなってくる。
結局、遥君も僕も、寝坊を諦めて起きてしまった。
せっかく今日は僕も仕事が休みの土曜日だから、どこかへ行こうかと相談中。
簡単な弁当を作って、ハイキングってのもいいかもね。
暑くも寒くもないいい時期だから、思いっきり身体を動かそう。

2019/09/02

玄関に、昨日、九条が生け花教室で生け方を習ってきた花が飾ってある。
九条は今朝になってもまだ、「何かが納得いきません」と浮かぬ顔だった。
確かに、柿というのはそれ一本でインパクトが大きいから、生け花として他の花と合わせるのは難しそうだ。
素人が口を出すのもどうかと思ったが、「いっそ一本で生けてみたらどうだ」と言ってみたら、九条の顔が急に晴れやかになった。
そして夜、仕事から帰ると、素朴な感じの手びねりの花瓶に、山柿が一本だけ生け直してあった。
やはり、このほうがいい。他の花は、小さな花瓶に生けかえ、洗面所やトイレに飾られていた。
これもまた清々しくていい。
門外漢も、少しは役に立てたようだ。

九条

2019/09/02

今日は、生け花の花材に、山柿がひと枝入っていました。
趣のある枝に、紅葉した葉と、オレンジ色のとても小さな柿がいくつか。
まさに、秋、という感じです。
しかし、そこに何を添えるか……というのが今回の課題でしたので、これが意外なまでに難しく。
モミジやススキを添えようとすると、何だかわざとらしかったり、ゴチャゴチャしたり。
結局、小菊とりんどうを添えたのですが、自分の中では満足出来ませんでした。
少ない花数で、自然な趣を演出しようとするのは、本当に難しいです。
そして、首尾がよくないときはどうも顔に出てしまっているらしく、先生にお会いするなり、「何か、元気の出るものを食べよう」と言われてしまいました。
珍しくカツ丼などを、所望してみました。……胃もたれが、凄いです。

■このブログは

大野木甫
医師の大野木甫
九条夕焼
フラワーショップ店主の九条夕焼
大野木遥
甫の弟でコッペパン専門店店主の大野木遥
深谷知彦
甫の部下で理学療法士の深谷知彦

仕事人である彼らが、昼休みに綴ります。
だから平日12:00頃更新。土日祝日はお休みです(ときどき休日出勤あり…)。

それぞれの恋模様は『お医者さんにガーベラ』『お花屋さんに救急箱』をご覧ください。

Novel 椹野道流
Illustration 黒沢要

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