甫
2019/09/02
嵐のように忙しかった九条のジューンブライド月間を締め括るように、レストラン結婚式の花の注文が入っていて、今日は俺も助手として同行した。
ブーケは、昨夜、俺が不肖ながらモデルになって出来映えをチェックしたので、完璧な仕上がりだ。
小さな白いアジサイを使った丸いブーケは季節感満点でとても愛らしく、花嫁も大喜びしていた。
自分がさんざん持ったブーケなので、何だか俺も我がことのように嬉しかった。
会場をかざりつけた花も、白と淡いブルーで統一したので、とても涼やかな雰囲気だ。
梅雨どきだけに安全策をとり、最初からガーデンは諦めてインドアウェディングを企画して、大正解だったと思う。
酷く蒸し暑い日だから、ゲストもきっと安堵したことだろう。
俺たちは、式は見ないで引き上げる裏方だが、どことなく晴れ晴れした気持ちで、帰り、バールで一杯だけ、シャンパンで乾杯した。
「まるで僕たちが挙式したみたいな達成感ですね」と九条はニコニコしていた。まったくだな。
知彦
2019/09/02
梅雨どきこそスカッとすることをしよう!というわけで、割引チケットをもらったホテル屋上のビアガーデンへ、仕事終わりに遥君と待ち合わせて行ってきた。
2時間、4000円で食べ放題の飲み放題ってシステム。
ホテルだけに、凄くちゃんとした料理が出てくるし、ビール以外でも、ハイボールなんかも凄く美味しい。
明日は出勤のない日だから、ただひたすら楽しく飲み食いできてリラックスできたな~。
遥君が、「深谷さんは料理が上手だから、こういうとこに来ると、原価計算とかしちゃう?」って訊ねてきたから、「したことないな」って答えたけど……。
言われてみれば、どの料理がどの程度の予算で作れるかは、素材の質によりけりだけど、ある程度はわかるなあ。
でも、損得より、食べたいものが美味しければ、それが幸せだよね。
若い頃みたいに、元を取りたいって気持ちはいつの間にかなくなっていた。
むしろ、支払いがいくらになるかって心配なく、食べたいだけ美味しく飲み食いできてありがたいなあ、って感じ。大人になったってことだろうか。
遥
2019/09/02
アイスクリンサンデーが大人気すぎて、午後一時以降しか出してないのに、スイカが途中で足りなくなっちゃった。常連のお婆ちゃんに店番を頼んで、チャリンコで慌てて買い出し。
おやつにサンデーって、ちょっと特別感があっていいのかな。生クリームも使わない、アイスクリン、スイカ、コッペパンラスクだけの素朴な奴なんだけど、それがいいんだって。
確かに、さっぱりするよね。喉も乾かないし。
試作のときは、ラスクに砂糖をまぶしてたんだけど、油も砂糖も控えめにしたらいい感じ。
やっぱ、市販品って少し甘すぎるのかもな~。おうちのおやつみたいになってるけど、むしろ、うちの店ではそのくらいがいいのかも。
店の外のベンチじゃ足りなくて、店内の壁際にもベンチを置いた。
これから暑くなるから、外じゃつらいこともあるだろうしね。ベンチは深谷さんと一緒にDIYしたやつ!
九条
2019/09/02
今朝はうっかり寝坊してしまったのですが、慌てて起きたら、あろうことか大野木先生が作業室で開店準備をしてくださっていました。
きちんとお教えしたことはないのに、お手伝いしていただくうち、手順を覚えてしまわれていたようです。
「花を傷めていないといいんだが」と心配そうなお顔でしたが、とても丁寧に扱ってくださっていたので、まったく問題ありません。
僕が恐縮していたら、「それより、少しでも役に立てたなら喜んでくれ。それで俺も嬉しい」と言ってくださって、僕のほうこそとても嬉しかったです。
ただ、先生が触れた花だと思うと、売りたくなくなってしまってちょっと困りますね。
全部僕が抱え込んでしまいたくなります。
知彦
2019/09/02
毎朝、翌日分のアイスクリンを仕込んで冷凍庫に入れる作業があるから、いつもより少し早起き。
遥君が始めたサンデーが、何だかジワジワ人気なんだって。
常連のお婆ちゃんたちが、「使い捨て容器じゃないのはいいことだけど、大変だろう」って、上がり込んでサンデー用の食器を洗っていってくれるらしい。
何だかそういうの、ありがたいよなあ。今度、男手が必要なとき、声をかけてもらって恩返ししなきゃ。
僕はご近所付き合いがない土地で育ったから、そういう近い繋がりっていうのには正直戸惑うことも多かったけど、最近はいいところもたくさん見えてきた。
愛情のあるギブアンドテイク、って奴かな、と思う。仕事で年配の人の相手をすることが多いから、ご近所のお年寄りとのやりとりで学ぶことも多いんだよね。
遥君も、店を始めて、驚くほど人見知りが改善したもんな。偉いよ。
甫
2019/09/02
結婚式の仕事続きで九条が疲れているので、できるだけ手伝えることはやりたいし、家事も俺の分担を増やしたい。
というわけで、夕飯は惣菜を買ってくるし、朝飯も俺が用意するからと言ったら、「どんな朝ごはんを用意してくださるかソワソワして、いつもより早く目が覚めてしまいました」と真顔で言われてしまった。
どうすればいいんだ。どうすれば、九条にゆっくり眠ってもらえるんだ。
こうなったら、夜に早く就寝させるしかない。
そう思ったら、「ひとりでベッドに入るのは寂しいですよ」と言われて、俺まで早々と床に就くことになってしまった……。
まあ、九条が満足そうに寝ているから、いいとしようか。
遥
2019/09/02
早く梅雨明けして、キャンプ三昧できるようになってほしいな~。
雨かもって思うと、やっぱりキャンプはやめとこってなっちゃうもん。
でも今日は、家でキャンプ気分!
近所のお婆ちゃんが、息子さん夫婦と北海道に行ったらしくて、タレ漬けのジンギスカンをカチンコチンに凍らせたやつ、お土産に送ってくれたんだ~。
どうせならキャンプ気分を出そうぜ!って、夕方から蚊取り線香を吊って、縁側まで延長コードを引っ張って、ホットプレートで半露天ジンギスカン!
空は曇りだし、庭も狭いけど、やっぱり外の空気を感じながら肉を焼くと、滅茶苦茶美味しく感じるよね。
こういうままごとみたいな遊びにいつも「やろう!」って付き合ってくれる深谷さん、やっぱ好きだなあ。
九条
2019/09/02
「休日が少ない月だから、せめてお前が料理をしなくていい日を増やそう」と、先生が、お弁当を買って帰ってくださいました。
別に料理は苦ではないというか、むしろ楽しみのひとつなのですが、一方で、お弁当というささやかな非日常にもワクワクします。
お吸い物も頂き物のインスタントで済ませ、楽をさせていただきました。
お弁当も、和食かと思いきや洋食の細々した料理の詰め合わせで、ピクニック気分で楽しかったです。
しかも「料理と後片付けの分、浮いた時間で映画を見ないか?」と、僕が以前、見たいと思いつつ映画館へ行きそびれていた映画を動画配信で見ようと誘ってくださいました。
これはいわゆる、おうちデートですね!
映画館へ行くのも素敵ですが、自宅のリビングを暗くして映画とお酒を楽しむのも、とても素敵です。
人目を気にせず、並んで座る先生のお姿を愛でられますし……何となれば、映像を途中で止めることも可能ですしね。
知彦
2019/09/02
雨が降ると、古傷が痛むのよ~、というフレーズを、一年で一番頻繁に聞くのが梅雨時だ。
蒸し暑いから体力も削られるし、リハビリがいちばん辛い時期かもしれないなあ。
今日は、パラリンピックを目指して陸上競技に励んでいる高校生の、新しい義足を装着してのリハビリがあった。装具士さんと二人で、ドキドキしながら見守る。
最初にスポーツ用の装具に取り組み始めたときは手探りだったけれど、今は装具士さんの知り合いも増えて、色々教えてもらったり、協調できたりすることも増えた。
今日も、義足の改善点がたくさん見つかったし、必要なリハビリも見えてきた。
夢に向かって進む子たちを、チームで支えられるようになりたいな。頑張ろう。
帰ったら、遥君が、「コッペパンラスク、すいか、アイスクリン」のサンデーを完成させていた。
これは……これは美味しいけど、悪魔の食べ物だなあ!
甫
2019/09/02
教授会が紛糾して、帰りがすっかり遅くなってしまった。
会議中に、こっそりLINEで連絡はしたが、九条はいつも夕食を食べずに待っていてくれるので、申し訳ない。
だが、会議でさんざん世知辛い話を聞き続けたあとで、家に帰って九条と食事をしながらあれこれ他愛ない話をしていると、心の底から幸せを感じる。
こういうときは、つい仕事の愚痴を言ってしまうのだが、最近は、九条のほうも仕事の愚痴を素直に口に出してくれるようになった。
我慢強くて負けず嫌いな九条が、心の内に秘めたものを見せてくれることが、俺にはいつも誇らしい。
もっと愚痴ってくれても構わないと言ったら、「一生懸命聞いてくださる先生の顔を見ていたら、何がストレスだったか忘れてしまうんですよ」と言い返された。
それは……いい、こと、なんだろうか?
遥
2019/09/02
暑くなってくるとコッペパンの売り上げが下がる。アイスクリンの売り上げがあるから黒字ではあるんだけど、パン職人としてはちょっとな~。
カロリー的には爆弾だけど、残ったコッペパンを細長く切ってラスクにしてアイスクリンに添えたら、当たり前だけど滅茶苦茶旨くてさ!
試食してもらったお客さん全員に大好評。
ちょっとサンデーっぽくして売ってみようかな。みんな店先で食べるから、洗える容器で出せばいいよね。
廃棄は嫌だから、これまでも余った分はパン粉にして売ってたけど、夏場はこれでいこう!
やっぱ、ワガママだけど、アイスクリンだけじゃなくパンも食べてほしいんだ。
あー、でもあんまり試食すると俺も太っちゃうな。我ながら、マジでうまーい。
九条
2019/09/02
今月は、やはりジューンブライドなのか、結婚式のお花を注文していただくことが多く、てんてこまいです。
披露宴のテーブルのお花、チャペルのお花、ブーケ……どれも使う花が微妙に違うので、色々な花に埋もれています。
忙しいですが、やはりブーケを作る作業がいちばん楽しくて、つい熱が籠もります。
花嫁さんと一緒に写真におさまり、一生の大切な記念になるものだから……という思いは勿論のこと、試作段階で先生に持っていただけるというのが、僕には何よりです。
昨日持っていただいたスズランのブーケはこんもりして可愛らしかったですし、今夜持っていただく予定のカラーのブーケは、とても大人っぽい雰囲気になると思います。
僕の、先生withブーケ写真のコレクションがどんどん増えていきます。趣味と実益を兼ねるとはこういうことですね。
甫
2019/09/02
梅雨時は家の中を清潔に保つことが肝要……というわけで、一年の半分が終わろうとしていることもあって、九条とプチ大掃除をすることにした。
窓拭きだけは、雨続きなのにやっても仕方がないのでやめておいて、その分の労力を、庭の草引きに回した。
あとは、捨ててもいいものを集め、雑誌の類をまとめて、処分する洋服をより分けた。
ただ暮らしているだけで物は増えていくから、こうして定期的に二人で相談しながら、不要品を処分していくのは大事なことだ。
しかし、出会った頃の思い出の品が見つかって、うっかり話に花が咲いてしまったりするので、思ったほどははかどらなかった。
続きは明日だ。夕食は、中華料理のデリバリーを取った。
チープな味だが、デリバリーはそのくらいのさじ加減がいい。
知彦
2019/09/02
アイスクリン、無事に一週間作り続けられて、無事に完売続き!
遥君が「常連の女子高生が、放課後に友達を引き連れてやってくるんだ……。あの子たち、なんであんなに喋ることがいっぱいあるんだろう。学校でも一緒にいるんだろうに」って凄くビックリしてて、思わず笑ってしまった。
きっと、アイスクリンを食べながら、物凄くお喋りが盛り上がってるんだろうな。
でも、僕と遥君も、ずっと一緒に暮らしてるのに、毎日話題が尽きないじゃないか。
似たようなものだと思うけど?
そういえばずいぶん前、大野木先生に、「九条さんと食卓でどんな話を?」って訊ねたことがあったっけ。
猛烈に照れながら、「その日にあったことと……そうだな。主に毎日九条が、可愛いだの綺麗だのという話を」って仰ってたの、「何をだろう」ってあのときは思ってたけど、疑いようもなく、先生のことだな。
九条
2019/09/02
先生と夕方にいつもの待ち合わせ……ですが、すっかり日没が遅くなって、何だか昼下がりに待ち合わせたような感じがします。
我が儘ですが、ちょっと風情がない気がして残念です。
とはいえ、いつものカフェと違い、いわゆる昔ながらの喫茶店を待ち合わせ場所に指定なさったのは何故だろう……と不思議に思っていたら、「暑かったものだから、つい」と弁解なさりつつ、クリームソーダを嬉しそうに飲んでおられた先生の可愛らしさの前には、日没時刻など些細な問題です。
何だかとても懐かしくて、僕もついお相伴しました。
遥
2019/09/02
胡瓜とトマトか~。早いね! うちはまだ豆天国。
空豆がそろそろしまいだけど、鞘ごとフィッシュグリルに入れて焼き上げた奴を、あちちって言いながら食べるのが今年のブーム。
考えてみたら、深谷さんと一緒に暮らすようになって、俺、滅茶苦茶野菜食うようになったなあ……。
実家にいた頃は、苦手な野菜が多くて、よく兄ちゃんに食べてもらってたもん。
いつの間に、ブロッコリーとかもりもり食べられるようになったんだろ。
味覚がオトナになったってことなのかな?
何にせよ、子供の頃好きだった食べ物が嫌いになったことはなくて、好きになったものが増えただけなんだから、いいことだよね!
甫
2019/09/02
朝からプチトマトとキュウリのサラダが食卓に並んだので、忙しいのにいったいどうした? と訊ねたら、今年の庭での初収穫らしい。
もう、そんな時期か。一年が早いな。
トマトの甘さは買ったものとそう変わりはないが、胡瓜については、清々しい香りとみずみずしさがまったく違う。
こればかりは、自宅で育ててみないとわからないかもしれないな。
俺も、ここまでとは思わなかった。
俺の人生において、九条と出会ったおかげで知ることができたことがどれほどたくさんあることか。
思わず、朝から九条への感謝の想いを噛みしめてしまった。
本当は花でも贈りたいところだが九条は花屋なので、せめて花のようなケーキを買って感謝の気持ちを形にすることにしよう。
知彦
2019/09/02
今日から、アイスクリン発売開始!
とはいえまだ6月だし、梅雨時だし、その日のうちに売り切りたいから、盛夏の半量でスタート。
……したら、昼休み、遥君から「売り切れちゃったよ~」ってLINEが入った。
マジで? 嬉しいけど、ビックリするなあ。
蒸し暑い日は、あっさりさっぱりしたアイスクリンが食べやすいのかな。
今年も順調な滑り出しにホッとする一方で、いつ頃から量を増やしていけばいいか、悩む日々になりそう。
九条
2019/09/02
大野木先生が、昼からずっとタブレットを真剣な顔で睨んでらっしゃるので、いったい何を……と横からひょいと覗いてみたら、料理サイトを熟読しておられました。
なるほど、僕に夕食を振る舞ってくださろうと。
先生の手料理は勿論嬉しいですが、僕は欲張りなので、休日はこってり先生に構っていただきたいのです。
というわけで、二人でメニューを決めて、買い出しに行き、一緒にキッチンに立つことにしました。
これはこれで、とてもいい感じのデートです。
先生のご希望はハンバーグ。さて、どのレシピにしましょうか……。
遥
2019/09/02
今朝は、窓開けて作業してたら、スズメバチが飛び込んできて大騒ぎ。
羽音がめちゃくちゃ怖いよね、スズメバチ。
あっちもうっかり変なとこ入り込んじゃって怖いかもだけど、俺も怖い!
深谷さんだって蜂は怖いから、二人ででっかい鍋の蓋持って防御しながら、家じゅうの窓を開けて、どうにか出て行ってもらおうと頑張った。
結局、茶の間のでっかい掃き出し窓から出て行ってくれたんだけど、俺も深谷さんも冷や汗びっしょり。
朝からくたびれちゃったよね。
俺は開店前にシャワー浴びられたけど、深谷さんは時間がなくて、そのまま仕事に行く羽目になっちゃった。大丈夫かな。汗拭きシートを駆使するって言ってたけど。
知彦
2019/09/02
重くて一度には持てないから、仕事帰りに、来週から作るアイスクリンの材料を少しずつ買って帰っている。
本格的に作り始めると業務用サイズを通販しなきゃおっつかないけど、今はそこまでの量じゃないから、スーパーで事足りる。
いちばん重いのは牛乳! 両手にエコバッグを提げて、持ち上げたりゆっくり下ろしたり、筋トレしながら帰るのが、なかなかいい感じ。
そう言ったら遥君が、「どれどれー?」ってすかさず僕の腕にぶら下がった。
ふふ、遥君くらいは楽々持ち上げられるよ!
甫
2019/09/02
明日は九条の生け花の稽古が休みらしいので、今日、外食することにした。
週の半ばに、何か元気が出るように……と、気になっていた、近所の小さな中華料理店に行ってみた。
思いのほか洒落た、中華料理店らしからぬ佇まいで、ベトナム料理と中華料理、両方が楽しめる店だった。
結局、ベトナム料理のほうを重点的に注文してしまったが、蒸し暑いときに暑い国の料理を食べるのは、理にかなっていていいのだろう。身体が欲している感じがした。
「料理はまったく苦にならないのですが、時々、他人が作ってくれたものを食べるのはいいものです」と、九条は言っていた。
やはり、俺もあまり心配と迷惑をかけない範囲で、料理にチャレンジすべきかもしれん。
遥
2019/09/02
せっかく週末にアイスクリンを試作して、すげえ上手くできたんだけど、少し涼しくなったから様子見。
日持ちをよくするようなものを何も入れてないから、作った日に食べきらないと、口溶けがどんどん悪くなっちゃう。
アイスクリームっていうより、生菓子みたいだよね。
でも、今日、保育園帰りにお母さんと寄ってくれた子供に、「あいちゅくりん!」って可愛く催促されちゃって、心がグラグラ。
深谷さんの負担が増えるから、あんま早々と始めたくはないし……と思ってたら、深谷さんのほうから、晩飯食いながら「来週あたりから、まずはピーク時の半量で始めてみようか」って言ってくれて、心が通じちゃってる!ってドキドキした。
よろしくお願いしまっす!
九条
2019/09/02
朝、忙しく店にアジサイの鉢を並べていたら、出勤前の先生が、「最近のアジサイはカラフルで驚かされるな」と、本当に目をまん丸にしながら手伝ってくださいました。
確かに、アジサイの花の形も色も、年々バラエティ豊かになっていきますね。
僕としては、ワイシャツにネクタイ姿の先生が、アジサイに囲まれている光景があまりにも素敵で、うっかりお手伝いしていただいている身でありながら、スマホで写真を撮りまくってしまいました。
今も、お客さんが途切れたときに、それを眺めてニコニコしています。
先生はいつも、僕の元気のもとです。
知彦
2019/09/02
今日から六月!
エクストラの休日がない、梅雨がある月だと思うと気が滅入るけど、ここを越えると夏休みが待ってる。
そう考えて頑張るしかないなあ。
遥君のコッペパンは、今月はお肉屋さんとの恒例のコラボ。
ハムカツサンドだって。
今年も暑い夏になりそうだし、もしかしたらアイスリンを予定より早く始めるかもしれないから、今日は遥君と食材を買い出しに出かけた。
僕は忘れっぽいから、必ず、二、三度試作しないと、どうも調子が出ないんだ。
そういう意味では、アイスクリン職人としての僕の最初のお客さんは、毎年、決まって遥君。いちばん厳しい人だ。