働くおにいさんブログ一覧

2019/09/02

10月も今日で終わりか。
朝、九条が「肌寒いですから、これで身体を温めていってください」と、湯豆腐を出してくれた。
俺がいつも、あまりにも眠そうな顔でヨロヨロ起きて来るからだろう。
確かに、熱い豆腐で身体が中から温まると、頭までシャッキリする気がした。
そうして俺の身体のことを気遣ってくれる九条の思いやりが、豆腐以上に俺の心を温めてくれた気がする。
俺は果報者だな。
そんなクラシックな言葉が、今の気持ちにピッタリだと思う。
家を出るときに、「ありがとう」の一言に感謝の気持ちを込めてみたが、ちゃんと伝わっただろうか。
こういうとき、自分がもっと表情豊かならいいのにと思うが、こればかりはどうにもならないな。
ただ、九条は俺の表情を読む天才だから、きっと伝わったと信じたい。

知彦

2019/09/02

毎朝、遥君の呻き声で目が覚める。
そうだよね、朝の冷え込みのせいで、布団から離れがたいものね。
僕よりずっと早起きする遥君が、凄く気合いを入れて布団から出て行くのを感じて、僕はちょっと罪悪感を覚える。
でも、そこで僕がつきあって一緒に起床することに、意味はないんだ。
僕が寝不足になって、本来の理学療法士の仕事に支障を来したら困るから。
だからちゃんと寝直して、それからアラームでもう一度起きて、顔を洗いに行く。
台所へ行って、遥君が元気に朝の挨拶をしてくれると、心底ホッとするよ。
苦しみながら起きても、やっぱり仕事は楽しいんだなって。
僕も、楽しんで仕事をしてくるよ。お互い頑張ろうな!

九条

2019/09/02

最近、お花のアレンジメントをお届けする仕事が増えてありがたい限りなのですが、今日は初めて、ハロウィンパーティ用のアレンジメントのご依頼をいただいて納品してきました。
休みの日は先生が配達についてきてくださるので、楽しい道行きです。
うかがった先は立派なお宅で、お友達何家族かが集まってパーティをするのだそうです。
ケータリングサービスの業者さんも来ていて、お家の中はとても賑やかでした。
お花を飾りつけながら、どんなフードを用意なさるのかな……とチラチラ見ていたのですが、色々なフィンガーフードに目を奪われてしまいました。
もっと派手なアレンジメントでもよかったかな……。今日の反省点です。
やはり、お宅の様子を見せていただいたほうが、ふさわしいアレンジメントを考えやすいですね。
そこまでは申し訳ないかな……と控えてしまったのですが、やはり次からは、一般家庭でも、会場を見せていただけるようお願いしようと思います。
帰りはファミレスで、先生とお昼を食べました。ここぞとばかりハンバーグを頼む先生が、僕は大好きです。

2019/09/02

待ち合わせかあ。いいよね、ちょっとしたときでもデート気分になれて。
同じ屋根の下に住んでても、たまにそういうの、してみたくなる。
そんなわけで、今日は俺たちも待ち合わせ! 兄ちゃんたちの真似して、毎週金曜日は外で待ち合わせて飯を食うんだ。
今日はうっかりフライドチキン……のサイドメニューのビスケットのことを思い出したらどうしても食べたくなって、店でフライドチキンのセットを食べた。
あの熱々のふっかふかのビスケットを半分に割って、メープルシロップを垂らした奴と、チキンの皮のカリッカリになったところを一緒に食うのが俺的最高。
深谷さんはコールスローが好きなんだって。わかるー。
ビスケットが旨すぎておかわりしちゃったから、けっこう腹いっぱいになった。
チキンは余分に買って帰って、明日ほぐしてコールスローと一緒にコッペパンに挟んで朝飯にする予定。今から楽しみ!

九条

2019/09/02

僕のお稽古帰りの待ち合わせをする頃には、とっぷり日が暮れる季節になりましたね。
カフェの温かみのある灯りも、その光の中にいる大野木先生も、僕にとってはとても嬉しい視覚情報です。
窓越しに手を振って、本を読んでいた先生が気付いて微笑んでくださる瞬間が最高ですね。
秋から冬にかけての、幸せな一瞬です。
それが見たいがために、先生にカフェで待っていてくださるようお願いして、ほんの少しだけ遅刻する悪い僕ですが、先生もいつも窓際に座ってくださるところをみると、僕のそんな気持ちを察してくださっているんでしょうか。
だとしたら、僕たち二人共にとって嬉しい瞬間なわけですね。

知彦

2019/09/02

担当している患者さんに園芸が趣味の男性がいて、自宅で菊をたくさん育てているんだそうだ。
今が一年の苦労が報われるときらしくて、帰り際に写真を見せてくれた。
なんかビックリするくらい花がたくさんついた、傘みたいな形に仕立てた菊で、しかもメインの茎は一本なんだって!
針金で上手にサイドへ枝を誘導していくそうだけど、もう趣味の域じゃなかった。
腰のリハビリがはかどって、ますます園芸に打ちこめるって言ってもらえてよかったな。
やっぱり、生き甲斐がある人は、それがリハビリのモチベーションを生んでくれるんだなって実感した。
遥君ならコッペパンか。
僕は……僕は遥君かなあ、今の生き甲斐。いや、勿論仕事もだけど。

2019/09/02

昨日、九条が栗ご飯を炊いてくれたので、昼飯は栗ご飯のおむすびだ。
おかずはシンプルにしてくれと頼んだら、炒めたソーセージと玉子焼きとプチトマトだった。完璧だ。
天気がいいので中庭のベンチで食べていたら、通り掛かった学生たちに手を振られた。
あまりこれまでそんなことがなかったので面食らったが、面はゆくも嬉しいものだな。
しかし、女子たちに「大野木先生がおにぎり齧ってる!」とクスクス笑われて、何がそんなにおかしいのかわからないが若干恥ずかしかった。
俺とおむすびはそんなに取り合わせが奇妙なんだろうか……。

2019/09/02

天気が悪いと、どうしてもお客さんが少なくて、コッペパンが売れ残ってしまう。
悲しいけど、無駄にしたくはないから、夜、深谷さんに手伝ってもらって、じゃんじゃんラスクを作った。
スライスしたコッペパンをレンジで何度かチンして水分を飛ばして、カリッとしたらマーガリンを塗って砂糖をまぶして、オーブンでうす~く色がつくまで焼く。
作り方はすっげー単純だし、いい匂いがするし、実際旨いんだよね。
コッペパンで作ると、さくさくっとして食感が凄く軽い。
これを小袋詰めにして100円で売るんだけど、実は隠れた人気メニュー。
明日、「本日ラスクあります!」の貼り紙をして、店に並べよう。
明日は晴れるといいなあ。ラスクを作るのは楽しいけど、やっぱ売れ残りはヤダ!

九条

2019/09/02

先生の呻き声で目が覚めて、何ごとかと慌てたら、「こんなに暖かくて気持ちのいい布団から、どうやって出られるというんだ」と目をつぶったままはっきり仰って、てっきり起きて嘆いておられるのかと思ったら、まさかの寝言でした。
思わず声を殺して笑ったせいで、僕のほうは目が冴えてしまいました。
寝言に返事はよくないと言いますが、何か一言かけて差し上げたくて、「今日はどこにも行かない日ですから、好きなだけ寝ていてください」と声を掛け、胸元をポンポンしたら、寝顔が安らかに。
平日の朝の夢でも見ておられたのでしょうか。
確かに、好きなだけ眠れるというのは、何とも贅沢で素敵なことですよね。
しかも、目を開けたときに最初に見られるのは、世界でいちばん大切な人の寝顔なわけですから、我が家は天国よりも素晴らしい。
二人共が空腹でたまらなくなるまで、今日は惰眠を貪るとしましょうか。猫のように。

知彦

2019/09/02

昨日、近所の常連さんが、「そろそろ毎年のアレを頼むよ」って言って、家庭菜園で採れたかぼちゃの、今年最後の三つを持ってきてくださったそうだ。
それなら……と、早速今朝、今年初のスープを用意することにした。
昨夜、鶏ハムを茹でた煮汁をベースにして、いただいたかぼちゃを使って、かぼちゃのポタージュを作ってみた。
残ったコッペパンをカリカリに炒めてクルトンにして、僕たちも朝ごはん代わりに試食。
かぼちゃが甘いから、凄く美味しいスープになった。これなら、コッペパンと一緒に食べると身体が暖まりそうだ。
夏はアイスクリン、秋と冬は時々の気まぐれスープ。ささやかな「お手伝い」だけど、勿論本気でやっている。始めた頃よりは、少し腕が上がったとも思う。
少しでも遥君のサポートになると思うと気合いが入るし、「ありがと!」って遥君に言われると、単純に嬉しいんだよね。
好きな子のためなら頑張れるって、本当だなあ……。

2019/09/02

仕事帰り、生け花教室帰りの九条をカフェで待っていたら、やってきた九条の袋から、ススキの穂が顔を出していた。
生け花は季節を映す鏡のようなものだな。家に帰って、きちんと生け直したものを見るのが楽しみだ。
夕食も、せっかくだから秋らしいものが食べたいと言い合って、街を歩いて探してみたのだが、結局ピンとこないまま妥協して入った小料理屋で、秋の味覚を色々と味わうことができて嬉しい驚きだった。
小さな釜で炊いた栗ご飯が最後に出て、残った分は小さなおむすび二つにして持たせてくれた。
明日の朝食ができたなと笑い合って、肩を並べて同じ家に帰れる幸せを、この肌寒い季節、しみじみと感じる。
誰もいない夜道で手を繋ぐことがひときわ嬉しい季節がまた巡ってきたな。

2019/09/02

今日もコッペパン完売!って機嫌よく店を閉めて台所に戻ったら、何故かトレイにコッペパンが二個……。
そうだ、ちょっと形が悪いから、店に出さなかったんだっけ。
帰ってきた深谷さんにどうしようって言ったら、「サンドイッチにして食べようか」って言って、上下二つにスライスしたコッペパンをトースターで焼き始めた。
俺が焼けたコッペパンにバターを塗ってる間に、深谷さんは「ホントは蒲焼きにするつもりで開いてもらったんだけどさ」って言いながら、フライパンでサンマを焼いて、タマネギを炒めてくれた。
それをコッペパンに挟んでレモンをギュッと絞って食べたら……うまーい!
コッペパンを強めに焼いて、香ばしく歯ごたえを出すのがポイントだね。
ホントはバゲットとかのほうがもっと旨いと思うけど、十分だった。
鯖サンドの応用だけど、これはいけるな~。

九条

2019/09/02

秋は何を食べても美味しいので、仕事が終わってスーパーに行っても、献立にかえって迷ってしまいます。
大野木先生に「何か召し上がりたいものはありますか?」と訊ねても、「お前が作るものは何でも旨いから、何でも食べたいな」と真顔で答えてくださるので、あまり参考にならず……。
よくカップルの男性のほうが「何が食べたいか」と問われ、「何でもいい」と返して人間関係を悪化させるという話を聞きますが、同じ「何でもいい」でも、大野木先生のは、とびきり嬉しいタイプのお答えではあるのです。あるのですが……!
とりあえず、二人ともが大好きな栗ご飯は確定として、おかずは何にしましょうかね。
選択肢が多すぎるというのは、なんとも贅沢で幸せな悩みです

知彦

2019/09/02

朝イチに予約が入っていた患者さんがキャンセル。
持病が悪化して、他院に入院されたそうで、リハビリ頑張っておられたのに、凄く残念だな……。
僕が電話に出られたら一言「待ってます」って伝えたかったんだけど、受付の人が応対したので、どんなやり取りがあったかはわからない。
昼休み、一緒に弁当を食べながら大野木先生にそんな話をしたら、「そうだな。そんな何げない一言が、患者さんのモチベーションになる可能性もある。コミュニケーション術についても、これからは少しずつ向上させていこう」と真剣に聞いてくださった。
「俺も、言葉の大切さを九条から毎日学んでいるからな」と照れ臭そうに仰ったその顔が凄く幸せそうで、ちょっと見とれてしまった……と言ったら、九条さんに叱られるだろうか。そういう意味ではないんだけど。

2019/09/02

芸術の秋!というわけで、珍しく深谷さんと美術館に行った。
浮世絵とか全然わかんないけど、とにかく人が凄い。
もう、何を見たって人の頭をいろいろ見た。
やっぱこういうのは平日じゃないと無理だね。
さっくり切り上げて、美味しいガレットを食べに行った。
ガレット、どうしたって半分くらいで味に飽きてくるから、そうなったら交換するんだ。
二人で来ると、そういうことができるのがいいよね。
店を出て、買い物して帰ろっかってデパートに向かう途中で、兄ちゃんと深谷さんにバッタリ。
二人は映画を見てきたんだって。
それより何より、九条さんが髪の毛ほどいてたから、一瞬誰かわかんなかったよ!
輪ゴムが切れたらしいけど、なんか斬新……!
髪の毛を解くと、ゴージャス度が爆上がりするんだな。初めて知った。

2019/09/02

随分先の話だと思っていたが、じきにハロウィンだな。
九条の店の前のかぼちゃも、九条が毎日少しずつデコレーションを増やしているそうで、何やら賑やかになってきた。
今朝は、子分のような小さなオレンジ色のかぼちゃが横にいて、何とも可愛らしい。
九条を見ていると、仕事を楽しむことの大切さを痛感する。
自分が楽しい、美しいと思っていればこそ、花の素晴らしさがお客さんたちに伝わるんだろう。
俺たちもまた、患者さんたちを応援し、ささやかな手助けをすることを喜びとしているのだと、心からそう感じていなくては、何を指導しても上手くいかないんだろう。
今朝、カンファレンスでそんなことを話そうと思いながら、出勤した。
九条はいつも、とてもさりげなく、俺に大切なことを気付かせてくれる存在だ。

知彦

2019/09/02

月曜に九条さんと大野木先生が届けてくださった、特大サイズのオレンジ色のかぼちゃ、遥君のお店の前に置いてあるんですが、さっそく大人気です。
いつも散歩で通り掛かる保育園の子供たちが、今日はかぼちゃさんに折り紙で作った飾りをたくさん持ってきてくれたそうで、僕が帰宅すると、土間に取り込んであるかぼちゃが、七夕とクリスマスが一緒に来たみたいな感じにデコられていました。
ハロウィンとは……と一瞬思ったけれど、何でもありがこの国のいいところですよね、たぶん。
遥君も嬉しそうです。
ふと、こういうとき、みんなカボチャと写真を撮っていきますが、肝腎の遥君はそれができないな……と思って、僕がカボチャと遥君の写真を撮りました。
あとで送りますね。余った飾りを遥君につけてみたので、本当に七夕みたいです。

九条

2019/09/02

ジメジメした夏と違って、洗濯物がすぐ乾くのが嬉しい秋です。
家事のあらかたを任せてしまってすまないと先生は折に触れて仰いますが、できることを見つけ、率先してやってくださっているので、押しつけられたなどとは少しも思っていませんよ。
自宅が職場を兼ねているのですから、僕が動くほうが時間のロスがありません。
それに、仕事の合間に掃除や洗濯で身体を動かすのは、けっこういい気分転換になるのです。
店の中は、花のためにある程度環境を一定に保っていますから、花屋に必須の季節感は、そういう家事の時間にしか体感できませんし。
今日は冬に備えて、テーブルをこたつにするためのカバーを洗ったので、さすがに外に干そうと庭に出たところ、赤とんぼがたくさん飛んでいました。
病院の敷地内にはあまり緑がありませんから、我が家の庭が虫たちの憩いの場になっているのでしょうか。
とんぼがとまれるように、睡蓮鉢の中に枝を差しておきました。

2019/09/02

昨夜、サツマイモを茹でてシロップに浸けた奴を、今日、蒸しパンに入れた。
秋はコッペパンもよく売れていい季節だけど、きな粉揚げパンや蒸しパンみたいな気まぐれメニューも凄く好評で嬉しいな。
おやつの時間を待たずに蒸しパンが売り切れちゃって、あ、ちょっとまずいな~と思ってドーナツを揚げてたら、女子高生の常連さんたちがドヤドヤ来て、凄い勢いで揚げたてドーナツを買っていった。
授業が終わって、部活が始まる前におやつを仕入れに来たんだって。
確かに、高校生の頃って、やたら腹が減った記憶が俺にもあるなあ。
今はそうでもないけど、俺だって、おやつはちょっとほしい。
ドーナツの型を抜いた真ん中の、ボール状に揚がった奴を二つくらいつまんだ。満足!
今日は真ん中部分は売らずに、試食に回すからね。俺だけじゃなく、みんなで食べよう。

2019/09/02

連休も今日で終わりか。
休暇はあっという間に終わってしまうものだな。
今日は夕方、九条が遥に頼まれていた大きなハロウィン用のカボチャを届けるというので、一緒に車に乗っていった。
そのまま帰りにどこかで夕食を摂ろうと言っていたのだが、深谷が夕食に誘ってくれたので、厚意に甘えることにした。
遥が卓袱台にホットプレートを持ってきて、「四人いると盛り上がるよね!」と言うので何かと思ったら、始まったのはもんじゃパーティだった。
もんじゃ焼きを食べる機会は滅多にないから、なかなか面白かった。
餅やらチーズやら明太子やら、実に色々な具が入るものだな。
しかし、あの小さなへらの使い方が下手で、唇と口の中を火傷してしまった。
帰ったら九条が火傷の具合を見てくれるそうだが、どうも不穏な気配がする……。

知彦

2019/09/02

今日は、本来休みの「遥屋」が夜明け前どころか、深夜からフル活動!
何しろ、今日は保育園の運動会で、お土産に遥君のコッペパンを保護者の皆さんに配るのだ。
保育園さんの太っ腹な企画を遥君がありがたく受けてきたので、二人で生地をこねて発酵させて成形して焼きまくった。
フィリングも挟みまくった。
今回は、サツマイモクリーム&アーモンドスライスと、カスタード&揚げカボチャの二種類。秋の特別バージョンだ。
実は、揚げカボチャのほうは僕のアイデアで、けっこう気に入っている。
カスタードの優しい甘さと、揚げたカボチャの香ばしさがよく合うんだよね。
たくさんあるから、九条さんの車を借りて納品してきた。
車を返すついでに、九条さんと大野木先生にも、秋のコッペパンを届けよう。
凄くくたびれたけど、みんなが美味しく食べてくれたらいいね、遥君。
……ふと見たら、遥君は畳の上に大の字で爆睡していた。お腹丸出しだ……。

九条

2019/09/02

僕は写真の整理をするのが大好きなんですが、大野木先生に言わせれば「面倒なことをよくやる」だそうです。
旅の思い出を蘇らせつつ、ときに「こんなこともあったんですか!」と驚くような一枚との出会いもあり、写真整理、楽しいですよ。
それに、自分で整理整頓していると、好きな写真をより抜いてアルバムを作ることもできますしね。
僕のPCには、先生の可愛い顔ばかり選りすぐったアルバムがあって、仕事に疲れたらいつも開いて眺めるんです。
今のところ、可愛い顔ナンバーワンは、僕のアイスキャンデーを一口差し上げるときの、あーんと口を開けたショットです。
撮影してくださった深谷さんには、写真を見るたび感謝の舞を捧げています。

2019/09/02

そろそろ涼しくなってきたから、お肉屋さんとコラボ再びをやろうぜ!って、仕事の合間に打ち合わせに行ってきた。
コロッケ、メンチカツ、ハムカツ……挟んで美味しいお惣菜はいっぱいあるから、迷っちゃうなあ。
夕方、塾にコッペパンの納品に行ったとき、お惣菜系なら、みんな何が好きですかねって聞いたら、焼きそばパン!って言われてちょっと混乱した。
焼きそばかあああ。それなら家で焼けるけど、ちょい大変だな。
あれこれ考えてたら、夕飯に、深谷さんが里芋のコロッケを作ってくれた。
煮っ転がした里芋を潰して、そこに鳥の挽肉と生姜を入れて丸めた奴。
めっちゃくちゃうめー! これもパンに挟みたい!
食欲の秋すぎて、コッペパンに挟むフィリングが決めきれないよ~~。
このままだと、試食で俺が太っちゃう。

2019/09/02

リハビリルームでPCに向かって患者のデータをチェックしていたら、ここしばらく通ってきていた小学生の女の子に「今日、誕生日なの!」と宣言されてしまった。
とりあえず「おめでとう」と言ったが、本人はすこぶる不満げだ。
諦めて去っていったが、療法士たちにハッピーバースデーをひとくさり歌ってもらってご満悦だった。
まさかさっきは、俺がソロでハッピーバースデーを歌うことを期待していたのか……?
すまないが、それは無理だ。
自宅で、九条ただひとりのために歌うだけでも、俺と俺の音感は瀕死なんだ……。
カラオケなら不思議と割り切って歌えるんだが、アカペラは何故あんなに恥ずかしいんだろうな。

知彦

2019/09/02

昼休み、九条さんのお店にお邪魔して、小さくてカラフルなカボチャを五つ買ってきた。
くれると言ってくれたけど、やっぱり商売に使うものには、ちゃんとお金を払わないとね。
これは、遥君の店に飾るためのかぼちゃなんだ。
本当はあのでっかい奴がうちにもほしいけど、ゴミに出すのが大変だからな~~と言っていたら、九条さんが「くだいて庭に埋めればいいんですよ」と教えてくれた。
そ、そうか。そのうち肥やしになるもんな。
「お取り寄せしましょうか?」と聞かれて、ちょっと保留にしてきた。
帰ったら、遥君と家族会議だ!

九条

2019/09/02

やはり10月に入るなり、街がハロウィン一色ですね。
店の前に置いた大きなオレンジ色のカボチャは、狙いどおり道行く人たちに大人気です。
たぶん、誰かのインスタにも登場しているんでしょうね。
小さい子供が上に乗り、親御さんが楽しそうに写真を撮っているのを見ると、誰かの思い出の一ページにうちの店が登場するんだなと、にこにこしてしまいます。
それに引かれて店に入ってくれる人が多くなったとは特段感じていませんでしたが、先週の売り上げが、意外と多いのです。効果があったのかもしれませんね。
やはり、損して得取れというのはこういうことでしょうか。
あと、先生がとても恥ずかしそうに「ハロウィンが終わってあれを家の中に引っ込めたら、俺も乗ってみていいだろうか」と仰るものですから、心臓を撃ち抜かれた思いです。

■このブログは

大野木甫
医師の大野木甫
九条夕焼
フラワーショップ店主の九条夕焼
大野木遥
甫の弟でコッペパン専門店店主の大野木遥
深谷知彦
甫の部下で理学療法士の深谷知彦

仕事人である彼らが、昼休みに綴ります。
だから平日12:00頃更新。土日祝日はお休みです(ときどき休日出勤あり…)。

それぞれの恋模様は『お医者さんにガーベラ』『お花屋さんに救急箱』をご覧ください。

Novel 椹野道流
Illustration 黒沢要

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