ご主人様になりたい!
書籍紹介
大和のご主人様に俺より相応しいヤツなんているか?
大恩あるご主人様が結婚し、メイドの大和はご主人様の義弟となった雪紘の世話を任される。だが、精一杯雪紘に尽くすつもりでいた大和の前に現れたのは、ご主人様の結婚式の日に大和の唇を奪ったやたら綺麗な男だった。性的な奉仕もメイドの仕事だと雪紘に抱かれてしまう日々。でも、学業の傍ら大和を義兄から略奪するためモデルの仕事をこなす雪紘が忙しくなり、二人の生活はすれ違いに。雪紘の思惑を知らない大和は居場所を見失い… 。
立ち読み
「チビで可愛いって俺のコトか!?」
童顔なことを気にしている大和は男の評価に食ってかかった。
「他に可愛いヤツなんていないと思うけど?」
男はわざとらしく会場を見渡しながら当然のように答える。
けれど男子高校生の大和にとって可愛いなんて褒め言葉でもなんでもないし、むしろバカにされているようにしか聞こえない。
「てゆーか、お前のせいでせっかくのキス撮り逃しちゃっただろ」
お目出度い席で暴力沙汰は避けたい大和はグッと悔しさを堪えて抗議した。
「ウルセーな、キスくらいいくらでもしてやるよ」
大和の胸ぐらを掴んだままだった男は、面倒くさそうに言うと大和の唇を奪った。
「……ッ!?」
抵抗する間もなく口づけられた大和は驚きのあまり大きな目を見開く。
なにをどう間違ったら、自分が初対面のやたら綺麗な男にキスをされなければなら
ないのかわからない。
「コレで満足か?」
硬直している大和から唇を離した男はニヤッと笑って尋ねてきた。
童顔なことを気にしている大和は男の評価に食ってかかった。
「他に可愛いヤツなんていないと思うけど?」
男はわざとらしく会場を見渡しながら当然のように答える。
けれど男子高校生の大和にとって可愛いなんて褒め言葉でもなんでもないし、むしろバカにされているようにしか聞こえない。
「てゆーか、お前のせいでせっかくのキス撮り逃しちゃっただろ」
お目出度い席で暴力沙汰は避けたい大和はグッと悔しさを堪えて抗議した。
「ウルセーな、キスくらいいくらでもしてやるよ」
大和の胸ぐらを掴んだままだった男は、面倒くさそうに言うと大和の唇を奪った。
「……ッ!?」
抵抗する間もなく口づけられた大和は驚きのあまり大きな目を見開く。
なにをどう間違ったら、自分が初対面のやたら綺麗な男にキスをされなければなら
ないのかわからない。
「コレで満足か?」
硬直している大和から唇を離した男はニヤッと笑って尋ねてきた。
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