うそつきと恋と銃弾
書籍紹介
私は決してあなたを裏切ったりはしない
御堂グループの若き総帥・御堂海里は、某国のリゾート開発計画の関係で、テロリストに命を狙われていた。ボディガードに雇われた黒崎は、海里の行動をいちいち抑制してくる。あげく「私の命令には従っていただきます」と傲岸不遜だ。海里は、黒崎の言いなりにはならないと突っぱねるが、無理やり体を開かされ、強迫され、黒崎の命令に従わざるをえない状況に。ことあるごとに、黒崎からの調教は続き、体だけは慣らされて――!!
立ち読み
海里は全裸だ。身を覆うもの何一つないままで、透き通ったガラスの前に立っている。
「さあ。見てもらいなさい」
背後で黒崎が甘く甘くささやいた。
「あなたが、どんなに淫らで浅ましいか、皆さんに教えて差し上げるといい」
黒崎の両手が腰を掴む。
「や……」
バランスを失って、海里は両手をガラスについた。
「いや……。こんなの、いやだ……」
はかない抵抗など無視して、そのまま、黒崎が腰を入れる。熱くて硬いものが一気に隘路を押し進む。
ほんの少し前まで黒崎を包んでいたそこは、なんの抵抗もなく黒崎を易々と飲み込んだ。それどころか、自らを蹂躙してくれるその塊を待ち望んでいたように、自ら絡みつき黒崎をきつく抱き締める。
「あぁっ……ああ……あ……」
注挿が始まる。熱くて硬い塊が身体の内側をなめすようにして擦り上げる。
股間のものが、また、張り詰め始めていた。
どこからか快楽が忍び寄り集まってくる。
「あ…、いや……」
目の下には、毎朝、海里が見下ろしている光景が広がっていた。
いつもぼんやりと灰色に霞んだ、モノトーンの翳りの中、静かにゆらめいている街。
普段は意識さえしたことのない人の気配が、今、濃厚に立ち上ってくるのを海里は感じていた。
あそこには、何十万、何百万という人が住んでいるはずだ。
彼らと海里を隔てているのは、この透き通ったガラスが一枚だけ。
見られている。みんなが見る。黒崎に深々と貫かれ、悦んでいる自分の姿を、何十万、何百万という視線が目の当たりにする―――――。
「あああっ……」
ぞくぞくっと、神経を逆撫でにするような快感が背筋を走った。
「さあ。見てもらいなさい」
背後で黒崎が甘く甘くささやいた。
「あなたが、どんなに淫らで浅ましいか、皆さんに教えて差し上げるといい」
黒崎の両手が腰を掴む。
「や……」
バランスを失って、海里は両手をガラスについた。
「いや……。こんなの、いやだ……」
はかない抵抗など無視して、そのまま、黒崎が腰を入れる。熱くて硬いものが一気に隘路を押し進む。
ほんの少し前まで黒崎を包んでいたそこは、なんの抵抗もなく黒崎を易々と飲み込んだ。それどころか、自らを蹂躙してくれるその塊を待ち望んでいたように、自ら絡みつき黒崎をきつく抱き締める。
「あぁっ……ああ……あ……」
注挿が始まる。熱くて硬い塊が身体の内側をなめすようにして擦り上げる。
股間のものが、また、張り詰め始めていた。
どこからか快楽が忍び寄り集まってくる。
「あ…、いや……」
目の下には、毎朝、海里が見下ろしている光景が広がっていた。
いつもぼんやりと灰色に霞んだ、モノトーンの翳りの中、静かにゆらめいている街。
普段は意識さえしたことのない人の気配が、今、濃厚に立ち上ってくるのを海里は感じていた。
あそこには、何十万、何百万という人が住んでいるはずだ。
彼らと海里を隔てているのは、この透き通ったガラスが一枚だけ。
見られている。みんなが見る。黒崎に深々と貫かれ、悦んでいる自分の姿を、何十万、何百万という視線が目の当たりにする―――――。
「あああっ……」
ぞくぞくっと、神経を逆撫でにするような快感が背筋を走った。
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