お兄様は言いなりにならない
書籍紹介
勝負に負け、何をやっても敵わない 優秀な弟に囲われて!?
父親の経営する画廊の危機を救うため、一攫千金を狙ってジュエリーコンテストに応募した三吾。でも、グランプリは何もかも自分より優れている双子の弟・大哉が受賞してしまう。しかも、グランプリを取ったほうが一生相手を言いなりにできるという勝負をしていたから堪らない! 一生自分のモノにすると大哉から宣言され、三吾は半ば強引に抱かれてしまった…。双子の弟との肉体関係に溺れつつも背徳感を覚える三吾はリベンジを誓う。
立ち読み
自分が大哉の性的な対象だと強く意識した三吾はなんとか唇を離そうと藻掻いた。
けれど大哉は三吾の首根っこを掴むようにして固定してしまう。
「なにすんだよっ!」
ようやくキスから開放された三吾は涙目で大哉を睨んだ。
「キスくらいガキの頃に数え切れないほどしただろ?」
「ソレとコレは全然違う!」
シレッと言う大哉に三吾はワナワナと震えながら首を振った。
「大差ないだろう。そこに性的なニュアンスがあるかないかっていうだけで、三吾のことが好きでずっと一緒に暮らしたいっていう気持ちは変わってないからな」
大哉はまるで三吾がなにを怒っているかわからないとばかりに言う。
「その性的なニュアンスってーのが一番ネックじゃねーか!」
肝心な大問題をすっ飛ばそうとする大哉に、三吾はプチッとキレたように叫んだ。
「ギャーギャー騒いでないで、三吾のほうからキスしてくれよ」
至近距離にいるのに大声を出す三吾に大哉は苦笑いしながら促した。
「ヤダッ!」
三吾は当然のように拒絶する。
「だから三吾に拒否権はないって言ってるだろう?」
けれど大哉は三吾の首根っこを掴むようにして固定してしまう。
「なにすんだよっ!」
ようやくキスから開放された三吾は涙目で大哉を睨んだ。
「キスくらいガキの頃に数え切れないほどしただろ?」
「ソレとコレは全然違う!」
シレッと言う大哉に三吾はワナワナと震えながら首を振った。
「大差ないだろう。そこに性的なニュアンスがあるかないかっていうだけで、三吾のことが好きでずっと一緒に暮らしたいっていう気持ちは変わってないからな」
大哉はまるで三吾がなにを怒っているかわからないとばかりに言う。
「その性的なニュアンスってーのが一番ネックじゃねーか!」
肝心な大問題をすっ飛ばそうとする大哉に、三吾はプチッとキレたように叫んだ。
「ギャーギャー騒いでないで、三吾のほうからキスしてくれよ」
至近距離にいるのに大声を出す三吾に大哉は苦笑いしながら促した。
「ヤダッ!」
三吾は当然のように拒絶する。
「だから三吾に拒否権はないって言ってるだろう?」
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