極・華
書籍紹介
極道に惚れるなら死ぬ覚悟で来い
やくざに追われ両親は心中、水樹は自分を救った男の愛人となった。が、その男を脅かす極道・八島を消すよう指示される。やくざなんて皆外道、悪そのもの…と殺意を奮い立たせた水樹だが、八島を狙う他の刺客に刺されてしまう。図らずも命の恩人として八島に近づけた水樹。しかし八島のまっすぐな目に射抜かれると戸惑いと疼きが生じ……水樹はやくざを憎みつつも、また、殺意を抱きつつも、命がけで八島に抱かれたいと思いが募る――。
立ち読み
「ここが気持ちいいのか? どれ?」
閉じた花の蕾を擽るように、そっと開くように、指の一本が中へと入ってくると、水樹は完全に八島に身を委ねた。
『太いっ。なのに、どうしてこんなに優しく探る?』
いかにも不器用そうに見える八島の指先は、水樹の中で不似合いなほど優しく、丁寧に蠢いた。
「ここか?」
『もっと激しくてもいいのに』
そう甘えてしまいそうなほど、水樹の快感だけを重視し、抽挿を繰り返した。
「あっ、イクっ…っ。やっ、イクっ」
そうするうちに、水樹は細波のような震えを全身に走らせると、頬を赤らめ、吐息を漏らして、両の腿に力を入れた。
「いいか? イケそうか?」
「んんっ!! ぁっ―――――っ」
狭間に身を置く八島を挟むように力を入れると、白濁を放つとともに、後孔を締上げた。
「八島…っさ、八島さんも」
水樹は八島の髪や肩を掴むと、このまま自身を。八島自身にも同じ快感を、誘い強請った。
「俺はいい。これは侘びだと言っただろう?」
だが、八島は水樹が放った白濁を舐め取ると、濡れた口元を手の甲で拭い取った。
「っ…っ!!」
「まだイケるんだろう? ほら、もっと弄ってやる」
着崩れた浴衣を開け、官能に白い肌を火照らす水樹に向かって、悪気もなく笑った。
「もういいっ!!」
水樹は昇り詰めた絶頂感から一気に突き落とされた気持ちになると、開けた浴衣を閉じながら、激憤を放つ。
「っ!!」
「もう、いい。もう、同情はいいです。こんなのみじめなだけだ。ただ、みじめなだけだ」
悲痛な思いで叫ぶと、全身で八島を拒絶し、身を捻りながら顔を伏せた。
閉じた花の蕾を擽るように、そっと開くように、指の一本が中へと入ってくると、水樹は完全に八島に身を委ねた。
『太いっ。なのに、どうしてこんなに優しく探る?』
いかにも不器用そうに見える八島の指先は、水樹の中で不似合いなほど優しく、丁寧に蠢いた。
「ここか?」
『もっと激しくてもいいのに』
そう甘えてしまいそうなほど、水樹の快感だけを重視し、抽挿を繰り返した。
「あっ、イクっ…っ。やっ、イクっ」
そうするうちに、水樹は細波のような震えを全身に走らせると、頬を赤らめ、吐息を漏らして、両の腿に力を入れた。
「いいか? イケそうか?」
「んんっ!! ぁっ―――――っ」
狭間に身を置く八島を挟むように力を入れると、白濁を放つとともに、後孔を締上げた。
「八島…っさ、八島さんも」
水樹は八島の髪や肩を掴むと、このまま自身を。八島自身にも同じ快感を、誘い強請った。
「俺はいい。これは侘びだと言っただろう?」
だが、八島は水樹が放った白濁を舐め取ると、濡れた口元を手の甲で拭い取った。
「っ…っ!!」
「まだイケるんだろう? ほら、もっと弄ってやる」
着崩れた浴衣を開け、官能に白い肌を火照らす水樹に向かって、悪気もなく笑った。
「もういいっ!!」
水樹は昇り詰めた絶頂感から一気に突き落とされた気持ちになると、開けた浴衣を閉じながら、激憤を放つ。
「っ!!」
「もう、いい。もう、同情はいいです。こんなのみじめなだけだ。ただ、みじめなだけだ」
悲痛な思いで叫ぶと、全身で八島を拒絶し、身を捻りながら顔を伏せた。
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