一番星のヒミツ
書籍紹介
目と目が合う現実――。
高校二年生の泉瀧大将は小学生のときに事故に遭い、その日一日の記憶がない。ある日、教育実習生の伊里江至宝先生を一目見て以来、彼のことが忘れられなくて…。
立ち読み
オレ、どうなっちゃうんだろ…。
「…あっ? えっ?」
いきなり指を引き抜かれて、仰向けに転がされたオレが、はっきりしない視界の中で見たものは。
羽織ってただけのシャツを脱いで、まるで見せつけるようにジーンズのボタンを外す至宝の姿だった。
そして、そして…。
オレは、至宝のその肉体から目を背けた。
身体の中心で、自力で真上を向いてそびえ立つソレは…。
ーーあんまりにもオレとは違いぎる…。
そんな至宝の身体にばかり気を取られて、オレは自分の今の状態には完全に無頓着になっていた。
膝を割る至宝の手を感じた直後、指が抜け出て少しだけ心細くなった気がするそこに、突然触れた熱――。
――まさか!
瞬間的に、それがなんなのかわかるくらい特別な感触だった。
「ちょっ、ちょっ、ちょっと…待っ…」
「…あっ? えっ?」
いきなり指を引き抜かれて、仰向けに転がされたオレが、はっきりしない視界の中で見たものは。
羽織ってただけのシャツを脱いで、まるで見せつけるようにジーンズのボタンを外す至宝の姿だった。
そして、そして…。
オレは、至宝のその肉体から目を背けた。
身体の中心で、自力で真上を向いてそびえ立つソレは…。
ーーあんまりにもオレとは違いぎる…。
そんな至宝の身体にばかり気を取られて、オレは自分の今の状態には完全に無頓着になっていた。
膝を割る至宝の手を感じた直後、指が抜け出て少しだけ心細くなった気がするそこに、突然触れた熱――。
――まさか!
瞬間的に、それがなんなのかわかるくらい特別な感触だった。
「ちょっ、ちょっ、ちょっと…待っ…」
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