騎士は午前0時に現れる
書籍紹介
お前は三千万の差押え物件だ
「今晩は部屋から出るな」。ヤクザか悪徳政治家の息子かと噂される同級生の御門から受けた意味不明の忠告。その夜、環己の父親の借金を取り立てにきたのは御門だった!
立ち読み
「お前の望みは、俺に抱かれて金を減らすこと、だろ?」
少し温度の低い空気に触れて総毛だっている太股から腰を男の掌が撫で上げて、肌を震わせた。
「ノってきたから、その条件飲んでやるよ。男なんて趣味じゃねーけどな」
抱いてやる。女であればそれだけで濡れてしまいそうな淫靡な囁きに、環己は甘く酔う余裕など与えられない。
腰を撫で回していた男の指が、肉の狭間を突いたからだ。
「っァっ!?」
他人はおろか、物心ついてからは肉親にすら触れられたことなどない場所に、男の指が触れてきて、見開いた目が男のそれとかち合う。
「ここを俺ので犯すんだよ」
知らないのか? と、純粋な子供に言い含めるみたいに男はことさら優しげな声で、恐ろしい事実を言った。
「…ぃ…っャだ…っ」
「嫌って、これしかお前には穴ついてないだろうが? 口って手もあるが女にさせるのと違わないし、大金に値するほどの価値もねぇ」
ぐい、と曲がった指が入り口を圧迫する。
「…ぁっ…くァ、ぁ…っ」
少し温度の低い空気に触れて総毛だっている太股から腰を男の掌が撫で上げて、肌を震わせた。
「ノってきたから、その条件飲んでやるよ。男なんて趣味じゃねーけどな」
抱いてやる。女であればそれだけで濡れてしまいそうな淫靡な囁きに、環己は甘く酔う余裕など与えられない。
腰を撫で回していた男の指が、肉の狭間を突いたからだ。
「っァっ!?」
他人はおろか、物心ついてからは肉親にすら触れられたことなどない場所に、男の指が触れてきて、見開いた目が男のそれとかち合う。
「ここを俺ので犯すんだよ」
知らないのか? と、純粋な子供に言い含めるみたいに男はことさら優しげな声で、恐ろしい事実を言った。
「…ぃ…っャだ…っ」
「嫌って、これしかお前には穴ついてないだろうが? 口って手もあるが女にさせるのと違わないし、大金に値するほどの価値もねぇ」
ぐい、と曲がった指が入り口を圧迫する。
「…ぁっ…くァ、ぁ…っ」
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