年下の彼は策略家
書籍紹介
おとなしく下になってろよ。俺は大事にしてやるぞ
幼なじみの柊一郎の深遠なる策謀(?)により、昔からの約束だと柊一郎に犯られてしまった太陽。どうやら太陽の身長が170センチになったら一緒になる約束をしていたらしいけど――!?
立ち読み
「……こうやって、いつの間にかご近所でお前の評判ばっかり上がっていくんだよな。滝さんところの柊一郎くんは、いい男なうえに優しいって」
「事実だろ」
「全然、事実じゃない。嘘ばっかじゃん」
「なんだとー? 失礼なやつめ!」
そう言って、柊一郎は笑いながら太陽の頭を脇に抱え込む。慌ててもがく体を、グイグイと絞めつけた。
「離せ~っ」
「柊一郎さまは優しくていい男だって認めろ」
ニヤニヤと笑いながら言う柊一郎に、太陽は口をへの字にして鼻に皺を寄せる。
「やだねっ!」
「じゃあ、ずっとこのままだな」
「ぐぇ~っ!!」
苦しくなるほど首を締めつけられて太陽の口から悲鳴が上がる。
それでも意地を張ってギブアップしないでいると、柊一郎はますます楽しそうな様子になった。
「小学生のときの通信簿に、『意地っ張りなところがあります。気をつけましょう』って書かれたことがあったよな。覚えてるか?」
「忘れた!」
「思い出せよ。いいことないぞっていう忠告なんだから」
「うーっ」
「事実だろ」
「全然、事実じゃない。嘘ばっかじゃん」
「なんだとー? 失礼なやつめ!」
そう言って、柊一郎は笑いながら太陽の頭を脇に抱え込む。慌ててもがく体を、グイグイと絞めつけた。
「離せ~っ」
「柊一郎さまは優しくていい男だって認めろ」
ニヤニヤと笑いながら言う柊一郎に、太陽は口をへの字にして鼻に皺を寄せる。
「やだねっ!」
「じゃあ、ずっとこのままだな」
「ぐぇ~っ!!」
苦しくなるほど首を締めつけられて太陽の口から悲鳴が上がる。
それでも意地を張ってギブアップしないでいると、柊一郎はますます楽しそうな様子になった。
「小学生のときの通信簿に、『意地っ張りなところがあります。気をつけましょう』って書かれたことがあったよな。覚えてるか?」
「忘れた!」
「思い出せよ。いいことないぞっていう忠告なんだから」
「うーっ」
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