ライバルなんかじゃもの足りない
書籍紹介
ネコなんて冗談じゃねー!
自惚れやの柾広は初めて自分の上に君臨した男・真也にライバル宣言。あの手この手で雪辱を晴らそうにも、真也に効き目なし。それどころかライバルのはずの真也に迫られてしまう!?
立ち読み
「ちょっと薄気味悪いな…」
「あぁ、でも毛布もあるし一晩くらいなら過ごせそうだぞ」
「でも一枚しかねーじゃん」
楽観的な真也に柾広は呆れながら文句を言う。
「はぁ、せめて一緒に遭難したのが拓真だったらなぁ」
こんな状況でグズっていても仕方がないと思いつつ、柾広はブツブツ文句を言いながら真也とひとつの毛布におさまった。
「二人きりで過ごすのにもっとオイシー展開が期待できたかもしんないのによぉ。お前もそう思ってンだろ?」
柾広はなぜか肩に置かれている真也の手を強烈に意識しながらも、あくまで自分たちはライバルだと強調する。
「なんだ、欲求不満か?」
「不満不満」
顔を近づけて聞いてくる真也に、柾広は平静を装った軽い口調で答えた。
「だったら俺が相手をしてやろうか?」
すると真也は肩に回した手をグイッと引き寄せて顔を近づけると、囁くような声で柾広を誘った。
「あぁ、でも毛布もあるし一晩くらいなら過ごせそうだぞ」
「でも一枚しかねーじゃん」
楽観的な真也に柾広は呆れながら文句を言う。
「はぁ、せめて一緒に遭難したのが拓真だったらなぁ」
こんな状況でグズっていても仕方がないと思いつつ、柾広はブツブツ文句を言いながら真也とひとつの毛布におさまった。
「二人きりで過ごすのにもっとオイシー展開が期待できたかもしんないのによぉ。お前もそう思ってンだろ?」
柾広はなぜか肩に置かれている真也の手を強烈に意識しながらも、あくまで自分たちはライバルだと強調する。
「なんだ、欲求不満か?」
「不満不満」
顔を近づけて聞いてくる真也に、柾広は平静を装った軽い口調で答えた。
「だったら俺が相手をしてやろうか?」
すると真也は肩に回した手をグイッと引き寄せて顔を近づけると、囁くような声で柾広を誘った。
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