真純さまの言うとおり
書籍紹介
おまえの忠誠は永遠に私だけのものだ
織田コンツェルンの御曹子・真純は街で知り合った翔吾の高校へ転入した。だがお目付役の雨宮が、命令もきかずに臨教としてやってきて──。
立ち読み
「真純様のこんなお姿が拝見できるなんて、望外の幸せです」
雨宮が触れる先端から蜜が溢れ、彼の手を汚していく。彼は自分の指を口に持っていき、それを舐め取った。
一瞬、息が止まる。
彼らしからぬ淫蕩な仕草と表情。いや、今となっては、何が彼らしかったのかも判らない。
「こんなことくらいで、何を驚いているのです? ……ああ、真純様は、こんな私をご覧になるのは初めてですね。今までひた隠しにしてきましたから。でも……」
雨宮は真純に顔を寄せた。瞳がぎらぎらとしていて、正視できない。
「私はいつも心の中であなたをこんなふうにしてきたのですよ。小鳥のように可憐なあなたをねじ伏せて、組み敷いて、欲望のままに支配してしまいたいと……」
真純はそれを聞いた時、自分の中で何かが壊れていくのが判った。
雨宮が触れる先端から蜜が溢れ、彼の手を汚していく。彼は自分の指を口に持っていき、それを舐め取った。
一瞬、息が止まる。
彼らしからぬ淫蕩な仕草と表情。いや、今となっては、何が彼らしかったのかも判らない。
「こんなことくらいで、何を驚いているのです? ……ああ、真純様は、こんな私をご覧になるのは初めてですね。今までひた隠しにしてきましたから。でも……」
雨宮は真純に顔を寄せた。瞳がぎらぎらとしていて、正視できない。
「私はいつも心の中であなたをこんなふうにしてきたのですよ。小鳥のように可憐なあなたをねじ伏せて、組み敷いて、欲望のままに支配してしまいたいと……」
真純はそれを聞いた時、自分の中で何かが壊れていくのが判った。
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