真純さまの言うとおり

本を購入

本価格:565(税込)

  • 本販売日:
    2001/06/25
    電子書籍販売日:
    2008/12/26
    ISBN:
    978-4-8296-5252-7
書籍紹介

おまえの忠誠は永遠に私だけのものだ

織田コンツェルンの御曹子・真純は街で知り合った翔吾の高校へ転入した。だがお目付役の雨宮が、命令もきかずに臨教としてやってきて──。
立ち読み
「真純様のこんなお姿が拝見できるなんて、望外の幸せです」
  雨宮が触れる先端から蜜が溢れ、彼の手を汚していく。彼は自分の指を口に持っていき、それを舐め取った。
  一瞬、息が止まる。
  彼らしからぬ淫蕩な仕草と表情。いや、今となっては、何が彼らしかったのかも判らない。
「こんなことくらいで、何を驚いているのです?  ……ああ、真純様は、こんな私をご覧になるのは初めてですね。今までひた隠しにしてきましたから。でも……」
  雨宮は真純に顔を寄せた。瞳がぎらぎらとしていて、正視できない。
「私はいつも心の中であなたをこんなふうにしてきたのですよ。小鳥のように可憐なあなたをねじ伏せて、組み敷いて、欲望のままに支配してしまいたいと……」
  真純はそれを聞いた時、自分の中で何かが壊れていくのが判った。
おすすめの関連本・電子書籍
アイコンについて
  • プラチナ文庫
  • プラチナ文庫 アリス
  • プラチナ文庫 艶
  • ラピス文庫
  • f-LAPIS
  • プランタンe-Boys!