ストロベリー
トラップ
書籍紹介
ベッドでいちごは食べないで
ごくごく普通の男子高校生だった立花瑞希は、ちょっとした勘違いから超人気モデルの涼原椎麻と恋人としてつきあうことになってしまった。しかも椎麻とアイドル・デュオとしてデビューすることに。ある週末、別荘に招待された瑞希は、デビューのためにノーパン&ミニメイド服で特訓させられるハメに。極上のいちごに囲まれて、椎麻の甘くてキチクな特訓とエッチに瑞希は心もからだもいっぱいいっぱいで
立ち読み
「瑞希は怒った顔もかわいいけど、そんなふうにずっと顔をしかめていたら、ここにシワできちゃうよ?」
椎麻のキスで濡れたいちごで、眉間をつつかれ、瑞希は思わずこぶしを握りしめた。
(なんなんだよっ!)
椎麻がエッチの最中にいちごを食べるのさえやめてくれたら、誰もこんなにイラついたりはしないのに…。
決して、いちごが嫌いなわけじゃない。
なのに、椎麻のせいで、無性に憎くてたまらなくなる。
「ほら。駄々っ子みたいに眉なんて寄せてないで、きみも、あーん」
かなり上機嫌な椎麻が楽しげにそうささやいて、自分がキスしたいちごを瑞希の口もとに近づけてくる。
忙しい椎麻が楽しみにしていた、瑞希といちごを満喫できるバカンスの初日だから、少々浮かれ気味なのには、目をつむってやりたい気もするけれど…。
「ね? 極上のキスみたいに、甘くて…おいしいから」
椎麻のその台詞を聞いた途端、頭の奥でプチッと堪忍袋の尾が切れる音がして…。
「いらないっ」
瑞希はとっさに、椎麻の手を乱暴にはらいのけてしまっていた。
「いちごとオレのどっちが食べたいんだよっ?」
思わず口走ってしまった直後にはもう、瑞希は、恥ずかしさと悔しさで真っ赤になる。
いくら本音とはいえ、心の狭い『愛されたがり』の女のコじゃあるまいし。
そんな気持ち、椎麻には特に知られたくなかったのに…。
椎麻のキスで濡れたいちごで、眉間をつつかれ、瑞希は思わずこぶしを握りしめた。
(なんなんだよっ!)
椎麻がエッチの最中にいちごを食べるのさえやめてくれたら、誰もこんなにイラついたりはしないのに…。
決して、いちごが嫌いなわけじゃない。
なのに、椎麻のせいで、無性に憎くてたまらなくなる。
「ほら。駄々っ子みたいに眉なんて寄せてないで、きみも、あーん」
かなり上機嫌な椎麻が楽しげにそうささやいて、自分がキスしたいちごを瑞希の口もとに近づけてくる。
忙しい椎麻が楽しみにしていた、瑞希といちごを満喫できるバカンスの初日だから、少々浮かれ気味なのには、目をつむってやりたい気もするけれど…。
「ね? 極上のキスみたいに、甘くて…おいしいから」
椎麻のその台詞を聞いた途端、頭の奥でプチッと堪忍袋の尾が切れる音がして…。
「いらないっ」
瑞希はとっさに、椎麻の手を乱暴にはらいのけてしまっていた。
「いちごとオレのどっちが食べたいんだよっ?」
思わず口走ってしまった直後にはもう、瑞希は、恥ずかしさと悔しさで真っ赤になる。
いくら本音とはいえ、心の狭い『愛されたがり』の女のコじゃあるまいし。
そんな気持ち、椎麻には特に知られたくなかったのに…。
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