薔薇の名前 IV
薔薇の夜明け
書籍紹介
二人を結ぶ薔薇の刻印に、新事実が…!?
フィラードの魔封じを解くための荒療治で自我を失った彬を連れ、瀬名は大英博物館へやってきたが、そこで…。
立ち読み
「ひ…………ゥ……ッ」
彬にペニスを弄らせながら、瀬名は顔を彬の胸板に寄せた。乳首に歯を当て嬲ってやると、彬は激しく射精した。
「は、ふぅ…っ!」
紅いビロードに、白濁が染みこんでいく。絶対神聖なはずのこの場所が、欲情に濡れていく。
「やぁ……」
横たわる彬が、立ったままの瀬名の股間に手を伸ばす。
これが、欲しい。
入れて欲しい。
淫らに、正直に、大きな肉杭を掴んで目でねだる。
瀬名はすぐには与えなかった。
「……ヒッ!?」
官能に潤んでいた彬の目が、一瞬正気に近い色に戻った。瀬名が、燭台に刺さるべきはずの赤い蝋燭を祭壇の下から取り出し、ライターで火を点したのだ。そして蕩ける蝋燭を、彬の柔肌の上に垂らした。
「あぅ…っ」
熱さで、彬が身を捩る。
「もっとだ」
なにかに憑かれたように、瀬名が言う。
「もっと、…欲しがれ」
彬にペニスを弄らせながら、瀬名は顔を彬の胸板に寄せた。乳首に歯を当て嬲ってやると、彬は激しく射精した。
「は、ふぅ…っ!」
紅いビロードに、白濁が染みこんでいく。絶対神聖なはずのこの場所が、欲情に濡れていく。
「やぁ……」
横たわる彬が、立ったままの瀬名の股間に手を伸ばす。
これが、欲しい。
入れて欲しい。
淫らに、正直に、大きな肉杭を掴んで目でねだる。
瀬名はすぐには与えなかった。
「……ヒッ!?」
官能に潤んでいた彬の目が、一瞬正気に近い色に戻った。瀬名が、燭台に刺さるべきはずの赤い蝋燭を祭壇の下から取り出し、ライターで火を点したのだ。そして蕩ける蝋燭を、彬の柔肌の上に垂らした。
「あぅ…っ」
熱さで、彬が身を捩る。
「もっとだ」
なにかに憑かれたように、瀬名が言う。
「もっと、…欲しがれ」
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