過激に独占欲
書籍紹介
実はおまえも嬉しいんだろう?
恋人のはずが相変わらず統摩のペット状態のシキュリール。二人の前に神の息子だというゼンが現れて…!?
立ち読み
左手はまだ完全には起き上がっていない胸の突起をいじり、右手でベルトを外していく。
少し撫でただけでプクリと膨らんだ乳首を指の腹で擦ると腰のあたりがゾクゾクし、自分がだんだんとその気になってきたことを意識する。
食い入るように見つめる視線が体を熱くさせる。
自分の恥ずかしい様子を眺めているのかと思うと、それだけで腰がジンと痺れるような気がした。
(俺って、なんて立派な淫魔なんだ!)
どんな状況でも…たとえ嫌だと思っていてもその気になれるのは確かに淫魔として立派かもしれないが、この場合は非常に困る。見られるだけで感じるのかと統摩を喜ばせるのは業腹だった。
シキュリールは頭の中でアルファベットをAから順に追っていき、なんとかその気になりそうな心を逸らそうとする。何しろ男性体のときは見た目ですぐに興奮度がわかってしまうだけに必死だった。
頭の中ではアルファベットを並べながら、もったいぶってズボンと下着を脱ぐ。ついでシャツを脱ごうとすると、統摩から声がかかった。
「シャツはそのままでいい。一枚くらい羽織っていたほうが色っぽく見えるからな」
「……趣味悪っ」
「楽しみ方を知っていると言ってくれ」
「………」
鼻に皺を寄せて嫌そうな顔をするシキュリールを気にも止めず、統摩は非常に機嫌良く尚も言う。
「こっちに向かって足を広げて。よく見せるんだ」
「……本気で?」
「もちろん。冗談でそんなことを言ってどうする」
少し撫でただけでプクリと膨らんだ乳首を指の腹で擦ると腰のあたりがゾクゾクし、自分がだんだんとその気になってきたことを意識する。
食い入るように見つめる視線が体を熱くさせる。
自分の恥ずかしい様子を眺めているのかと思うと、それだけで腰がジンと痺れるような気がした。
(俺って、なんて立派な淫魔なんだ!)
どんな状況でも…たとえ嫌だと思っていてもその気になれるのは確かに淫魔として立派かもしれないが、この場合は非常に困る。見られるだけで感じるのかと統摩を喜ばせるのは業腹だった。
シキュリールは頭の中でアルファベットをAから順に追っていき、なんとかその気になりそうな心を逸らそうとする。何しろ男性体のときは見た目ですぐに興奮度がわかってしまうだけに必死だった。
頭の中ではアルファベットを並べながら、もったいぶってズボンと下着を脱ぐ。ついでシャツを脱ごうとすると、統摩から声がかかった。
「シャツはそのままでいい。一枚くらい羽織っていたほうが色っぽく見えるからな」
「……趣味悪っ」
「楽しみ方を知っていると言ってくれ」
「………」
鼻に皺を寄せて嫌そうな顔をするシキュリールを気にも止めず、統摩は非常に機嫌良く尚も言う。
「こっちに向かって足を広げて。よく見せるんだ」
「……本気で?」
「もちろん。冗談でそんなことを言ってどうする」
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