ぼくらは恋をするカタチ
書籍紹介
いてもいいんだろ? ご主人様。
在の家にやってきた家政夫の東寺はいたれりつくせりで文句なしなのだが、在にやたらとスキンシップを図って!?
立ち読み
「起きないと襲っちゃうよ?ん」
こんなベタベタな台詞を、だ。
自分ちの住み込みのお手伝い、しかも男、に言われる日が来るとは思ったこともなかったのに、そうして毎朝、おれはこんなことに?
「起きるって?っ」
布団をはねのけて、ガバッと起き上がったが、時間切れだった。
「うぎゃあああああああああっ」
東寺にベッドに押し倒されて、ひっくり返った亀みたいに手足をばたつかせて悲鳴を上げる。
東寺はぎゅむっとおれを抱きしめて、鼻の頭に鼻を押しつけ、
「起きた?」
目をのぞき込んで、ささやく。
起きぬけで、ぼおっとしているせいか、毎回、この瞬間に心臓がドキンっとするのだ。
こんなベタベタな台詞を、だ。
自分ちの住み込みのお手伝い、しかも男、に言われる日が来るとは思ったこともなかったのに、そうして毎朝、おれはこんなことに?
「起きるって?っ」
布団をはねのけて、ガバッと起き上がったが、時間切れだった。
「うぎゃあああああああああっ」
東寺にベッドに押し倒されて、ひっくり返った亀みたいに手足をばたつかせて悲鳴を上げる。
東寺はぎゅむっとおれを抱きしめて、鼻の頭に鼻を押しつけ、
「起きた?」
目をのぞき込んで、ささやく。
起きぬけで、ぼおっとしているせいか、毎回、この瞬間に心臓がドキンっとするのだ。
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