薔薇の名前
書籍紹介
バラの痣で結ばれた2人のサディスティックストーリー
行方不明の弟を探すため、彬はアイドル事務所を経営する瀬名の出す理不尽な条件を受け入れ、もてあそばれるが──
立ち読み
「い…きたい…っ」
「どういうふうに?」
太腿の内側にキスしながら、瀬名は聞いた。そこには彬の封殺師としての証である、薔薇の痣があった。『どういうふうに』と聞かれても、彬にはどう答えていいのかわからない。彬はおずおずと自分のペニスを指さした。
「こ…こ…」
「ここ? ここをどうするんだ?」
瀬名の指先が、膨らんだ先端をピンと弾く。
「あっ!」
透明な先走りを散らして、彬のそれは左右に揺れた。
「ほら、言ってみろ」
「う…」
どんなにつらくても、決して口にはしなかった欲望。しかし今の彬には、必死で保っていたプライドはなかった。彬は切れ切れに言った。
「さっき…みたい…に…」
「さっき? どんなだ?」
彬の恥部に、先刻の熱が蘇る。熱い舌の感触。
「瀬名…の、口で、い…きたい…っ」
そう言うと、瀬名は優しく彬の頬に口づけた。彬はうっとりと目を閉じた。
「どういうふうに?」
太腿の内側にキスしながら、瀬名は聞いた。そこには彬の封殺師としての証である、薔薇の痣があった。『どういうふうに』と聞かれても、彬にはどう答えていいのかわからない。彬はおずおずと自分のペニスを指さした。
「こ…こ…」
「ここ? ここをどうするんだ?」
瀬名の指先が、膨らんだ先端をピンと弾く。
「あっ!」
透明な先走りを散らして、彬のそれは左右に揺れた。
「ほら、言ってみろ」
「う…」
どんなにつらくても、決して口にはしなかった欲望。しかし今の彬には、必死で保っていたプライドはなかった。彬は切れ切れに言った。
「さっき…みたい…に…」
「さっき? どんなだ?」
彬の恥部に、先刻の熱が蘇る。熱い舌の感触。
「瀬名…の、口で、い…きたい…っ」
そう言うと、瀬名は優しく彬の頬に口づけた。彬はうっとりと目を閉じた。
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