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本価格:533(税抜)

電子書籍価格:--円(税抜)

  • 本販売日:
    1997/05/25
    ISBN:
    978-4-8296-5103-2
書籍紹介

お互いの家が犬猿の仲。まるでロミオとジュリエット!?

山翠旅館の息子である梓は、同級生の征司と恋人同士。だけどお互いの旅館が対立していることから、学校で話すこともままならない。2人は逢瀬を繰り返しながら策を練るが……。
立ち読み
「梓──」
  囁き声で名前を呼ばれて、僕は征司の胸の中へ飛び込んだ。
  僕達は大人社会の中で唯一、大きな顔をしていられるはずの学校社会の中でも自由が認められていなかった。
  それは、僕達が恋人同士であるということがバレているから…ではなく、双方の親兄弟からそれぞれ、親友どころか、それ以前の友人関係を築くことすら禁じられているせいだった。
  征司の取り巻き連中の中核である三人は、征司の父親が経営する天翔ホテルの従業員の息子でもあった。親同士が雇用関係にあることも無関係でないのか、彼らは征司の親父の強力な手先となって絶え間なく監視の目を光らせ、僕達の仲を引き裂き続けている。
  たぶんそれに、征司の親友の立場を自分達のものにしたいという思惑も加わっているからこそ彼らは激しく、僕を目の敵にしているのだろうと思う。
  …一方で、そんな彼らの態度が気に喰わない、と僕の味方をしてくれる友達もいるから対立関係が激化し、ますます僕達は身動きが取れなくなっていく。
  親は親。僕達は僕達、と学校の中でも仲良くしていればいいじゃないか。親友のスタンスをとっていればいいじゃないか…ってことになるんだろうけど、これが昨日や今日に両家の確執が始まったわけじゃないから難しい。僕達が生まれた時にはもうすでに最悪の関係で、僕達は親達にバレないようにするだけで精一杯だった。
「梓…」
  征司の声に導かれるように僕は、恋人のハンサムな顔を見上げた。
  口づけを待つように僕が瞼を閉じるのと、征司が僕の上に覆い被さってくるのとはたぶん同時だった。
「…んッ!」
  ぐいっと身体を抱き寄せられ、さらに顎を持ち上げるようにされた僕の喉から、思わず甘い声が漏れ出てしまう。
  ??征司。
  唇に触れるだけのキスをしてから、僕達は飢えた獣のようにお互いを貪りあった。
  征司と抱き合えたのは一週間ぶりのことで、キスは…十日ぶりのことだった。
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