だけど、ここには愛がある
書籍紹介
もう一度だけ、俺のこと好きになって
ナルシストの佐宗は自分が一番好き。それを知った上で付き合う悠馬は、ウエディングドレス姿で陶酔する佐宗に抱かれて写真を撮らされたりと、振り回されてばかり。けれど、佐宗自信の次、二番目に好かれていればいいと思うほど、彼のことが好きだった。なのに、佐宗の従弟がが居候したことで二人の仲がぎくしゃくし出した矢先、その嗜好を理解し彼に好意を抱く人物が現れて……。
立ち読み
「ん……っ、ぅ」
深く埋め込まれた熱に、悠馬は唇を噛んだ。
少し強く腰を打ち付けられて、小さく仰け反る。
「……悠馬、目開けてみて」
無意識に閉じていた目を、ふと開ける。ぼんやりと男の顔を見上げていると、頬に添えられた手に横を向かされた。
ベッドの横に設置された大きな鏡に、自分が組み敷かれている様子が映し出されている。
その様子に、思わずひっと息を飲んだ。
たっぷりとした布に隠れ、繋がっている部分は見えない。
けれど全裸の状態で花嫁にのしかかられているというのは、さきほど佐宗が言ったように確かに倒錯的に見えた。
剥き出しになった悠馬の脚を撫で上げ、鏡の中の佐宗が恍惚にも似た表情を浮かべる。
「結構、興奮するね」
「ば……」
「悠馬だって興奮してるくせに」
ぐり、と中をかき回されて、悠馬は身を竦める。強く締め付けてしまっていたことを知らされて、顔が熱くなった。
「あ、そうだ。これこれ」
佐宗は悠馬の手を掴み、ヘッドボードに手を伸ばす。
その手の中に、先ほどまで使っていたデジカメを握らされて、悠馬は目を剥いた。
「な、にこれ?」
「撮ってよ。それで」
ドレス着てえっちする機会なんてもうそうそうないし、と悪びれずに答える佐宗を見上げたまま、悠馬は硬直する。
こういうのもハメ撮りというのだろうか。
今までしたこともないプレイに戸惑ってしまい、二の句が継げない。
深く埋め込まれた熱に、悠馬は唇を噛んだ。
少し強く腰を打ち付けられて、小さく仰け反る。
「……悠馬、目開けてみて」
無意識に閉じていた目を、ふと開ける。ぼんやりと男の顔を見上げていると、頬に添えられた手に横を向かされた。
ベッドの横に設置された大きな鏡に、自分が組み敷かれている様子が映し出されている。
その様子に、思わずひっと息を飲んだ。
たっぷりとした布に隠れ、繋がっている部分は見えない。
けれど全裸の状態で花嫁にのしかかられているというのは、さきほど佐宗が言ったように確かに倒錯的に見えた。
剥き出しになった悠馬の脚を撫で上げ、鏡の中の佐宗が恍惚にも似た表情を浮かべる。
「結構、興奮するね」
「ば……」
「悠馬だって興奮してるくせに」
ぐり、と中をかき回されて、悠馬は身を竦める。強く締め付けてしまっていたことを知らされて、顔が熱くなった。
「あ、そうだ。これこれ」
佐宗は悠馬の手を掴み、ヘッドボードに手を伸ばす。
その手の中に、先ほどまで使っていたデジカメを握らされて、悠馬は目を剥いた。
「な、にこれ?」
「撮ってよ。それで」
ドレス着てえっちする機会なんてもうそうそうないし、と悪びれずに答える佐宗を見上げたまま、悠馬は硬直する。
こういうのもハメ撮りというのだろうか。
今までしたこともないプレイに戸惑ってしまい、二の句が継げない。
おすすめの関連本・電子書籍
- プラチナ文庫
- 書籍詳細