匣男
書籍紹介
ずっと、閉じ込めていてほしい──
狭いところに入りたい──。旧財閥の跡取りで船舶会社副社長の風宮にはおかしな性癖がある。秘書となった幼なじみの祐一朗は、その唯一の理解者で支配者であった。家族に萎縮し、仕事の重圧で心が壊れかけていた風宮は、デスクの下で祐一朗の足下に蹲り安寧を得る。薄闇に包まれた狭い空間は、安らぎと同時に恍惚感をもたらした。まるで祐一朗の執着に閉じ込められたようで…。
立ち読み
ベッドカバーがめくられる。けれど曝されるのは下半身だけだ。祐一朗は風宮の体をすっぽりとベッドカバーで覆ったまま、その部分にいきなり屹立した性器を突き入れてくる。
「ううっ……うう」
息が苦しい。そのせいで、祐一朗の大きなものを受け入れる痛みを、しばし忘れることが出来た。
痛みを忘れた体は、素直にその部分が満たされたことを喜んでいる。なのに入ってきたものを押しだそうと、勝手に入り口が収縮を開始するのは忘れない。
奥に達した祐一朗のものは、そこで一気にずるっと引き抜かれる。そしてぬるつくクリームの力を借りて、入り口の下の部分から突いてきた。
感じやすい裏側の部分を祐一朗の性器でこすられて、風宮は声にならないよう叫びを呑み込む。するとそれがそのまま、性器の興奮へと繋がった。
「ああ……あっ、あっ」
祐一朗にとって、自分は受け入れる性器の塊でしかない。そう思えるのに、体は貪欲なまでに楽しんでいる。
もっと激しく突き入れてくれと、風宮はいつか誘うように腰を高く上げていた。すると祐一朗によって、ぎゅっとまたベッドカバーで包み込まれてしまう。
「体は忘れてないじゃないか。これでよく、俺を捜しに来なかったな」
「……ん……ん……」
「俺を捜さなかった罰だ、風宮。ずっと苦しませてやるからな」
「ううっ……うう」
息が苦しい。そのせいで、祐一朗の大きなものを受け入れる痛みを、しばし忘れることが出来た。
痛みを忘れた体は、素直にその部分が満たされたことを喜んでいる。なのに入ってきたものを押しだそうと、勝手に入り口が収縮を開始するのは忘れない。
奥に達した祐一朗のものは、そこで一気にずるっと引き抜かれる。そしてぬるつくクリームの力を借りて、入り口の下の部分から突いてきた。
感じやすい裏側の部分を祐一朗の性器でこすられて、風宮は声にならないよう叫びを呑み込む。するとそれがそのまま、性器の興奮へと繋がった。
「ああ……あっ、あっ」
祐一朗にとって、自分は受け入れる性器の塊でしかない。そう思えるのに、体は貪欲なまでに楽しんでいる。
もっと激しく突き入れてくれと、風宮はいつか誘うように腰を高く上げていた。すると祐一朗によって、ぎゅっとまたベッドカバーで包み込まれてしまう。
「体は忘れてないじゃないか。これでよく、俺を捜しに来なかったな」
「……ん……ん……」
「俺を捜さなかった罰だ、風宮。ずっと苦しませてやるからな」
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