トリニティ
~永遠のマリアージュ~
書籍紹介
隠しちゃ駄目だよ、ベイビィちゃん
天涯孤独の慧の許に突然現れた双児の幼馴染み、アンブローズとアリアス。彼らは慧の奪われた財産を取り戻してくれた。その上でそれぞれに求婚された。嬉しくも狼狽える慧。彼らの愛情は真実なのだろうか。愛に貪欲すぎて、慧はどちらの手も取れない。だが兄の存在に焦ったアンブローズが、手荒く押し倒してきた。無垢な躰に劣情を刻まれながらも、狂おしい眼差しに歓喜し、慧は身悶える。なのに。アリアスを思っても、躰は切なく疼くのだ…。三人の交錯する想いの行く末は…!?
立ち読み
「ふふ……っ。悪い子だ、もっと緩めなさい」
いつも理知的で、表情を見せないアリアスの婀娜っぽい笑い声に、また体が熱くなった。慧を背後から抱きしめるアンブローズは、そんな変化さえ見逃さない。
「慧はいやらしいことを言われると感じるんだ。こんなに子供なのに」
その言葉を否定するより、ぴくんと腰が跳ねた。アリアスはもちろん、そんな慧の反応を見逃さない。
「そういえばパーティ会場でアンブローズとキスしていたろうと指摘したら、あっという間に真っ赤になったが、あれは、見られると感じるということか」
「や、や、言わない、でぇ……っ」
自分の醜い欲望を曝け出されて、慧が泣きそうになっていると、二人のくすくす笑う声が聞こえた。
「恥ずかしがらなくてもいい。ベイビィちゃん」
聞きなれたはずの「ベイビィちゃん」という言葉さえ、酷く卑猥に聞こえる。体中が燃え上がったみたいに熱くなって、自分でもわけが分からなくなった。
「ベイビィと呼ばれただけで、締め上げてくる」
「いやらしいベイビィちゃんだ。男の気持ちを煽ることばかり、上手になって」
嬲るようにしてアリアスの性器が慧を擦りあげる。とたんに慧の唇から、甘ったるい声が漏れた。それが恥ずかしくて手の甲で抑えようとすると、アンブローズの腕が、がっしりと両手を拘束してしまう。
「やぁ、あああっ」
「隠しちゃ駄目だよ、ベイビィちゃん。こんなに見られるのが好きなくせに」
「そう。気持ちいいって言ってごらん。二人に抱かれていると、たまらなくいいって」
朦朧とした頭で、言われるがまま、何度も「気持ちいい」と繰り返した。
アンブローズに抱きしめられながら、アリアスに抱かれて、卑猥な言葉を発している自分が信じられない。
「いい、いいっ、あ、あ、いい……」
いつも理知的で、表情を見せないアリアスの婀娜っぽい笑い声に、また体が熱くなった。慧を背後から抱きしめるアンブローズは、そんな変化さえ見逃さない。
「慧はいやらしいことを言われると感じるんだ。こんなに子供なのに」
その言葉を否定するより、ぴくんと腰が跳ねた。アリアスはもちろん、そんな慧の反応を見逃さない。
「そういえばパーティ会場でアンブローズとキスしていたろうと指摘したら、あっという間に真っ赤になったが、あれは、見られると感じるということか」
「や、や、言わない、でぇ……っ」
自分の醜い欲望を曝け出されて、慧が泣きそうになっていると、二人のくすくす笑う声が聞こえた。
「恥ずかしがらなくてもいい。ベイビィちゃん」
聞きなれたはずの「ベイビィちゃん」という言葉さえ、酷く卑猥に聞こえる。体中が燃え上がったみたいに熱くなって、自分でもわけが分からなくなった。
「ベイビィと呼ばれただけで、締め上げてくる」
「いやらしいベイビィちゃんだ。男の気持ちを煽ることばかり、上手になって」
嬲るようにしてアリアスの性器が慧を擦りあげる。とたんに慧の唇から、甘ったるい声が漏れた。それが恥ずかしくて手の甲で抑えようとすると、アンブローズの腕が、がっしりと両手を拘束してしまう。
「やぁ、あああっ」
「隠しちゃ駄目だよ、ベイビィちゃん。こんなに見られるのが好きなくせに」
「そう。気持ちいいって言ってごらん。二人に抱かれていると、たまらなくいいって」
朦朧とした頭で、言われるがまま、何度も「気持ちいい」と繰り返した。
アンブローズに抱きしめられながら、アリアスに抱かれて、卑猥な言葉を発している自分が信じられない。
「いい、いいっ、あ、あ、いい……」
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