甘い罪の果実
書籍紹介
簡単だ、俺と寝ればいい--。
無実の父を救うため--。智章は屈辱的な取引に、唇を噛んで頷いた。己の妄執に戦き捨てた恋人、今は凄腕弁護士の和臣に、淫らに剥かれ、腹いせの奉仕を強いられる。だが蕾を散らし嬲る彼の酷薄な笑みに、心は疼き、傷つけ合うような情交にも、智章ははしたなく躰を火照らせた。自分を誰より知る指先が、甘い嬌声に煽られて、さらに熱く肌をまさぐると感じるのは、錯覚なのか…? そして煩悶の最中、裁判の妨害を企んだ者が、和臣に…!!ドキドキの書き下ろし番外編+イラスト有。
立ち読み
「こんなに細いんだから、たいしたことはないさ」
「桐堂…っ、ぅ──」
綿棒が濡れた蜜口を狙って寄せられるのを見て、智章は絶望に呻いた。綿棒が触れるのを感じ、きつく目を瞑る。
「ひ…ッ」
小さな蜜口を抉じ開けて、丸い先端が押し入ってくる。その瞬間、智章は息を詰めて硬直した。
「あーっ、ぁ、ぁ……」
がくがくと身悶える智章を押さえ込み、桐堂が綿棒を捩じ込んでくる。丸い先端の、いちばん太い部分がじわじわと繊細な口を押し広げる。
「いやあ、ひ…ッ、痛…っ、いた、やあ…ッ」
痛みのあまり、堰を切ったように涙が溢れた。恥も外聞もなく泣き叫ぶ。痛い、やめてくれという言葉を繰り返す。
「あんまり暴れるとかえって怪我をするぞ」
「あ、ひぃッ」
慎重に、しかし確実に進んでくる綿棒に細い管を刺激され、激しい痛みに智章の体が一際大きく跳ね上がった。桐堂の言葉が、脅しではないことを思い知らされる。
「あ…うぅ……っ」
もはや身じろぎすらできず、智章はただぶるぶると震えるばかりになった。開いた両脚も、引き攣ったように震えている。痛みに、視界がぼやけた。
先端をすっかり飲み込むと、今度は細い軸が入ってくる。
「……ふ、…ぅっ、く……」
蜜の管を丸い綿棒で無理やり押し開かれる異様な感覚に、小さな啜り泣きが洩れる。
桐堂がようやく手を止めたときには、意識が朦朧としていた。ずきずきと脈打つように嫌な痛みが全身を支配している。
「見てみろ。こんなに入った」
「ヒ…ッ、あぁッ」
くいと突き刺した綿棒を回されて、高い悲鳴が迸る。
仰け反った顎を捉えられ、強引に下肢へ視線を向けられた。涙に滲んだ視界に、己の下肢のありさまが映る。勃ち上がった花茎が綿棒に穿たれていた。小さな蜜口を塞がれて萎えることもできず、淫らな紅色に色づいて震えている。
「桐堂…っ、ぅ──」
綿棒が濡れた蜜口を狙って寄せられるのを見て、智章は絶望に呻いた。綿棒が触れるのを感じ、きつく目を瞑る。
「ひ…ッ」
小さな蜜口を抉じ開けて、丸い先端が押し入ってくる。その瞬間、智章は息を詰めて硬直した。
「あーっ、ぁ、ぁ……」
がくがくと身悶える智章を押さえ込み、桐堂が綿棒を捩じ込んでくる。丸い先端の、いちばん太い部分がじわじわと繊細な口を押し広げる。
「いやあ、ひ…ッ、痛…っ、いた、やあ…ッ」
痛みのあまり、堰を切ったように涙が溢れた。恥も外聞もなく泣き叫ぶ。痛い、やめてくれという言葉を繰り返す。
「あんまり暴れるとかえって怪我をするぞ」
「あ、ひぃッ」
慎重に、しかし確実に進んでくる綿棒に細い管を刺激され、激しい痛みに智章の体が一際大きく跳ね上がった。桐堂の言葉が、脅しではないことを思い知らされる。
「あ…うぅ……っ」
もはや身じろぎすらできず、智章はただぶるぶると震えるばかりになった。開いた両脚も、引き攣ったように震えている。痛みに、視界がぼやけた。
先端をすっかり飲み込むと、今度は細い軸が入ってくる。
「……ふ、…ぅっ、く……」
蜜の管を丸い綿棒で無理やり押し開かれる異様な感覚に、小さな啜り泣きが洩れる。
桐堂がようやく手を止めたときには、意識が朦朧としていた。ずきずきと脈打つように嫌な痛みが全身を支配している。
「見てみろ。こんなに入った」
「ヒ…ッ、あぁッ」
くいと突き刺した綿棒を回されて、高い悲鳴が迸る。
仰け反った顎を捉えられ、強引に下肢へ視線を向けられた。涙に滲んだ視界に、己の下肢のありさまが映る。勃ち上がった花茎が綿棒に穿たれていた。小さな蜜口を塞がれて萎えることもできず、淫らな紅色に色づいて震えている。
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