華麗なる香主、愛の誤算
書籍紹介
おまえは俺に抱かれて、啼けばいい
捜査中に貞操の危機に陥り、香港マフィアの香主・黎に助けられた偽造通貨Gメンの一樹。優しく淫らに唇を奪われ、艶やかな存在感を放つ黎に魅了された。だが、彼が持つ札束に疑念を抱いた一樹はそれを押し殺して捜査に当たり──「飼い慣らして、身も心も俺のものにしたい」拉致され、残酷なまでの悦楽に堕とされた。それでも、孤独を吐露した黎が見せた安らいだ顔、愛おしむような眼差しに心が騒ぐ。職務と黎への想いの狭間で惑う一樹は、つらい決断を迫られ…! 裏切りに揺れる恋。
立ち読み
「今日はたっぷり聞かせろ。おまえの可愛い声を」
黎は一樹のあごを手で押さえこみながら、首筋に舌を這わせていく。生温かい舌が肌に触れるたびに、総毛立ちそうな甘い感覚が全身に広がった。
舐められただけでびくびく震えて、皮膚のところどころをきつく吸い上げられると、頭の奥のほうが痺れて、熱い吐息をつく以外に何もできなくなる。さらに、耳朶を甘噛みされ、左右の耳の穴まで舌を這わされると、一樹の身体は甘く溶け落ちていく。
――ダメだ、……これに流されては……、だって……っ!
全身がさらに汗ばみ、背中に紙幣がべったり張りついていた。早くこの感触を感じ取って、偽か本物か判定しなければいけない。
しかし、黎が刺激を与えるところにばかり、感覚が集中していた。
首筋や鎖骨のあたりにあった黎の指と唇が、胸元まで落ちてくる。
「っぁ、……っぁあ……っ!」
どこかをそっと舐められて、ぞくっと頭の芯まで響くような快感があった。またそこを舐められる。途轍もなく甘い感覚にぎゅっと目を閉じると、その部分がさらにしこったことで、乳首を舐められているのだとわかった。舌先で舐めねぶられるほどに固く尖っていくのが自覚できて、身体の熱がさらにあがる。
痛いほど尖るのに合わせて、黎の舌の動きがさらに敏感に感じられるようになった。ぶつんと尖った部分を舐め回され、黎の舌の弾力や生温かさを感じ取るたびに、下肢がぞくぞくと疼く。その甘い繊細な刺激が、一切の思考能力を奪っていく。
「……っふ、ぅ、……っぁ……っ」
舌の上で乳首をねっとりと転がされ続けているうちに、一樹は自分が絶え間なく甘い声を漏らし初めているのに気づいた。
ハッとして声を殺そうとした途端に音を立てて吸い上げられ、反対側の乳首を指でつまんでこねあげられた。
黎は一樹のあごを手で押さえこみながら、首筋に舌を這わせていく。生温かい舌が肌に触れるたびに、総毛立ちそうな甘い感覚が全身に広がった。
舐められただけでびくびく震えて、皮膚のところどころをきつく吸い上げられると、頭の奥のほうが痺れて、熱い吐息をつく以外に何もできなくなる。さらに、耳朶を甘噛みされ、左右の耳の穴まで舌を這わされると、一樹の身体は甘く溶け落ちていく。
――ダメだ、……これに流されては……、だって……っ!
全身がさらに汗ばみ、背中に紙幣がべったり張りついていた。早くこの感触を感じ取って、偽か本物か判定しなければいけない。
しかし、黎が刺激を与えるところにばかり、感覚が集中していた。
首筋や鎖骨のあたりにあった黎の指と唇が、胸元まで落ちてくる。
「っぁ、……っぁあ……っ!」
どこかをそっと舐められて、ぞくっと頭の芯まで響くような快感があった。またそこを舐められる。途轍もなく甘い感覚にぎゅっと目を閉じると、その部分がさらにしこったことで、乳首を舐められているのだとわかった。舌先で舐めねぶられるほどに固く尖っていくのが自覚できて、身体の熱がさらにあがる。
痛いほど尖るのに合わせて、黎の舌の動きがさらに敏感に感じられるようになった。ぶつんと尖った部分を舐め回され、黎の舌の弾力や生温かさを感じ取るたびに、下肢がぞくぞくと疼く。その甘い繊細な刺激が、一切の思考能力を奪っていく。
「……っふ、ぅ、……っぁ……っ」
舌の上で乳首をねっとりと転がされ続けているうちに、一樹は自分が絶え間なく甘い声を漏らし初めているのに気づいた。
ハッとして声を殺そうとした途端に音を立てて吸い上げられ、反対側の乳首を指でつまんでこねあげられた。
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