夜に咲き誇る
書籍紹介
俺にだけ抱かれて生きろ。
久我と共に生きるため、極道の世界へ飛び込んだ秋津。跡目相続に組が揺れる中、襲名に臨む久我を男としても支えたいと必死だった。だが「お前はたったひとりの俺の大事な女(ルビ:イロ)なんだ」久我は秋津が極道の色に染まることを厭い、守ろうとする。自分の本気を突きつけなくてはと思い詰めた秋津は、久我と反目する男の挑発に乗り、匕首を手にした──! 愛するが故にすれ違い、衝突する想い。その苦しみの末にあるものは…? 生きるも死ぬも、お前と一緒だ──頂きを目指す男達の永久の誓い。
立ち読み
「今夜は言ってみれば、新婚初夜だぞ。俺のしたいようにさせろ」
「いつもやりたい放題のくせに、よく言うよ」
「けど、ここではまだやってねぇ。初めての場所は新鮮でいいだろう?」
本気で言ってるらしく、久我の手は止まらない。うなじにキスしながら腿から腰骨を撫で、秋津のペニスまで握り込んできた。柔らかなそれは、久我の優しい愛撫を受け、次第に硬度を増してくる。
「ほら。お前だってその気になってきた」
「なるさ。誰も嫌だなんて言ってない。……立ったままでやるのもいいかもな」
うっすら笑うと、久我は「この好き者め」と壁に秋津の背中を押しつけた。噛みつくような荒々しいキスで唇を奪いながら、秋津のバスローブのヒモを解いてくる。前を開くと久我は胸元に顔を埋め、小さな尖りを犬のようにざらりと舐め上げた。
「……右の乳首のほうが、少しだけ大きいよな」
秋津の右乳首を軽く噛んだり指で摘んだりしながら、久我が興味深そうに呟いた。
「最初の頃は差がなかったように思うんだが。俺の記憶違いか?」
「何ぼけてるんだ。お前がそっちばかり弄るからだろ」
「俺のせいなのか?」
驚いた顔で久我が聞き返した。
「お前以外の誰が俺の胸なんか触るんだ」
久我が「そうか。俺のせいか」と嬉しげに目を細める。
「そうだよ。お前の責任だ」
秋津は軽く息を乱して、空いた左の乳首をまさぐった。見せつけるように指でキュッとつまみ上げ、勃起したところを指の腹でやんわりと撫でる。それだけではもの足りなくなって、久我の頭を引き寄せて囁いた。
「……左の乳首も舐めてくれ」
「ああ。いくらでも舐めてやるよ」
「いつもやりたい放題のくせに、よく言うよ」
「けど、ここではまだやってねぇ。初めての場所は新鮮でいいだろう?」
本気で言ってるらしく、久我の手は止まらない。うなじにキスしながら腿から腰骨を撫で、秋津のペニスまで握り込んできた。柔らかなそれは、久我の優しい愛撫を受け、次第に硬度を増してくる。
「ほら。お前だってその気になってきた」
「なるさ。誰も嫌だなんて言ってない。……立ったままでやるのもいいかもな」
うっすら笑うと、久我は「この好き者め」と壁に秋津の背中を押しつけた。噛みつくような荒々しいキスで唇を奪いながら、秋津のバスローブのヒモを解いてくる。前を開くと久我は胸元に顔を埋め、小さな尖りを犬のようにざらりと舐め上げた。
「……右の乳首のほうが、少しだけ大きいよな」
秋津の右乳首を軽く噛んだり指で摘んだりしながら、久我が興味深そうに呟いた。
「最初の頃は差がなかったように思うんだが。俺の記憶違いか?」
「何ぼけてるんだ。お前がそっちばかり弄るからだろ」
「俺のせいなのか?」
驚いた顔で久我が聞き返した。
「お前以外の誰が俺の胸なんか触るんだ」
久我が「そうか。俺のせいか」と嬉しげに目を細める。
「そうだよ。お前の責任だ」
秋津は軽く息を乱して、空いた左の乳首をまさぐった。見せつけるように指でキュッとつまみ上げ、勃起したところを指の腹でやんわりと撫でる。それだけではもの足りなくなって、久我の頭を引き寄せて囁いた。
「……左の乳首も舐めてくれ」
「ああ。いくらでも舐めてやるよ」
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