彼は閣下に囚われる
書籍紹介
閣下は、恋に裏切られて愛を知る──。
制服を乱され嬲られても屈しまいとするルスラン。「強情だな。身体だけでも蕩かしてやる」だがその矜持も、最奥を暴かれ悦楽に堕ちた。癒えぬ傷を抱えた心は、置き去りのまま──。秘密警察長官・ルスランに、公爵のユーリは革命家だと密告があった。ユーリはかつての親友で恋人。しかし彼の裏切りで心を閉ざしたルスランは、冷徹な長官閣下として辣腕を振るう。牢獄へ捕らわれても昂然とするユーリに鞭を振り上げ!? 革命家の情熱×閣下の凍り付いた恋心、すれ違った想いの行方は…?
立ち読み
「はっ、あぁ、……んっ」
腰の下にユーリの逞しいモノを感じる。自分の身体に触れるだけで昂っているようだ。ルスランの口元に妖しい微笑が浮かぶ。もっと欲しがらせたい、飢えるほどに激しく。中に入りたいとしか考えられなくなるまでに、ユーリの気持ちを手繰り寄せたい。
乳首を引っ張られて息を詰めた。放されて、押し潰され、全身に飛び散る快感の炎に熱い吐息が零れた。隠さないで晒す自分の痴態で、ユーリの息も荒くなっていく。
「ルーシャ、愛している」
掠れた声で名前を呼ばれて、
「ユーリ……」
名前を呼び返すことで気持ちを返す。自分をこんなに簡単に昂らせることができるのは、今自分を抱いている彼だけだ。ようやくわかった真実の気持ちを、甘い吐息で相手に伝える。
ユーリが背後から耳を嬲ってきた。ぞくぞくと背筋に電流が走り、ルスランは堪らなくなって腰を揺すった。それがまたユーリ自身を刺激する。
ユーリの手が胸を離れ、腹をさすりながらルスラン自身に行き着いた。息を詰めて待つ内に、ユーリは昂りをその手に収め、優しく擦り上げる。
最初はゆっくり労るように。それで、ここはされていないと言ったルスランの言葉を聞いていながらも、傷つけられたかもしれないと畏れを抱いていることがわかる。
「もっと、ユーリ……、欲しい。強くして……」
だから大丈夫と、ちゃんと言葉にして教えた。自分から腰を突き上げて、気持ちいいのだと。身悶えると、湯が大きく撥ねた。水音が、自分がどんなに乱れて感じているかを教えてくれる。
腰の下にユーリの逞しいモノを感じる。自分の身体に触れるだけで昂っているようだ。ルスランの口元に妖しい微笑が浮かぶ。もっと欲しがらせたい、飢えるほどに激しく。中に入りたいとしか考えられなくなるまでに、ユーリの気持ちを手繰り寄せたい。
乳首を引っ張られて息を詰めた。放されて、押し潰され、全身に飛び散る快感の炎に熱い吐息が零れた。隠さないで晒す自分の痴態で、ユーリの息も荒くなっていく。
「ルーシャ、愛している」
掠れた声で名前を呼ばれて、
「ユーリ……」
名前を呼び返すことで気持ちを返す。自分をこんなに簡単に昂らせることができるのは、今自分を抱いている彼だけだ。ようやくわかった真実の気持ちを、甘い吐息で相手に伝える。
ユーリが背後から耳を嬲ってきた。ぞくぞくと背筋に電流が走り、ルスランは堪らなくなって腰を揺すった。それがまたユーリ自身を刺激する。
ユーリの手が胸を離れ、腹をさすりながらルスラン自身に行き着いた。息を詰めて待つ内に、ユーリは昂りをその手に収め、優しく擦り上げる。
最初はゆっくり労るように。それで、ここはされていないと言ったルスランの言葉を聞いていながらも、傷つけられたかもしれないと畏れを抱いていることがわかる。
「もっと、ユーリ……、欲しい。強くして……」
だから大丈夫と、ちゃんと言葉にして教えた。自分から腰を突き上げて、気持ちいいのだと。身悶えると、湯が大きく撥ねた。水音が、自分がどんなに乱れて感じているかを教えてくれる。
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