マリンポリスは恋に濡れそぼつ

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本価格:607(税込)

  • 本販売日:
    2007/02/10
    電子書籍販売日:
    2009/04/10
    ISBN:
    978-4-8296-2357-2
書籍紹介

海上保安官ハート愛の荒波に溺れ惑う

海上保安庁の新米潜水士・一海は、バディの蒼海に現場で邪魔とばかりに扱われ、自身のひたむきさまで嘲られ、大激怒。だが夜うなされる彼が、潜水士を辞めたがっていると気づく。本当は彼が任務を愛してると知り、そんな彼に憧れる一海は、どうにか疵を癒したかったけれど、蒼海は「だったら慰めろよ。お前の身体で」強引に貫いた。陵辱のような愛撫。それでも荒んだ彼の眼差しに、一海は悲しみを隠し通した。そして痛めつけられた身体で訓練に出るが…。海上で深めあう熱愛。
立ち読み
  揉むように吸い上げながら、舌でぴちゃぴちゃ舐め回される。掻き乱される性感に一海の腰が弱々しくもがくが、蒼海はそれをあっさりと押さえ込む術に長けていた。
「…も…う……やめ……っ」
  一海の口から繰り返し哀願の声が漏れる。しかし、蒼海はそれには聞こえないフリで、尚、一海のものをしゃぶり続けた。一海の中に僅かに残っている羞恥心さえ奪うように、とことんまで追い詰める。
「あ………くっ……!…」
  熱いものが足元からぞくぞくと這い上がってくる、えも言われぬこの感覚は男にしか分からない。
「…はぁ……!………ぁ……」
  次の瞬間、熱い塊が爆発して、一海の身体がしなやかに反り返った。
  ごくん、と蒼海が一海の放った熱い精を全て飲み干す。
  絶頂の余韻にびくっびくっと身体を揺らせて、一海は大きく息を吐き出した。厚い靄に霞んだ瞳を周囲に泳がせる。身体の奥に燻っている、まだ満たされていない熱に気付いたからだ。
「…っ……や…だ……」
  蒼海が再び一海のものにゆるゆると唇を押し当ててくると、一海は力ない身体を起こして、慌てて蒼海の肩を押し返そうとした。だが、蒼海にがっちりと太股を押さえられていては、それも叶わない。
「…も……はな…し……」
  先程まで一海を存分に味わっていた舌が淫らに色めいた線をなぞっていく。再びベッドに沈んだ一海が速い息で喘いだ。まだ燃え足りないような複雑な思いに浸されている自分を蒼海に気付かれてはいけないと思うのに。
「本当に離していいのか?」
  含み笑いを漏らして、不意に蒼海が一海のものから唇を離す。
「あ……いや……」
  ハッとして、一海は蒼海を見上げた。その表情にねだるような色が含まれていることを、蒼海が気付かない筈はない。
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