花婿をつかまえろ!!
~お姫様の誘拐大作戦ハート

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本価格:607(税込)

  • 本販売日:
    2007/01/10
    ISBN:
    978-4-8296-2353-4
書籍紹介

豪華クルーザーで、淫らな監禁生活ハート

自分勝手でイヤな性格の大金持ち子息・雪花。スーパーの警備員・孔雀に初めて屈辱を味あわされ、報いを受けろ!と豪華クルーザーに誘拐、監禁した。ところが、解放しなければ、この世で一番の屈辱を味あわせてやると言う孔雀に、押し倒されてしまう。喘ぐものかと快感をこらえるが──「俺に抱かれて乱れるのが、そんなに怖いのか?」心の奥底に寂しさを封じ、傲慢を装ってきた雪花。だけど孔雀は、その素顔を暴くかのように、意地悪な愛撫で雪花を焦らして泣かせてよがらせて…!?
立ち読み
「いやっ…いやぁっ…」
  指で中を掻き回されるたびに、ぐちゅ、という音が響いた。自分が濡れているわけじゃない。さっきの孔雀の名残りだと分かっているのに、それでも恥ずかしい。
「やっぱ、いいな」
  孔雀な指を抜き差ししながらつぶやいた。
「冷静でいようと死ぬ気でがんばってるやつをあえがせるのは、すげー楽しい」
  孔雀が、本気でそう思っているのが分かる。雪花が一番感じる部分を、強くこすり始めたからだ。
「あっ…だめぇ…そこ…やっ…」
  雪花は、びくん、びくん、と体を震わせた。それにあわせたかのように、内壁もひくついて、孔雀の指に絡みつく。
「いや、とか言いながら、ここはよだれ垂らしてんじゃねえか」
  先端を、ピン、と弾かれた。そういえば、雪花は一度もイッてない。気持ちよかったときは焦らされて、最後は痛みのあまり萎えてしまった。だからかもしれない。透明な液体が、とろり、とこぼれる。
「中もやわらかくなってるし、おまえも気持ちよさそうだ」
  さっきとはちがって、あおむけに寝させられているから、表情まで全部見えてしまう。それがいやで隠そうとすると、すぐにその手を払われた。
「見せろ」
  孔雀は指で奥をえぐる。雪花のあえぎが、大きくなった。
「おまえがどんな顔して俺の指を飲み込んでるのか、ちゃんと見せろ。隠すことは許さない」
  一度、立場が弱くなってしまうと、その相手に逆らえなくなる。だから、だれにもつけこまれないように。弱い部分を見せないように。傍若無人に見えるように。
  そうやって、ふるまってきた。
  東雲の名前の効果もあって、それはうまくいっていたのに。
  孔雀に、壊される。
  何もかもを、乱される。
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