~学園エンペラー~
啼かせてみやがれ!!
書籍紹介
私の花嫁になると誓え
「お前とは別れる」帝王に冷たく告げられた馨。複雑怪奇な身上の自分と、大財閥の次期総帥である彼では立場が違うと強がるが、ひそかに涙を零した。なのに、振袖姿で連れ出された見合いで、花嫁にと改めて帝王に求愛される。呆然とした馨は──怒り爆発、別れを宣言した!? 「私の妻になれ」傲慢に口説く帝王に捲り上げられた襦袢の下、イけないまま焦らされるが、総帥の座を捨てると言う彼のためにもなおさら素直になれない。啖呵を切って求愛をはねつけ…。大波乱のプロポーズ編
立ち読み
イク……と思った瞬間、帝王の手が馨の花芯の根本を押さえて、それを阻む。
「や、やだ……どうして……」
根本を押さえる帝王の手に、爪を立てて解放してくれとせがむ。焦れて腰を揺らす。
「イキたいなら、わかっているだろう?」
「はっ! んっ! あああああっ!」
再度弱い場所を強く突き上げられて、しなやかに背がのけぞる。うなじに噛みつくように口づけられて、その痛みさえ、じんわりとそこから熱が広がっていくようで。
だが……。
「絶対に言わねぇ……」
後ろを振り返り、帝王を挑むような瞳でにらみつけて馨は言う。体中を駆けめぐる熱に瞳を潤ませて、それでも赤く染まったまなじりで必死に彼を真っ直ぐ見つめて。
「……お前には従わない」
いや、誰にも馨は従わない。それが馨の生きかただから。たとえ帝王でも、誰かの所属物になる気などない。
その馨の答えに帝王は一瞬目を見開き、そして次になぜか満足げな、獰猛な微笑みを見せた。
「良い答えだ」
「やぁ! あああああっ!」
強く突き上げられ何度も揺さぶられた瞬間、馨の欲望の根本を戒めていた帝王の手が離れる。馨はがくがくと震えながら達し、そしてそのまま意識を失った。
「や、やだ……どうして……」
根本を押さえる帝王の手に、爪を立てて解放してくれとせがむ。焦れて腰を揺らす。
「イキたいなら、わかっているだろう?」
「はっ! んっ! あああああっ!」
再度弱い場所を強く突き上げられて、しなやかに背がのけぞる。うなじに噛みつくように口づけられて、その痛みさえ、じんわりとそこから熱が広がっていくようで。
だが……。
「絶対に言わねぇ……」
後ろを振り返り、帝王を挑むような瞳でにらみつけて馨は言う。体中を駆けめぐる熱に瞳を潤ませて、それでも赤く染まったまなじりで必死に彼を真っ直ぐ見つめて。
「……お前には従わない」
いや、誰にも馨は従わない。それが馨の生きかただから。たとえ帝王でも、誰かの所属物になる気などない。
その馨の答えに帝王は一瞬目を見開き、そして次になぜか満足げな、獰猛な微笑みを見せた。
「良い答えだ」
「やぁ! あああああっ!」
強く突き上げられ何度も揺さぶられた瞬間、馨の欲望の根本を戒めていた帝王の手が離れる。馨はがくがくと震えながら達し、そしてそのまま意識を失った。
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