灼熱の楔につながれて
書籍紹介
年下の殿下は、過激なテロリスト
ジャーナリストの晄は、テロリストのアスーラに陵辱されるが、彼の正体がクーデターで国を追われた皇太子だということに気づく。そして秘密の地下宮殿を知ってしまったがゆえに、その寵姫の間で虜囚の身となってしまい──「狂うほどの快感で啼かせてやる」疼く隘路を押し広げる熱塊は、抵抗する晄を悦楽に堕とした。やがて、情熱を宿す彼の緑の瞳に囚われている自分に気づくが……。待っているのは裏切りか愛か、危険に満ちた熱砂の国のゴージャス・ロマン
立ち読み
「う、ぁ……」
小さな突起が固く芯を持って立ち上がり、指先で揉まれると、じいんと痺れが走り抜ける。最初は一方だけ嬲られていたが、すぐに両方を一度に摘み上げられた。爪の先端に挟まれて、千切れるかと思うくらいに引っ張られる。
「いたっ……痛い。やめ、ろ」
鋭い痛みに息が詰り、制止しようとする声も途切れがちになる。少しでも乳首にかかる負担を減らそうと、自然に背中が反り上がった。
「うぅぅ……っ」
逃れようと身体を捩り、手枷から延びる鎖を握り締める。
唐突に、乳首から指が離れ、晄の身体もどさっと落ちた。力なく閉じた眸の眦には、苦痛のあまり涙が滲んでいた。乳首はじくじくと痛み続け、不足していた息を取り込むために、荒い息で胸が激しく上下する。
アスーラが面白そうに視線を下肢に流す。
「気持ちいいみたいだな」
「何を、ばかな」
痛めつけられていいはずがないだろうとぱっと眸を開けて、アスーラを睨む。それにばかにするようなせせら笑いを返して、アスーラが、快楽に震える正直な部分を軽く握った。
「ほら、もう濡れている」
先端にぷっくり浮き上がった雫を親指で塗りたくられる。耳を塞ぎたくなるような粘着質な響きがあがった。
「う、うそ、だ……、やめ……、んっ」
怒鳴ろうとした声が、急所を擦られる弾みで甘く掠れた。身体を捩ると、鎖が耳障りな音を立てる。
小さな突起が固く芯を持って立ち上がり、指先で揉まれると、じいんと痺れが走り抜ける。最初は一方だけ嬲られていたが、すぐに両方を一度に摘み上げられた。爪の先端に挟まれて、千切れるかと思うくらいに引っ張られる。
「いたっ……痛い。やめ、ろ」
鋭い痛みに息が詰り、制止しようとする声も途切れがちになる。少しでも乳首にかかる負担を減らそうと、自然に背中が反り上がった。
「うぅぅ……っ」
逃れようと身体を捩り、手枷から延びる鎖を握り締める。
唐突に、乳首から指が離れ、晄の身体もどさっと落ちた。力なく閉じた眸の眦には、苦痛のあまり涙が滲んでいた。乳首はじくじくと痛み続け、不足していた息を取り込むために、荒い息で胸が激しく上下する。
アスーラが面白そうに視線を下肢に流す。
「気持ちいいみたいだな」
「何を、ばかな」
痛めつけられていいはずがないだろうとぱっと眸を開けて、アスーラを睨む。それにばかにするようなせせら笑いを返して、アスーラが、快楽に震える正直な部分を軽く握った。
「ほら、もう濡れている」
先端にぷっくり浮き上がった雫を親指で塗りたくられる。耳を塞ぎたくなるような粘着質な響きがあがった。
「う、うそ、だ……、やめ……、んっ」
怒鳴ろうとした声が、急所を擦られる弾みで甘く掠れた。身体を捩ると、鎖が耳障りな音を立てる。
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