Boxer the Molester
いっそ、熱病のキス。
書籍紹介
お前になら、飼われてもいい――。
誰にも心を許さない柴賀との、愛欲にまみれた日々を送る木崎。しかし、悲惨な生い立ちの柴賀は、木崎の愛を信じられず、その日常を破壊してしまう。「お前は俺のことだけ見てろ」――手錠で拘束し、監禁して抱き貪るという方法で。柴賀の渇望するような激しい愛撫に翻弄され、木崎は気が遠くなるほどの悦楽を味わう。もっと深くで繋がり合いたいだけなのに。そう望んだ二人は、やっと交わしたはずの口づけですれ違ってしまい……。
立ち読み
「ちょっと胸いじられただけで勃たせて、お前も相当な好き者だな」
「や…っ違、う――…っ」
木崎は感覚の鈍い腕で目元を覆い、認めたくないように首を振る。うっすらと涙すら浮かべた彼は、声までも湿っている。
「お前が…っ」
以前の自分は、柴賀に会うまではこんなじゃなかった。男を受け入れるなど論外で、どんな女と付き合ったって狂ったみたいにほしくなるなんてなかった。
「お前が、こんなふ…っにした、んだ……ああぁ…っ」
「そうだ」
柴賀は木崎の先端を掴みとり、その繊細な粘膜を指先で弄びながら、木崎の目元を隠す腕を払いのけて覗き込んできた。
「お前は、俺に抱かれることだけ考えてろ」
そんな、体しかいらないみたいな言われ方はやりきれない。
「なん…で――い、や……っ」
柴賀の三白眼に射すくめられ、木崎がかろうじてそう口にする。その途端、柴賀の眦が不快げにつり上がり、木崎の腰を持ち上げて、片手で狭間を割り開いた。木崎のにじませたもので濡れた指を、そのくぼみに突き立てる。
「うぁ…っ」
「や…っ違、う――…っ」
木崎は感覚の鈍い腕で目元を覆い、認めたくないように首を振る。うっすらと涙すら浮かべた彼は、声までも湿っている。
「お前が…っ」
以前の自分は、柴賀に会うまではこんなじゃなかった。男を受け入れるなど論外で、どんな女と付き合ったって狂ったみたいにほしくなるなんてなかった。
「お前が、こんなふ…っにした、んだ……ああぁ…っ」
「そうだ」
柴賀は木崎の先端を掴みとり、その繊細な粘膜を指先で弄びながら、木崎の目元を隠す腕を払いのけて覗き込んできた。
「お前は、俺に抱かれることだけ考えてろ」
そんな、体しかいらないみたいな言われ方はやりきれない。
「なん…で――い、や……っ」
柴賀の三白眼に射すくめられ、木崎がかろうじてそう口にする。その途端、柴賀の眦が不快げにつり上がり、木崎の腰を持ち上げて、片手で狭間を割り開いた。木崎のにじませたもので濡れた指を、そのくぼみに突き立てる。
「うぁ…っ」
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