溺れるまで

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本価格:607(税込)

  • 本販売日:
    2005/03/10
    ISBN:
    978-4-8296-2275-9
書籍紹介

もっと俺を欲しがれ。身も心も溺れるほどに

エリート警視の暁は、ヤクザの若頭・桐生と十年ぶりに再会し、想いを確かめ合った。しかし、暁は殺人事件の現場で桐生の姿を目撃する。不安に陥り涙を零す暁を、桐生は嬲るような愛撫で堕とし、抱き締めた。「おまえに惚れている男の言葉を信じろ」その言葉を信じようと、穿たれた熱に啼き乱れ、溺れるように男の体温を求める暁。けれども、自分を巻き込むまいとする桐生にもどかしさを感じた彼は、ある決意をする。相容れない立場を越えた愛の結末は──?
立ち読み
「あ……っ、あぁぁ――……だめ――ッ」
  桐生が股間に顔を埋め、しなり切った暁の性器を咥え、袋をもみしだきながらタマをひとつずつしゃぶる。それから奥の秘められた窄みまでたどり着き、固く閉ざされた窄みの縁を舌でなぞると、暁は頭を振って身悶えた。
「……ああ……竜也……竜也、……っ」
  感じすぎて、頭がおかしくなる。
  わずかばかりほころび始めたそこを、中をかき分けるようにして奥まで舌を差し入れられると、電流が走ったように暁は上り詰め、弾けた。
「――ああああぁぁぁ――……!」
  桐生が口で受け止めた。
  男に飲まれ、喜びに全身が震えた。
  桐生は口から吐き出したしずくを後ろに塗り込めると、指を埋めてきた。
  収縮を繰り返す窄みは、吸い込むように男の指をのみ込んでいく。中で抜き差しされ、大きくかき回されると、暁の喉奥からうわずった声が漏れてしまう。
「う…っ、ん……っ」
  指を咥えて声を殺そうと、身をよじって堪える暁の感じている表情に、
「ここがいいんだろう?」
  桐生が楽しげに耳元に囁きながら、更に追い上げようと、やわらかくまとわりついてくる内部をかき回した。
「――う、ああっ……!」
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