けなげなメイドのしつけ方ハート

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本価格:586(税込)

  • 本販売日:
    2004/05/10
    ISBN:
    978-4-8296-2239-1
書籍紹介

兄さん専用、エッチなメイド!?

新しく家族になった啓史は、南の自慢の兄だ。でもなぜか最近、とても冷たくて……。両親が旅行に行って二人きりの時に、仲直りしようとせっせとご飯を作る南。ところが啓史は、一緒に食べる代わりにある条件を出してきた。その条件とは──裸エプロンでご奉仕すること!? さらに啓史の要求は止まらず、南はどんどんHなことをされてしまい……。兄弟なのに、こんなに感じちゃってどうしよう? 期間限定、兄さんのためだけの淫らなメイドハート
立ち読み
「まさか、ホントに着るとは思わなかった。てっきり、無理だ、と泣きつくかと思ったんだけどな」
「何で?  別にこんなのたいしたことじゃないじゃん。啓史も、これ着た俺を見て、笑いたかっただけだろ?」
「笑いたい?」
  啓史の声が微妙に低くなる。
「そうだな。それだったらよかったな」
  またもや、聞こえるか聞こえないかの声。きっと、南に話しかけているわけではないのだろう。
「どうすりゃいいの?  脱いでいい?」
「ダメ」
  啓史がきっぱりとそう言った。
「その格好でメシ運んできて」
「へーへー」
  南はキッチンへ向かった。その背中に、啓史の声がかかる。
「それと」
  南は首をかしげながら振り向いた。
「俺の膝の上に座って、食べさせて」
  すぐに返事ができなかった。
  だって、この格好だよ!?  とか。そんなことして何が楽しいの!?  とか。
  言いたいことはいくらでもあったけれど。
  一回でも命令に逆らったらおしまいなので、南は素直にうなずいた。
「いいよ。何でもする」
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