けなげなメイドのしつけ方
書籍紹介
兄さん専用、エッチなメイド!?
新しく家族になった啓史は、南の自慢の兄だ。でもなぜか最近、とても冷たくて……。両親が旅行に行って二人きりの時に、仲直りしようとせっせとご飯を作る南。ところが啓史は、一緒に食べる代わりにある条件を出してきた。その条件とは──裸エプロンでご奉仕すること!? さらに啓史の要求は止まらず、南はどんどんHなことをされてしまい……。兄弟なのに、こんなに感じちゃってどうしよう? 期間限定、兄さんのためだけの淫らなメイド
立ち読み
「まさか、ホントに着るとは思わなかった。てっきり、無理だ、と泣きつくかと思ったんだけどな」
「何で? 別にこんなのたいしたことじゃないじゃん。啓史も、これ着た俺を見て、笑いたかっただけだろ?」
「笑いたい?」
啓史の声が微妙に低くなる。
「そうだな。それだったらよかったな」
またもや、聞こえるか聞こえないかの声。きっと、南に話しかけているわけではないのだろう。
「どうすりゃいいの? 脱いでいい?」
「ダメ」
啓史がきっぱりとそう言った。
「その格好でメシ運んできて」
「へーへー」
南はキッチンへ向かった。その背中に、啓史の声がかかる。
「それと」
南は首をかしげながら振り向いた。
「俺の膝の上に座って、食べさせて」
すぐに返事ができなかった。
だって、この格好だよ!? とか。そんなことして何が楽しいの!? とか。
言いたいことはいくらでもあったけれど。
一回でも命令に逆らったらおしまいなので、南は素直にうなずいた。
「いいよ。何でもする」
「何で? 別にこんなのたいしたことじゃないじゃん。啓史も、これ着た俺を見て、笑いたかっただけだろ?」
「笑いたい?」
啓史の声が微妙に低くなる。
「そうだな。それだったらよかったな」
またもや、聞こえるか聞こえないかの声。きっと、南に話しかけているわけではないのだろう。
「どうすりゃいいの? 脱いでいい?」
「ダメ」
啓史がきっぱりとそう言った。
「その格好でメシ運んできて」
「へーへー」
南はキッチンへ向かった。その背中に、啓史の声がかかる。
「それと」
南は首をかしげながら振り向いた。
「俺の膝の上に座って、食べさせて」
すぐに返事ができなかった。
だって、この格好だよ!? とか。そんなことして何が楽しいの!? とか。
言いたいことはいくらでもあったけれど。
一回でも命令に逆らったらおしまいなので、南は素直にうなずいた。
「いいよ。何でもする」
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