DEAD OR ALIVE
ボディガードにくちづけをハート

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本価格:607(税込)

  • 本販売日:
    2003/06/10
書籍紹介

命がけで……添い寝かよ。

黒ずくめの男たちに追われていた家出少年と、喧嘩慣れした元ボディガード──2人の出会いは、最悪だった。響は一矩にセクハラまがいに脅され、なぜか一緒に暮らすハメに! 実は金持ちの坊やで何も知らない響に、一矩はからかってHな悪戯をしかけてくる。一方、響もその愛撫に気持ちよくなってしまい……。その頃、本格的な狙撃が響を襲う。まさか──命を狙われている!? かっこいいけどキケンなボディガードに、命もカラダも預けちゃう?
立ち読み
「大丈夫だ」
  優しく背を撫でられ堅い胸に頭を押しつけられると、服を通して力強い鼓動が伝わってくる。硬直していた身体から、こわばりがゆっくり解けていくのがわかった。
(……あったかい)
  響は男の背に腕を回し、服にしわが寄るほど、ぎゅっと抱き締めた。一矩は咎めることもせず抱き返してくれる。触れた個所から伝わる温もりに、少しずつ恐怖が癒えていった。
「一矩……ごめっ……」
  巻き込んでしまった罪悪感に声が詰まって、謝ることもできなかった。一矩が腕に力を込め、より深く響を抱き込んだ。
「おまえが謝ることじゃないだろうが。泣いてもいいが、きれいなおめめは腫らすなよ。祐樹が嘆くぞ」
「ッ……、泣いてない……!  んなことで……」
「そうか?  なら顔見せてみろよ」
  顎に指をかけられ、胸に埋めていた顔を上げさせられる。大きな手が響の無事を確かめるように、頬に、額に触れた。触れた指先の跡をなぞるように、唇が下りてくる。からかう口調とは裏腹に、ひどく優しい感触だった。
  男の胸にしっかりと抱き締められたまま、顔中に優しい口づけが降った。
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