彼と彼氏の事情
書籍紹介
俺が逆らえないのを、知ってるくせに
親友だった千葉が、なぜか突然、冷たくなってしまった。焦った幸人は思わず「好きだ」と口走るが、「なら、やらせろよ」と千葉は答え……。冷たい視線のなか乱暴に抱かれて、キスひとつしてもらえなかった。絶望感でいっぱいの幸人に、千葉は名前を呼ぶことさえ禁じてしまう。その言葉一つ、視線一つで、心臓が張り裂けそうになる。この強い恋心を、どうしたらいいのだろう? せつないセンシティブ
立ち読み
「なお…尚哉。おねが…腕、腕とって…。逃げない…、絶対逃げない…っから…」
涙で滲んだ視界越しに、お願い、と繰り返すと、千葉はじっと幸人を見下ろしていたけれども、やがてちっと舌打ちすると激しく口づけてきた。それと同時に、放っておかれたままの幸人の昂ぶりを、再び手の中に収めて、優しく扱き出す。
「あ…っ、………っ!」
ぶるっと震える脚の動きに合わせて、千葉は幸人が感じやすいように強弱をつけて手の中のものを愛撫した。口づけられながら、先をくすぐるように擦られると、それだけで幸人はあっけなく達してしまう。
瞬間、目の前が真っ白になった気がした。
「……まったく、君はずるいんだよな。俺が逆らえないのを知ってるくせに…」
千葉は苦々しく呟きつつも、知らないうちに頬を伝っていた幸人の涙を指先でぐいと拭った。そうして、抱きかかえるようにしながらようやくシャツの袖を解いてくれる。
涙で滲んだ視界越しに、お願い、と繰り返すと、千葉はじっと幸人を見下ろしていたけれども、やがてちっと舌打ちすると激しく口づけてきた。それと同時に、放っておかれたままの幸人の昂ぶりを、再び手の中に収めて、優しく扱き出す。
「あ…っ、………っ!」
ぶるっと震える脚の動きに合わせて、千葉は幸人が感じやすいように強弱をつけて手の中のものを愛撫した。口づけられながら、先をくすぐるように擦られると、それだけで幸人はあっけなく達してしまう。
瞬間、目の前が真っ白になった気がした。
「……まったく、君はずるいんだよな。俺が逆らえないのを知ってるくせに…」
千葉は苦々しく呟きつつも、知らないうちに頬を伝っていた幸人の涙を指先でぐいと拭った。そうして、抱きかかえるようにしながらようやくシャツの袖を解いてくれる。
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