いとしのテディ・ボーイ
ドラマチックに恋をしよう
書籍紹介
愛している、そなたしかいらぬ
直矢の幼なじみ、里美と真理によって一時仲がこじれた宮緒と直矢だったが、騒動はそれで終わらなかった。宮緒が直矢のもとを離れている隙に…?
立ち読み
「絶対に、てめぇのいいようにはなんないからなッ」
目前の男は、宮緒じゃない。
自分はちゃんと知っているのだ。宮緒がどれほど頑張り屋さんで、寂しがり屋なの
か。
記憶を後退させたときも、決して挫けはしなかった。そして、ちゃんと元に戻った
のだ。
その宮緒の顔と声とで、快楽を楽しむだけの言葉は聞きたくないと怒声を発しかけ
たときだった。スラックスのファスナーが、音をたてて引き下ろされていく。
反射的に上体を起こそうとしたが、どうしたことか身体が動かない。
「なっ…なんで……」
「どうやら、君の内の卵が、もうこれ以上痛い想いをするのはイヤだと行動で示して
いるようだ」
「どういうことだよ」
虚勢を張っても、声の震えは隠せない。しかも追い打ちをかけるように、開いたファ
スナーから自身を弄る指が侵入してきた。
「やっ…いやだぁぁぁっっ」と叫んでも、やはり身体は動かない。
このままでは、頭上でほくそ笑む2号の意のままになってしまう。
目前の男は、宮緒じゃない。
自分はちゃんと知っているのだ。宮緒がどれほど頑張り屋さんで、寂しがり屋なの
か。
記憶を後退させたときも、決して挫けはしなかった。そして、ちゃんと元に戻った
のだ。
その宮緒の顔と声とで、快楽を楽しむだけの言葉は聞きたくないと怒声を発しかけ
たときだった。スラックスのファスナーが、音をたてて引き下ろされていく。
反射的に上体を起こそうとしたが、どうしたことか身体が動かない。
「なっ…なんで……」
「どうやら、君の内の卵が、もうこれ以上痛い想いをするのはイヤだと行動で示して
いるようだ」
「どういうことだよ」
虚勢を張っても、声の震えは隠せない。しかも追い打ちをかけるように、開いたファ
スナーから自身を弄る指が侵入してきた。
「やっ…いやだぁぁぁっっ」と叫んでも、やはり身体は動かない。
このままでは、頭上でほくそ笑む2号の意のままになってしまう。
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