秘密のゴミ箱でキスをして
書籍紹介
最強カップルに 破局の危機が!?
敏腕ハウスキーパー・悠人と、汚部屋のプリンス・修一郎。運命的な出会いの末、晴れて恋人同士となった二人に、波乱の予感が。 新たな汚部屋の主・広崎と名乗る男が現れて、あの手この手で悠人に迫り始めた! 広崎の誘いを撥ねつけつつも、凄まじく散らかった広崎の部屋を片づけてみたくて仕方のない悠人。そして、心配のあまり、過剰に干渉してくる修一郎とは、なんだか気まずい雰囲気になってしまい…? さらに、そんな二人につけ込むように、広崎が何やら怪しい動きを始めて――!?
立ち読み
「さて、とっ!」
修一郎は悠人を抱き上げてベッドから下りる。
そして、そのまま窓際に向かった。
「な……っ……しゅ、修一郎……っ」
「部屋の明かりは消えているから、カーテンを開けても大丈夫」
修一郎は悠人を床に下ろし、カーテンを全開にした。
磨き抜かれた綺麗な窓に、自分たちの姿が映る。
ベランダに出ようと言われたらどうしようかと、悠人は緊張して頬を引きつらせた。
「こら、悠人。いくら俺でもそういう危ないことはしない。ここはマンションの最上階だぞ?」
「俺の考えていること……分かった?」
「すぐ顔に出る。丸分かりだ」
修一郎は悠人を抱き締めてキスすると、彼を窓に押しつける。
「ちょっとした露出気分を味わおうじゃないか。ね?」
「え? ……いや、俺は……っ……あ、あぁ……っ」
悠人は窓に額を当てて、甘ったれた声を上げた。
後ろから抱きついた修一郎に、体中を撫で回される。
「こんなの……変だって……っ」
「この高さで覗けるのは、特殊訓練を受けた人間だけだ。だから大丈夫」
「う……」
思ったことをすぐ口にしてしまう癖は徐々に直ってきたが、それでも悠人は結構きついことを言う。
なのに、その「きつい一言」が今出てこない。
「うんと気持ちよくしてあげるから、大人しくしなさい」
修一郎の優しい声と気持ちのいい指先に翻弄され、こてんと大人しくなってしまう。
「ね?」
だめ押しだ。悠人は頬を染めて小さく頷いた。
修一郎は悠人を抱き上げてベッドから下りる。
そして、そのまま窓際に向かった。
「な……っ……しゅ、修一郎……っ」
「部屋の明かりは消えているから、カーテンを開けても大丈夫」
修一郎は悠人を床に下ろし、カーテンを全開にした。
磨き抜かれた綺麗な窓に、自分たちの姿が映る。
ベランダに出ようと言われたらどうしようかと、悠人は緊張して頬を引きつらせた。
「こら、悠人。いくら俺でもそういう危ないことはしない。ここはマンションの最上階だぞ?」
「俺の考えていること……分かった?」
「すぐ顔に出る。丸分かりだ」
修一郎は悠人を抱き締めてキスすると、彼を窓に押しつける。
「ちょっとした露出気分を味わおうじゃないか。ね?」
「え? ……いや、俺は……っ……あ、あぁ……っ」
悠人は窓に額を当てて、甘ったれた声を上げた。
後ろから抱きついた修一郎に、体中を撫で回される。
「こんなの……変だって……っ」
「この高さで覗けるのは、特殊訓練を受けた人間だけだ。だから大丈夫」
「う……」
思ったことをすぐ口にしてしまう癖は徐々に直ってきたが、それでも悠人は結構きついことを言う。
なのに、その「きつい一言」が今出てこない。
「うんと気持ちよくしてあげるから、大人しくしなさい」
修一郎の優しい声と気持ちのいい指先に翻弄され、こてんと大人しくなってしまう。
「ね?」
だめ押しだ。悠人は頬を染めて小さく頷いた。
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