艶やかな秘めごと
書籍紹介
兄さんが嫌がっても、俺はあんたを放さない
創作華道・真壁流の後継者争いから身を退くために、養子である史緒は家を出ようとした。すると、それを知って激昂した義弟の利之に押し倒されてしまう。「兄さんを俺のものにする」ずっと寂しさを感じていた自分を、幼い頃から慕ってくれた利之が、獰猛な雄の顔をして圧し掛かってくる──史緒の玲瓏な美貌は、屈辱と快楽に染まった。そして、ついには利之のベッドに鎖で繋がれてしまい……!? 激しく求められ、一途な独占欲に縛られる。背徳の義兄弟愛!
立ち読み
「ん……っ」
ついに、鼻に抜けるような艶声が、堪えきれずに史緒の唇から零れ落ちた。声と一緒に、昂りの先端に溜まっていた露がとくりと幹を伝う。むず痒い感触が、昂りをふるりと震わせた。
「兄さん、色っぽすぎる……」
「ば……っ、なに……言…て」
史緒がさんざん舐めて濡らした指を引き抜いて、利之はそれを後孔にあてがった。さっと史緒の身体が硬直する。
「そんなに硬くならないで。今日は痛くしないから」
「……うるさい、さっさと入れろっ」
「またそんな強がりを。この前、相当痛かったはずなのに、忘れたわけじゃないだろ」
苦笑して利之は、かまわず史緒の蕾を解しにかかる。
指一本がなかなか入らない。固く引き絞られた口は、痛みの記憶が強いのか、なかなか指に馴染まないのだ。
「そんなこと、しなくて……いい。入れて、終われ……」
指で触れられる感触が堪らない。史緒は、息を切らせながら強気に言いつのった。そのくせ、肌は細かく震え続けていて、のたうち回った痛みの記憶に脅えている。
「……ばかだな」
吐息のように呟いて、利之はやわやわと周辺を解し続ける。
「と…し、ゆき……、やめ…っ」
「今日は痛みじゃなく、快楽でのたうち回らせてあげるって」
ついに、鼻に抜けるような艶声が、堪えきれずに史緒の唇から零れ落ちた。声と一緒に、昂りの先端に溜まっていた露がとくりと幹を伝う。むず痒い感触が、昂りをふるりと震わせた。
「兄さん、色っぽすぎる……」
「ば……っ、なに……言…て」
史緒がさんざん舐めて濡らした指を引き抜いて、利之はそれを後孔にあてがった。さっと史緒の身体が硬直する。
「そんなに硬くならないで。今日は痛くしないから」
「……うるさい、さっさと入れろっ」
「またそんな強がりを。この前、相当痛かったはずなのに、忘れたわけじゃないだろ」
苦笑して利之は、かまわず史緒の蕾を解しにかかる。
指一本がなかなか入らない。固く引き絞られた口は、痛みの記憶が強いのか、なかなか指に馴染まないのだ。
「そんなこと、しなくて……いい。入れて、終われ……」
指で触れられる感触が堪らない。史緒は、息を切らせながら強気に言いつのった。そのくせ、肌は細かく震え続けていて、のたうち回った痛みの記憶に脅えている。
「……ばかだな」
吐息のように呟いて、利之はやわやわと周辺を解し続ける。
「と…し、ゆき……、やめ…っ」
「今日は痛みじゃなく、快楽でのたうち回らせてあげるって」
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