略奪は愛をこめて
書籍紹介
数億円分、私を楽しませられるか?
「お前にできることなんて、ひとつしかないだろう?」その傲慢な男は、数億円の融資提供と引き替えに、オレの身体を求めてきた──。両親を亡くしてから、ずっと面 倒を見てくれた叔父の会社が倒産の危機に。その命運を握るのは、大手不動産業RCC社のトップにいる門脇という男。「俺好みの身体に仕込んでやる」愛する叔父のために、オレは門脇の玩具になることを決意した。夜ごと激しく抱かれても、けっして心だけは渡さないと固く誓いながら……。
立ち読み
「お前にできることといったら……俺に向かって脚を開くことくらいだな」
一人称すら違えたヤツの、低い笑いが耳元をくすぐった。
(何ーっ!?)
「数億円分俺を楽しませてくれれば…融資してやるよ」
ふざけるな…っと言おうとした言葉は、声にならなかった。
(なっ…!?)
拒む間もなく門脇の気配が迫り、次の瞬間、オレの唇にヤツのそれが重なっていた。
「んっ…!」
零れるほどに大きく目を見開いたまま、オレは呆然と門脇の強引な口づけを受け入れる。
唇をこじ開けるように湿った舌で唇の表面をなぞられ、やっとオレは我に返った。
(やめ…っ…!)
拒絶は門脇の唇にふさがれる。
歯を食いしばって門脇の舌の侵入を拒む。
いつのまにか門脇の両腕は、オレを抱き締めるように背後に回されていた。
オレの抵抗をあざわらうかのようにす…っと門脇の手のひらが、オレの双丘を撫でる。
大きな骨ばった手のくせに、繊細な動きを形作って、さわさわと肌の上を滑った。
一人称すら違えたヤツの、低い笑いが耳元をくすぐった。
(何ーっ!?)
「数億円分俺を楽しませてくれれば…融資してやるよ」
ふざけるな…っと言おうとした言葉は、声にならなかった。
(なっ…!?)
拒む間もなく門脇の気配が迫り、次の瞬間、オレの唇にヤツのそれが重なっていた。
「んっ…!」
零れるほどに大きく目を見開いたまま、オレは呆然と門脇の強引な口づけを受け入れる。
唇をこじ開けるように湿った舌で唇の表面をなぞられ、やっとオレは我に返った。
(やめ…っ…!)
拒絶は門脇の唇にふさがれる。
歯を食いしばって門脇の舌の侵入を拒む。
いつのまにか門脇の両腕は、オレを抱き締めるように背後に回されていた。
オレの抵抗をあざわらうかのようにす…っと門脇の手のひらが、オレの双丘を撫でる。
大きな骨ばった手のくせに、繊細な動きを形作って、さわさわと肌の上を滑った。
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