秘恋は咎に濡れ
書籍紹介
藤末先生のところの秘書は、どれだけはしたないんだ
椋一が政策秘書を務める与党議員・藤末彰良。椋一にとって従兄の彰良は絶対で、過去には性の道具にもなった。その彰良が、闇献金リストをネタにある法案に賛同するよう持ちかけられる。脅迫者は四堂匡鷹。元新聞記者の野党議員で彰良の政敵だ。椋一は「元恋人は男」という四堂の弱点を探り当て交渉に赴くが…。「俺に逆らえるのか? お前の大事な先生の弱みを握っている男だぞ」彰良に貞節を誓った場所に四堂の楔を刻み込まれて――。
立ち読み
「や…」
彰良しか入ったことのない場所。そこにいま、別の男が入ってこようとしている。
「嫌、ですっ! ……挿れないで、くださ――――あっ、あああ」
粘膜が嘘みたいに丸く大きく、引き伸ばされる。
この七年間、夢のなかでしか味わってこなかった男の肉に穿たれる強烈な感覚に、椋一は手足を跳ねさせて逃げようとする。しかし、性器の根元を潰れそうなほど握り締められて、思うように動けない。
「大丈夫だ。ちゃんとぱっくり開いて俺を喰らえてる――ッ、にしても、キツいな」
首を弱々しく横に振りつづける椋一のなかへと、四堂の雄が力強く沈んでいく。
「ぁ……っく、ぅぅ…」
「全部、嵌まったぞ」
蕾の襞を内側に巻き込みながら根元まで突き入れると、四堂は椋一の肩を背後から掴んだ。四つん這いになるかたちに上体を上げさせられるのと同時に、四堂が腰を下
ろす。繋がる角度が変わって、腹側の粘膜を硬い裏筋で抉られ、椋一の頭のなかは一瞬白くなる。
堰き止められているため実際の射精は起こらなかったけれども、強烈な痺れが身体中を駆け巡った。
気がついたときには四堂の膝に完全に座らされ、背面座位の体位になっていた。
一枚だけ纏っているワイシヤツは肩から落とされ、両肘のところで辛うじて引っかかっている。裸同然の自分を犯す男のほうはといえば、下腹だけを乱したスーツ姿。
強いられている恥辱に、椋一は目に涙を浮かべる……緩んだ唇から唾液がツと垂れた。
「いつも冷たくてお堅そうにしてるくせに、ずいぶんと情の深い孔をしてるな」
彰良しか入ったことのない場所。そこにいま、別の男が入ってこようとしている。
「嫌、ですっ! ……挿れないで、くださ――――あっ、あああ」
粘膜が嘘みたいに丸く大きく、引き伸ばされる。
この七年間、夢のなかでしか味わってこなかった男の肉に穿たれる強烈な感覚に、椋一は手足を跳ねさせて逃げようとする。しかし、性器の根元を潰れそうなほど握り締められて、思うように動けない。
「大丈夫だ。ちゃんとぱっくり開いて俺を喰らえてる――ッ、にしても、キツいな」
首を弱々しく横に振りつづける椋一のなかへと、四堂の雄が力強く沈んでいく。
「ぁ……っく、ぅぅ…」
「全部、嵌まったぞ」
蕾の襞を内側に巻き込みながら根元まで突き入れると、四堂は椋一の肩を背後から掴んだ。四つん這いになるかたちに上体を上げさせられるのと同時に、四堂が腰を下
ろす。繋がる角度が変わって、腹側の粘膜を硬い裏筋で抉られ、椋一の頭のなかは一瞬白くなる。
堰き止められているため実際の射精は起こらなかったけれども、強烈な痺れが身体中を駆け巡った。
気がついたときには四堂の膝に完全に座らされ、背面座位の体位になっていた。
一枚だけ纏っているワイシヤツは肩から落とされ、両肘のところで辛うじて引っかかっている。裸同然の自分を犯す男のほうはといえば、下腹だけを乱したスーツ姿。
強いられている恥辱に、椋一は目に涙を浮かべる……緩んだ唇から唾液がツと垂れた。
「いつも冷たくてお堅そうにしてるくせに、ずいぶんと情の深い孔をしてるな」
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