セカンドセックス
書籍紹介
好きだとも、愛しているとも言われていない
以前の恋人が忘れられない明良は、見知らぬ男・三上と寝てしまう。一夜限りと思っていた関係はその後も続き、いつしか三上が以前の恋人よりも気になる男になっていた。そんなとき、己のことを語らない三上がいずれは大きな財閥を継ぐ男なのだと偶然知ってしまい、男との見えない壁を感じ、距離を取り始める。三上とホテルに入ることを拒んだ明良は、いつ誰が来るかもわからないホテルの地下駐車場の車中で男に無理やり犯されてしまい――。
立ち読み
「はっ…ぁ、あ…っ」
甘く声をあげながら、揺すられるリズムにあわせて、腹のそこかしこに白い花を咲かせる。あれほど苦痛と思っていた男根が、動かれるたびに快楽へと変わってゆく。
「はぁ…あ…っ」
隠しようのない喘ぎ声に、明良の中の愉悦を見つけたのだろう。三上の唇が頬をすべり、耳元へと囁いてくる。
「明良の、気持ちいいところを教えてくれ」
吐息しながら、耳朶が噛まれる。
「あっ…ぃやっ…だっ……」
耳の奥に舌を差しこまれ、くちゅりと音がたつから、嫌がって逃れようとする。それを抑えこむ三上に、嫌がるように男の肩を押した。
「やっ…だ…ぁ」
身をすくめる明良を見た三上はくすと微笑をこぼす。
「嫌じゃないだろう? 気持ちいいって言えよ」
言わなければ許してもらえなそうな執拗さが、三上の愛撫にはあった。羞恥のために言葉が躊躇われるが、それでも言わなければ、いつまでも続きそうな男の責めに、明良はその甘い唇をわった。
甘く声をあげながら、揺すられるリズムにあわせて、腹のそこかしこに白い花を咲かせる。あれほど苦痛と思っていた男根が、動かれるたびに快楽へと変わってゆく。
「はぁ…あ…っ」
隠しようのない喘ぎ声に、明良の中の愉悦を見つけたのだろう。三上の唇が頬をすべり、耳元へと囁いてくる。
「明良の、気持ちいいところを教えてくれ」
吐息しながら、耳朶が噛まれる。
「あっ…ぃやっ…だっ……」
耳の奥に舌を差しこまれ、くちゅりと音がたつから、嫌がって逃れようとする。それを抑えこむ三上に、嫌がるように男の肩を押した。
「やっ…だ…ぁ」
身をすくめる明良を見た三上はくすと微笑をこぼす。
「嫌じゃないだろう? 気持ちいいって言えよ」
言わなければ許してもらえなそうな執拗さが、三上の愛撫にはあった。羞恥のために言葉が躊躇われるが、それでも言わなければ、いつまでも続きそうな男の責めに、明良はその甘い唇をわった。
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