エロチックな呪縛
書籍紹介
性奴隷が王子様に言うセリフじゃねーだろ
超セレブな高校に通う葵は、硬派な男に憧れる二年生。彼こそ理想だと思う男に出会った葵だが、男・佳隆は腸が煮えくりかえるほど生意気な一年だった。ある日近く開催される地域交流会で、所属している演劇部がシンデレラをやることになり、王子役に部外の佳隆が推薦された。佳隆に葵が付き人になるなら王子役をやると言われ、嫌々承諾するが、さっそく手を舐められて憤死寸前。しかも佳隆は付き人も奴隷も同じことだと言い出して!?福山 潤出演ボイスノベルCD付き
立ち読み
「そう言われても、破廉恥は同意の上だからな」
「な、なんだとっ!?」
表情を強張らせた透弥は、葵の肩を大きく揺さぶった。
「ホントなのか、葵っ」
「えっと…えーっと……」
もちろん同意なんかしていない。特にいやらしいことをされることに関しては。
けれどどう返しても、なにをされたんだと問い詰められるに決まっている。
はぐらかす自信がなくて答えあぐねる葵の手を、佳隆は透弥から取り返すように力づくで引き寄せた。
「さっさとコーヒーを買いに行けっ」
「ちょっと待て。一年一組、速見佳隆っ」
咄嗟に、透弥も逆の腕を掴んだ。
それを見て佳隆はピクッと目を眇め、葵をさらに自分のほうへ引っ張る。
「んァ? まだなにか用があるのか、先輩」
「先輩? ハッ、君もそういう言葉を知っていたのか。だが、その態度は先輩に対するものではないな。葵も先輩だぞ、わかっているのか」
負けじと透弥も引っ張る。
「な、なんだとっ!?」
表情を強張らせた透弥は、葵の肩を大きく揺さぶった。
「ホントなのか、葵っ」
「えっと…えーっと……」
もちろん同意なんかしていない。特にいやらしいことをされることに関しては。
けれどどう返しても、なにをされたんだと問い詰められるに決まっている。
はぐらかす自信がなくて答えあぐねる葵の手を、佳隆は透弥から取り返すように力づくで引き寄せた。
「さっさとコーヒーを買いに行けっ」
「ちょっと待て。一年一組、速見佳隆っ」
咄嗟に、透弥も逆の腕を掴んだ。
それを見て佳隆はピクッと目を眇め、葵をさらに自分のほうへ引っ張る。
「んァ? まだなにか用があるのか、先輩」
「先輩? ハッ、君もそういう言葉を知っていたのか。だが、その態度は先輩に対するものではないな。葵も先輩だぞ、わかっているのか」
負けじと透弥も引っ張る。
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