極・恋
書籍紹介
あかん…嫌や、堪忍して…っ!
媚薬のせいで欲情した難波は、ヤクザの雰囲気をまとう会社社長・市原にいかされてしまう。「刺青」に心と肉体を拘束された、極道ラブストーリー!
立ち読み
『あかんっ…、抑えられへん…』
許されるなら今すぐにでも、全裸になってペニスを力任せに扱きたい。
体の芯から愉悦に浸って、快感の果てへと猛進したい。
『このまま誰かに会うたら――――、強姦してまう』
難波は怖いほど強欲に、そして凶暴になりつつある肉体を持て余すと、どうにかこの欲望を鎮めようとして、ペニスを掴んだままその場に膝を折った。
『相手構わず犯ってまう…、それぐらいヤバイ感じや』
万が一にも無関係な誰かに何かをしてしまうぐらいならとこの場で自慰に走り、とにかく一度肉体を鎮めようと、ズボンのベルトに手をかけた。
『っ…っ』
だが、暴走する肉体は一秒ごとに加速し、手先に震えさえ走らせた。
『…っ、なんや? このっ…』
難波はベルト一つ思うようにならないまま欲情を煽られ続け、困惑どころか不安や恐怖まで感じ始めた。
それをどうにかしたくてベルトやファスナーに手をかけるが、一向にうまくいかないことから、感情ばかりが高ぶる。
『堪忍…、堪忍してや…』
カチャカチャとベルトの音だけがむなしく響く。
難波は自分の息ばかりが上がってしまい、直に触れるのをいったん諦めると、限界まで高ぶったペニスを今一度ズボンの上からきつく握りしめた。
「どうした? 気分でも悪いのか?」
「―――――!!」
しかし、不意に扉が開いて声をかけられ、難波は全身がゾクリとした。おい、お前…」
肩をガッチリと掴まれ顔を覗きこまれて、あまりに覚えのある男の顔に一瞬現実がわからなくなった。
「伊吹っ…」
難波は肩を掴んだ男の両腕を掴み返すと、衝動のままに引き寄せた。
「っ!?」
「あかん、伊吹…っ。どないしよ。わいの体…、おかしいっ…っ」
その場に片膝をつきながらも驚きから身を引こうとした男に縋ると、息も絶え絶えになりながら訴えかけた。
そこから先はおぞましいとしか思えないが、難波は困惑したまま抱きついた男の体に自分の肉体を擦りつけた。欲情のままに下肢を動かした。
「――――っ、おい!!」
そのさまは、発情した犬のようだった。
許されるなら今すぐにでも、全裸になってペニスを力任せに扱きたい。
体の芯から愉悦に浸って、快感の果てへと猛進したい。
『このまま誰かに会うたら――――、強姦してまう』
難波は怖いほど強欲に、そして凶暴になりつつある肉体を持て余すと、どうにかこの欲望を鎮めようとして、ペニスを掴んだままその場に膝を折った。
『相手構わず犯ってまう…、それぐらいヤバイ感じや』
万が一にも無関係な誰かに何かをしてしまうぐらいならとこの場で自慰に走り、とにかく一度肉体を鎮めようと、ズボンのベルトに手をかけた。
『っ…っ』
だが、暴走する肉体は一秒ごとに加速し、手先に震えさえ走らせた。
『…っ、なんや? このっ…』
難波はベルト一つ思うようにならないまま欲情を煽られ続け、困惑どころか不安や恐怖まで感じ始めた。
それをどうにかしたくてベルトやファスナーに手をかけるが、一向にうまくいかないことから、感情ばかりが高ぶる。
『堪忍…、堪忍してや…』
カチャカチャとベルトの音だけがむなしく響く。
難波は自分の息ばかりが上がってしまい、直に触れるのをいったん諦めると、限界まで高ぶったペニスを今一度ズボンの上からきつく握りしめた。
「どうした? 気分でも悪いのか?」
「―――――!!」
しかし、不意に扉が開いて声をかけられ、難波は全身がゾクリとした。おい、お前…」
肩をガッチリと掴まれ顔を覗きこまれて、あまりに覚えのある男の顔に一瞬現実がわからなくなった。
「伊吹っ…」
難波は肩を掴んだ男の両腕を掴み返すと、衝動のままに引き寄せた。
「っ!?」
「あかん、伊吹…っ。どないしよ。わいの体…、おかしいっ…っ」
その場に片膝をつきながらも驚きから身を引こうとした男に縋ると、息も絶え絶えになりながら訴えかけた。
そこから先はおぞましいとしか思えないが、難波は困惑したまま抱きついた男の体に自分の肉体を擦りつけた。欲情のままに下肢を動かした。
「――――っ、おい!!」
そのさまは、発情した犬のようだった。
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