ピンクのショパンハート

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本価格:628(税込)

  • 本販売日:
    2004/01/25
    ISBN:
    978-4-8296-5350-0
書籍紹介

神様の前で こんな恥ずかしいところを…

ピアノコンクールに向かっていた雫は、一日記憶喪失中に憧れのピアニスト梨栖人の従兄弟、遙とエッチしていた。遙は強引で意地悪で、梨栖人に会わせると雫をパーティに連れ出し!?
立ち読み
「ばか…なんて言う子には、痛くしちゃうかもしれないよ」
  思わずビクッと震えてしまう雫のからだを壁に押しつけ、遙は、ことさら優し
げな口調で訊く。
「乱暴にされたほうが、感じる?」
  唇を咬みながらいやいやをする雫の柔らかな耳朶に、遙は歯を立てた。
「きみはうそつきだから、直接からだに訊いてみることにするよ」
「や…っ」
  抗うひまもなく、燃えるようなたくましい遙の分身が、雫の狭い入り口を灼く。
「やぁっ、死んじゃう…っ」
「おおげさな…。殺さずに…天国にいかせてあげるから…」
  行きつ戻りつを繰り返しながら、少しずつ遙が押し入ってくる。
  この瞬間だけは、どうやったって慣れない。
  それなのに、欲しくて欲しくてたまらないなんて…。
「あ…、あぁ…っ」
  かたい先端が、雫のイイ場所をさすりあげる。
「や…っ。も、でちゃう…っ」
  けれども、雫が叫ぶより一足先に、遙の指が雫の欲望の根もとを堰きとめていた。
「……っ」
  解放の瞬間を奪われて、雫の瞳が見開く。
「あっ、や…っ」
  三秒ほど間を置いて、行き場を失った灼けるような欲望が、一気に逆流してくる。
  狂うような焦燥…。煽るように、遙が口づけてくる。
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