いとしのテディ・ボーイ
パーフェクトに恋をしよう
書籍紹介
今、つっつっ妻とか言っただろうっ
一年生のための思い出旅行を抜け出した直矢と、直矢を追ってきた宮緒は直矢の故郷に向かう。それを花瀬と藤原が追っかけて…? 待望のテディ第5弾!!
立ち読み
「ちょっッッ…なにやっ…」
なにやってやがる…と、みなまで言えなかった。
いきなり口づけられた直矢は、双眼を見開くことしかできない。言葉ごと、息さえも奪う勢いで絡みついてきた宮緒の舌が、チュジゥ……と湿った音を立てながら、きつく吸いあげてきたからである。
「うッ…ふんっっ…んンッ……」
鼻から息をしようとすれば、おのずと、乱れた息づかいになる。それがイヤで、宮緒の肩をわしづかんだ直矢は、無駄と知りつつも、その肩を押し戻そうと両手を突っぱねた。
「やっ…」
だが、こんなときの宮緒の力は、ハンパじゃなく強い。その肩を押し戻せた例が、一度もないのである。
逆に両手をひとまとめに握り捕られ、苦しい…とも言えないまま、角度を変えて再び口づけられた直矢は、背筋に回った宮緒の手を感じて、ピクリと肩を震わせた。
ピシャ…チュッ……。
歯の裏をなめられ、舌先を吸われるたびに、深く重なり合った唇と唇の隙間から、お互いの舌が交じり合う音が、湿りを帯びる。と同時に、熱いものが、身体の奥からこみあげてくる。
「みや…おっ……」
なにやってやがる…と、みなまで言えなかった。
いきなり口づけられた直矢は、双眼を見開くことしかできない。言葉ごと、息さえも奪う勢いで絡みついてきた宮緒の舌が、チュジゥ……と湿った音を立てながら、きつく吸いあげてきたからである。
「うッ…ふんっっ…んンッ……」
鼻から息をしようとすれば、おのずと、乱れた息づかいになる。それがイヤで、宮緒の肩をわしづかんだ直矢は、無駄と知りつつも、その肩を押し戻そうと両手を突っぱねた。
「やっ…」
だが、こんなときの宮緒の力は、ハンパじゃなく強い。その肩を押し戻せた例が、一度もないのである。
逆に両手をひとまとめに握り捕られ、苦しい…とも言えないまま、角度を変えて再び口づけられた直矢は、背筋に回った宮緒の手を感じて、ピクリと肩を震わせた。
ピシャ…チュッ……。
歯の裏をなめられ、舌先を吸われるたびに、深く重なり合った唇と唇の隙間から、お互いの舌が交じり合う音が、湿りを帯びる。と同時に、熱いものが、身体の奥からこみあげてくる。
「みや…おっ……」
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