恋の道は危険がいっぱい
書籍紹介
だんだん慣らされていくぅ~
忍者の末裔である忍信が祖父に命じられて忍びこんだのは、忍信の高校の副会長・壬生の家! ドジをして捕まった忍信はなぜか壬生に気に入られ、逃げられない~!?
立ち読み
しかしあいにくと疲れきった忍信には立ち上がるだけの気力がなく、当然のことながら風呂まで歩くことができない。
「えーん、お風呂~っ」
「行きたい?」
「……行きたい」
「じゃあ、抱っこしてって言って」
「……はっ?」
思いがけない言葉に、忍信はキョトンとする。
だが壬生は冗談を言ったつもりはないらしく、相変わらず口元に微笑を浮かべながらも真面目な表情だった。
「抱っこしてって可愛く言えたら、風呂場まで連れていってあげる」
「………」
「えーん、お風呂~っ」
「行きたい?」
「……行きたい」
「じゃあ、抱っこしてって言って」
「……はっ?」
思いがけない言葉に、忍信はキョトンとする。
だが壬生は冗談を言ったつもりはないらしく、相変わらず口元に微笑を浮かべながらも真面目な表情だった。
「抱っこしてって可愛く言えたら、風呂場まで連れていってあげる」
「………」
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