ラブソングをもう一度
書籍紹介
こんなの癖になったらどうするんだよ!
アイドル出身のオレ・春平と伊織は公私ともにラブラブなカップルだ。けど新ユニットを組んだ世羅に「歌っている先輩はオレのものだ」なんて言われて!?
立ち読み
「ねぇ春平先輩。泣かしてあげるよ。感情からじゃなくって、肉体の快感から思いきり」
「お生憎だな。春平はもう十分僕のモノで泣いてるよ」
「────!!」
実際目の前で横になっていた伊織の瞼がゆっくりと開いて、鋭い視線がオレを突き抜けて世羅に向けられると、オレの熱くなった肉体は瞬時にピキーンって凍りつき、今にも爆発寸前だった肉塊も、あれよあれよと言う間に縮こまっていった。
「あれぇ、起きちゃったの? 寝てていいのに」
けど、世羅のほうは“一体どういう神経してんだよ!”ってぐらいヘロッとしてて。殺気立ってる伊織の視線に、滅多刺しにされても微動だにしなかった。
それこそ笑って伊織の視線を真っ向から受け止めていた。
「──なんなら、そのまま一生
」
「寝てられるか、この野郎っ!」
伊織は、ぐったりとしている体を無理やり起こすと、その勢いのまま世羅に手を伸ばした。
「お生憎だな。春平はもう十分僕のモノで泣いてるよ」
「────!!」
実際目の前で横になっていた伊織の瞼がゆっくりと開いて、鋭い視線がオレを突き抜けて世羅に向けられると、オレの熱くなった肉体は瞬時にピキーンって凍りつき、今にも爆発寸前だった肉塊も、あれよあれよと言う間に縮こまっていった。
「あれぇ、起きちゃったの? 寝てていいのに」
けど、世羅のほうは“一体どういう神経してんだよ!”ってぐらいヘロッとしてて。殺気立ってる伊織の視線に、滅多刺しにされても微動だにしなかった。
それこそ笑って伊織の視線を真っ向から受け止めていた。
「──なんなら、そのまま一生

「寝てられるか、この野郎っ!」
伊織は、ぐったりとしている体を無理やり起こすと、その勢いのまま世羅に手を伸ばした。
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