バイオレンス・キッス
書籍紹介
もっとほかの美味しいところが欲しいな
七海は親友の元彼とその連れの八神に待ち伏せされる。二人の別れには裏があり、その真相を、エリートでムカつく八神と調べ始めるのだが……!?
立ち読み
「だからどうして僕がよりにもよって、お前の膝の上に横抱きされなきゃならないんだよっっ!!」
「しーっ。そんなに大きな声を出したら、作戦がバレバレになっちゃうでしょう? あなたは今、全寮制の学校という牢獄に囚われた僕に逢うために、勇気を振り絞ってわざわざ忍びこんできた、美しい年上の恋人…って役柄なんですよ
」
「しらっちゃけたこと言ってんじゃねぇよ! ここまでやる必要がどこにあるっっ!!」
とにかく、腰というか腹というかにしっかりと両腕を回し、撫でまわす八神の腕を必死に外そうと足掻きもがいた。
なのに八神は、僕が嫌がれば嫌がるほど、なんか楽しそうな顔をしながら、腕の力を強めてきた。
「だったらお前が抱かれろよ! なんで抱かれてるほうが僕なんだよ! お前が僕の膝に抱っこされりゃいいじゃないかよ! なんで年上の僕がこっちなんだよ!」
「しーっ。そんなに大きな声を出したら、作戦がバレバレになっちゃうでしょう? あなたは今、全寮制の学校という牢獄に囚われた僕に逢うために、勇気を振り絞ってわざわざ忍びこんできた、美しい年上の恋人…って役柄なんですよ

「しらっちゃけたこと言ってんじゃねぇよ! ここまでやる必要がどこにあるっっ!!」
とにかく、腰というか腹というかにしっかりと両腕を回し、撫でまわす八神の腕を必死に外そうと足掻きもがいた。
なのに八神は、僕が嫌がれば嫌がるほど、なんか楽しそうな顔をしながら、腕の力を強めてきた。
「だったらお前が抱かれろよ! なんで抱かれてるほうが僕なんだよ! お前が僕の膝に抱っこされりゃいいじゃないかよ! なんで年上の僕がこっちなんだよ!」
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