ナルシス同盟
書籍紹介
超笑えるーっ! 超かわいいーっ!
容姿も性格も正反対な2人、飛鷹と瀬戸内は、エレベーター事故のショックで中身が入れかわってしまう。
立ち読み
「あ…そうだ。僕、卵はアレルギーがあるんだけど、やっぱりこんな場合でも口にしないほうがいいのかな?」
ふと思い出したように瀬戸内が隣に話しかける。
当然遅かった。
「早く言え馬鹿野郎ーっっっっ!」
瀬戸内は、全身に発疹を出し、バリバリとかきむしっている飛鷹を見るなり慌ててベッドから飛び出した。無闇に体をかきむしっている腕を掴み、引き離す。
「馬鹿はお前だろう! 人の体に何してんだよ! 全身をミミズ脹れにする気か!?」
「だって…人事じゃねぇぞこのかゆみは!」
「ここは病院なんだから、薬を貰えば三十分もしないで治まるよ! だからひっかき回すのはやめろ!」
言い争ううちに、思いがけない力が瀬戸内に入り、飛鷹はベッドへと押し倒された。
と同時に、扉が開く。
「失礼するわね。ごめんなさいねー、さっきその辺りに体温計を忘れて………!」
ベッドに押し倒している&押し倒されている二人の構図に、看護婦の頬がちょっと染まった。
「………やっだもぉ
朝っぱらからお盛んなんだからぁ」
「────は!?」
ふと思い出したように瀬戸内が隣に話しかける。
当然遅かった。
「早く言え馬鹿野郎ーっっっっ!」
瀬戸内は、全身に発疹を出し、バリバリとかきむしっている飛鷹を見るなり慌ててベッドから飛び出した。無闇に体をかきむしっている腕を掴み、引き離す。
「馬鹿はお前だろう! 人の体に何してんだよ! 全身をミミズ脹れにする気か!?」
「だって…人事じゃねぇぞこのかゆみは!」
「ここは病院なんだから、薬を貰えば三十分もしないで治まるよ! だからひっかき回すのはやめろ!」
言い争ううちに、思いがけない力が瀬戸内に入り、飛鷹はベッドへと押し倒された。
と同時に、扉が開く。
「失礼するわね。ごめんなさいねー、さっきその辺りに体温計を忘れて………!」
ベッドに押し倒している&押し倒されている二人の構図に、看護婦の頬がちょっと染まった。
「………やっだもぉ

「────は!?」
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